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『特救指令ソルブレイン』感想20

そういえば、「影丸茂樹」ってどこかで聞いた名前だなぁと思ったら、前回登場の田中巡査は、翌年のドラフトレッダーでした。
◆第33話「勇者が涙を流す時」◆ (監督:小笠原猛 脚本:宮下隼一)
冒頭からいきなりバラード調挿入歌をBGMに、万引き中学生達と戦う大樹と増田。
なにこの不思議なシーン。
そこへ跳び蹴りかまして乱入する少年。それはかつて大樹が補導した、コウヘイという非行少年であった。少年院から帰ってきた彼は更正とは程遠く、大樹にけじめをつける気満々。さすがに大樹にはいなされるものの、大樹が通信機に気を取られた隙に蹴りを入れるなど、善戦。
増田「事件ですか?!」
大樹「ここは頼む!
いや、増田ひとり置いていっても……案の定、逃げられる増田。
こうしてコウヘイは、刑事の顔に蹴り入れて逃げおおせた男、として悪ガキどものリーダー格に収まる。
大樹相手になかなか見せ場のあるアクションシーンで、前回に続いてなんらかの前振り出演かとも思いましたが、調べた限りでは特にそういう事はなし。
兄貴分の土居(広瀬匠!)に盗んだ高性能爆薬を港へ運ぶ運び屋として利用されるコウヘイだが、途中の事故で子分の一人が怪我をした事から、逆に土居を脅して金を取ろうとして……消されそうになる。それはそうだ。逃げおおせたコウヘイは110番通報し、ソルブレインが取引現場を押さえて捕まっていた悪ガキ達も無事に助け出される。
コウヘイ達はちんぴら以下のバカな悪ガキなので、ほぼ何も考えないで行動していても仕方ないといえば仕方ないのですが(そういう演出意図でもあるでしょうし)、そんな連中に運び屋を頼んで余計なトラブルを背負い込み、昼間っから堂々と駐車場で盗品の積み込みしている悪人達が、何から何まであまりにも杜撰すぎる……。
悪役が広瀬さんでなかったら、途中で心が折れていたかもしれない……(笑) 酷すぎるちんぴら役でしたが。
にしても、増田は民間人を巻き込んだ爆発が起きた時でも、何よりも真っ先に「ブレイバー!」を心配するのはどうなのだろう(笑)
この件で少年院に逆戻りする事になったコウヘイの元を訪れた大樹は、鑑別所から少年院への移送を見送りに来るだろう悪ガキ達の前で「みっともなく泣き叫んでほしい」と彼に頼む。そうする事で、彼を「勇者」と持ち上げる少年達が、これ以上浮かれて悪の道に引きずり込まれないように……そしてコウヘイ自身にも負の連鎖を断ち切って欲しいと。大樹の前では断るコウヘイだったが、見送る悪ガキ達の前で泣き叫んで少年院送りを嫌がってみせる。その姿に、失望して走り去っていく悪ガキ達……。
盗難事件そのものはBパート前半で解決し、後半5分、大樹によるコウヘイの説得という意欲的な構成でテーマも悪くはなかったのですが、あまりにも事件パートが杜撰すぎました。意欲は面白いけどエピソードとしては出来が悪かった、のが残念。
次回、とうとう大幅テコ入れ?
というか、あれはどう見ても……
もしかして:増田殉職でメンバー交代


◆第34話「新英雄(ニューヒーロー)九州へ!−PART1」◆ (監督:小西通雄 脚本:杉村升
前回のどたばた気味のSS−1回が置き土産と思ったら、普通に杉村さん登板でした。
熊本県荒尾市三井グリーンランドで遊ぶ、幸せそうな親子連れ、中田家。だが息子・光夫が何者かによって誘拐されてしまう。更に同じ頃、父親が専務を務める新和精密工業の有明工場で爆発火災が発生。支援要請を受けたソルブレインはSS−1で出動して救助にあたり、この二つの事件に関係があるのかもしれない、と現地警察と協力して継続捜査にあたる事になる。
早速、遊園地で光夫少年の行方を追って聞き込みにあたる増田に、襲いかかる黒い影! ここ2回ほどの格闘戦での活躍がフラグだったのか、拳銃の通用しない襲撃者にぼっこぼこにされた増田は意識を失う……。
雪まみれのウォータースライダーみたいな所での戦闘は、ロケ地を活かしていて格好良かったです。
しかし、玲子さんがプールに飛び込む必要はあったのか。
そして玲子が倒れ伏す増田の上で見つけたのは、ズバットカード!
「この者、役立たず」
……ではなくて、誘拐犯からの5000万円を要求する脅迫状であった。あわやと思われた増田もなんとか番組降板の危機を乗り切り、その証言から襲撃者の身元が浮かび上がる。男は、ボンバー本間。数ヶ月前に海外で傷害事件に巻き込まれ、行方不明になっていた元プロレスラーであった。
プロレスに詳しい亀さんの解説によると子供に人気があったというボンバーは、誘拐した光夫に手品を見せて楽しませたり、幼い子供を誘拐した事に不満そうだったり、そこはかとなく根はいい人の雰囲気。増田に襲いかかっている時はノリノリでしたが!
身代金の受け渡し場所として指定された福岡リコランドに向かった中田専務とソルブレイン、取引15分前に現場に着いて「館内に居る不審者を徹底的にチェックするんだ」とか、堂々と館内をうろつくドーザー、とか、どう見ても一番不審なのはソルブレインです。
「本庁のエリートだからって、調子に乗りやがって……!」(地元警察:某さん)
増田がやられて頭に血が昇っている大樹は、完全にこれが誘拐事件の捜査だという事を忘れています
案の定、犯人からかかってくる「刑事がたくさん張り込んでいるから取引しねーよ」という電話。もっとも犯人も増田の上に脅迫状を残しているぐらいなので、これを見越して罠を仕掛けている、という設定ではあるのですが、それにしてももう少し、誘拐事件らしい捜査をしてほしかった所ではあります。
リコランドが吹っ飛ぶほどの爆弾を仕掛けた、という犯人からの電話に爆弾を探すソルブレインは、地下施設で爆弾を発見。だがそれを解除しようとしたブレイバーに、ボンバーが襲いかかる!
ドラム缶を投げるというボンバーの凄まじい攻撃に大苦戦するブレイバー。というか、34話目にして、ブレイバー、初の完敗? 人間離れした怪力でブレイバーを追い込むボンバーだったが、突如ブレイバーの前で苦しみだすと、メタルボディの異形の姿へと変貌する。彼の正体は、金属人間だったのだ!
ケルベロスのビームすら無効化するメタルボンバーの攻撃の前に、駆け付けたジャンヌとドーザーも倒れ、かつてない大ピンチに陥るソルブレイン
だがその時――現場に飛び込む一台のパトカー、そして姿を現す、新戦士・ナイトファイヤー!!
ナイトファイヤーの放つパイルトルネードを受けてメタルボンバーは撤退。そしてナイトファイヤーのマスクの下から現れたのは、香川竜馬! どうして竜馬がここに居るのか? 金属人間とは何者なのか? そして事件の黒幕の目的とは? 今、九州を舞台にソルブレイン史上最大の戦いが始まる!
約20分、ナイトファイヤー登場までの前振りだった(笑) という凄い話。
前回の次回予告が、本編で使われなかったカットまで含めて、見せ過ぎもいいところだったような(^^;
劇中で大樹達が正木に連絡を取って、新兵器の最終チェックで忙しい……という伏線シーンが2回ほど入るのですが、「本部長が来てくれない」「本部長が素っ気ない」とか、やたらに正木に九州に来てほしがる大樹達がちょっとおかしい(^^;
そんな正木は何故か通信機で金属人間について言及するし、色々おかしい。
ボンバーがそもそも海外で行方不明になっているので、インターポール絡みで竜馬さん登場と繋げるのかもしれませんが。
終始サングラスな敵の黒幕とか、なにやら後ろ暗い事がありそうな中田専務とか、幾つか伏線は張っているので、次回、どうまとめるか一応期待。
それにしても、初登場時のアピールポイントが光線兵器とか、ナイトファイヤー(騎士? 夜?)は全くレスキューしそうな気配がないのですが、警察庁はどこまで武力強化するつもりなのか。