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『爆竜戦隊アバレンジャー』感想8

◆第15話「アバレ世間は鬼ばかり」◆ (監督:坂本太郎 脚本:前川淳
人より多いダイノガッツを持っているのか、爆竜の卵に呼ばれた次郎少年、草むらで卵を拾う。その頃、恐竜やでは凌駕とらんるが父親の話題で盛り上がり、幸人が画面の隅でやさぐれていた。
そんな時、トリノイド・シャークルマーガレットが出現し、人々に排ガスキャノンを浴びせて暴れ回る。迎撃に出るアバレンジャーの前で、花占いを始めるトリノイド……「好き」「嫌い」「好き」「嫌い」「好き」「嫌い」「好き」「嫌い…………嫌いビーム!」
マーガレットから出た光線を浴びたらんるは、突然、納豆を手にアイドル時代の振り付けレッスンのスタジオに。
嫌いビームを浴びた者は、自分の最も嫌いものを幻覚で見せられる眩惑地獄に落ちてしまうのだ!
……らんるはミックスすぎて、納豆が嫌いなのかレッスンが嫌いなのかおかまっぽいレッスンコーチが嫌いなのか、わかりませんが(笑)
らんるに続き、アスカも嫌いビームによりジャンヌの幻覚に振り回され、戦闘不能に。そこに、「仲間に会いたい」という卵の声に導かれてやってきた次郎、それに気付いた幸人は彼を戦闘から遠ざけようとして、嫌いビームを浴びてしまう。
相変わらず子供に優しい幸人さん、それがダンディズム。
幻覚の中で般若の面に追われる幸人。錯乱した幸人は少年とともに排ガスキャノンを浴び、いよいよ大ピンチとなるアバレンジャーであったが、ひとり凌駕が嫌いビームを気合いで跳ね返し、トリノイドは撤退。
鬼の幻覚に惑い、少年を守りきれなかった自分に憤る幸人は、犬猿の仲である父親の経営する会社へと向かう。幸人の父、三条総一郎は日本屈指の企業・三条コーポレーションの社長であり、経済界にその名を鳴り響かせる立志伝中の人物であったが、「人の心も金で買える」と言ってはばからない、金至上主義者でもあった。
音信不通から数年ぶりの再会だという父親に、札束満載のトランクを叩きつける幸人。
「生まれた時から中学の時まであんたが俺に使った金だ。そっくりあんたに返してやる」
「体をいじくりまわしたついで法外にふっかけて得た金だろう」と返す父に、「少なくとも俺は、あんたみたいに人の心を金で買った事はない」と言い捨て、社長室を出ていく幸人は、再び出現したシャークルマーガレットの嫌いビームに自信満々で挑むが……やはり鬼の幻覚――父の社長室に飾られている般若の面――に錯乱状態に陥る。
幸人の暴走により大ピンチに陥るアバレンジャーであったが……「サメはどこで活躍するの?」とリジェのツッコミを受けたミケラが新技を思いついてその習得の為に一時撤退。そして病院では、排ガスキャノンを浴びた人達の容態が急変し、苦しみだしていた……。
まさかのアバレンジャー大苦戦&前後編。
しかしこれ、三条父的にはいきなりわけのわからない逆切れをくらった感じのような。
なんだかんだで父が職業チェックしているのは、次回への伏線になるのかな?


◆第16話「乗ってけ! アバレサーフィン」◆ (監督:坂本太郎 脚本:前川淳
らんるに朝食で納豆を克服させようとする恐竜やの面々。一方、帰宅しなかった幸人について、
「幸人さんなら、ずっとあの少年の病院にいるケラ」
……トリケラのストーカーっぷりよ。
普通の通信機と違って、人格を持った生物に全て筒抜けなのは凄く嫌だなぁ(^^;
一方、爆竜の卵を探すジャンヌさんは、再び京都で出てきた白い少女の「まだ、続けるの?」という幻覚?を見る。こちらは相変わらず、現時点では全く不明。
病院を訪れた凌駕に、父との確執、自分の過去を語る幸人。
三条コーポレーションの社長御曹司として帝王学を叩き込まれてきた幸人は、子供の頃から一日10時間の英才教育、父親の仕事に同伴、挙げ句の果てには、中学の時に彼女といちゃいちゃいしていたら彼女を金で引っ越しさせられていた!
……某浅見グループより凄いかもしれない(笑)
というか、『タイムレンジャー』の時にタツヤの過去ネタで、「浅見家直属別れさせ部隊がいたかも」と洒落で書いたら、三条家は直属どころか、社長自ら別れさせていました

「所詮この世は金が全て。人の心も金で買えるのだ」
「俺の人生まで、金で買えると思うなぁ!」

かくて幸人は中学生にして家出をし、その後は父親とは縁を切って生活してきたのであった。
幸人の話を聞いた凌駕は三条社長の下へ行き、お金を返して貰うと、それを幸人に渡す。
「もしかしたら鬼ってお父さんじゃ無いんじゃないですか?」
金で父親と縁を切ろうとした幸人の行為はかつて父親が幸人と彼女を別れさせたのと同じ事ではないのか? 凌駕に諭された幸人は自分が嫌っていたもの、それは父の幻影を引きずる自分自身である事に気づき、パワーアップして姿を現したシャークルマーガレットの幻覚攻撃を今度こそ打ち破る!
巨大化したシャークルマーガレットと戦うアバレンオーだが、水しぶき攻撃に融合が強制解除。そして街に迫る大津波。……その時、排ガスキャノンの影響から快復した次郎が爆竜の卵を持って現れる。そこから生まれたのは、爆竜ステゴスライドン! アバレンオースライドンへと爆竜コンバインしてスライドンを足下に敷いて海面を走るアバレンオーは、爆竜必殺スライダーアタックでシャークルマーガレットを撃破し、かくて街は救われるのであった。
なお、凌駕に嫌いビームが通用しなかった理由は、舞ちゃん曰く、
「りょうちゃんは、嫌いな人も嫌いな物もないからです」
との事。
……良くも悪くも、バカ無双。
幸人が自分自身を乗り越えたものの父との因縁は解決せず、凌駕と三条父の会話も無し。前者は先へと引っ張れるネタとはいえ、後者は出来ればしっかり描いてほしかったところ。アバレンは話の大枠は綺麗だけど、中が詰め足りないのがどうも目立つ。