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『マイティ・ソー』感想(ほぼネタバレなし)

アース神族は、ウルトラマンだったんだ! ……という話(待て)


かつてヨツンヘイムの氷の巨人達がミッドガルドを侵略しようとし、アースガルドの戦士達がそれを退けた戦いは後に伝説として語られ、ミッドガルド――地球において神話となった。それから幾星霜もの時が流れ、9の世界を治めるアースガルドの王オーディンが、息子ソーにその座を譲ろうとする晴の日、アースガルドの武器庫に巨人達の手先が忍び込むという事件が起きる。それは休戦状態にあったアースガルドとヨツンヘイムの間の大きな火種となり、一騎当千の英雄であり勇猛な戦士ではあるが直情径行で脳まで筋肉のソーの運命に、大きな変化をもたらすのであった……。
北欧神話をベースにしたアメコミ原作で、マーベルヒーロー大集合映画『アヴェンジャーズ』の前振り作品の一つ。
主人公ソー(日本では、「トール」表記が一般的な、北欧神話の雷の神がベース)は、無敵の力を持つ魔法のハンマー・ムジョルニルを奮う豪勇無双の戦士だが、少々血の気が多すぎて戦闘大好きな、ヴァイキング魂溢れるアースガルドの王子。王族として時代がかった礼節をわきまえていたりもするし、性格もそれほど悪くはなく、頭もたぶん本質的には悪くはないものの、とにかく暴れたくて仕方がないお年頃。いわば、暴れん坊王子
そんな暴れん坊王子が、父である偉大な王オーディンの勘気に触れ、力を奪われて地球へと追放されてしまう。超空間ゲート的なものの研究者(ヒロイン)に拾われた暴れん坊王子は、果たして地球でうまくやっていけるのか……?
ヒロインが割と綺麗なのはポイント高い。と思ったら、ナタリー・ポートマンでした。初めてナタリー・ポートマンにときめいた気がします。地球で出会う人々は、ヒロインの助手の女子大生も、ヒロインの父親代わりである老学者も、揃っていい味出しています。
一方、アースガルドでは、ソーとは違い慎重な性格で、能弁家にして魔法の使い手である弟ロキが何やら策をめぐらしていた。
そして父ちゃんが適当に投げ捨てたハンマーのために、地球は大騒ぎ。
前半のヨツンヘイムでの戦いは少々冗長に過ぎたかと思いましたが、その後はテンポ良く進んでいきます。ソーの地球への順応性が高すぎる気はしますが、アースガルドそのものはファンタジー世界ではなく、宇宙の異文明で地球の文化についても知っているようなので、事前にそれなりの知識はあったと見るべきか。
まあもう何て言うか、光の国なんですが!
あとそもそもの順序的には『ソー』の方が先でしょうが、アースガルドの人達は、凄く黄金聖闘士。特にヘイムダルアルデバラン感は小宇宙を感じるレベル。
全体として、キャラクターの戦力ヒエラルキーの見せ方が巧み。誰がどう強くてこう強くて、でもソーが全て吹っ飛ばす!というカタルシスがよく出来ています。
バカ度は思ったほど高くなく、“親子の物語”“兄弟の物語”そして“王の物語”をしっかりと盛り込んだ、こじっかりした作りのヒーロー映画。お金かけた上でオーソドックスにポイントを押さえて作られているので、映画は小難しくなくてすかっと楽しめれば良い、という方にはお薦め。
私はそういう嗜好なので、面白く楽しめました。
次はお楽しみの『キャプテン・アメリカ』を借りてこよう。