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懐かしの『太陽戦隊サンバルカン』

世相を思うに、このタイミングで配信開始した引きは凄いな……(笑)
北極海に現れ、調査に向かった原子力潜水艦偵察機を次々と撃破した敵の出現に、
「サミットは、太陽戦隊の結成を満場一致で決議した」
でスタート。
サンバルカンのメンバーとして選出された地球平和守備隊の空軍・海軍・レンジャー部隊にそれぞれ所属する3人の青年が、指定された集合場所に集い、マスターにブレスレットを見せて3人のブレスのシンボルを謎の機械にはめると、秘密基地への道が開ける……と、昔ながらの秘密組織ものの雰囲気が燃えます。……いやまあ、昔の作品なんですけど。
こうしてサンバルカンとして訓練を始めた3人だが、地球の支配を目論む機械帝国ブラックマグマは、既にその巨大ロボットの存在を察知していた。
「恐るべき超兵器だ。赤子の内にひねり潰すに限る」
……と、いきなりスパイに写真を撮られているのですが(笑)
で、基地に攻め込んできた機械生命体とサンバルカンが戦闘開始。一気にサンバルカンロボまで登場です。
とにかく全体として、ストーリーもアクションも、物凄く荒っぽい作品。
今見ると、現代の作品は勿論として、この5年後ぐらいの作品でも凄く試行錯誤が見えるというか、経験の蓄積とそれにともなう技術と質の向上がかなり窺えます。
なのですが、戦闘を終えて三人が本部へ戻ると
嵐山長官(岸田森!)「ところで、ここにスパイがいる」
てっきりスルーされる(よくある事)と思っていたので、バトルの後にこれが来たのはビックリ。
ブラックマグマのスパイだったのは、長官の女秘書! スパイは正体を現し、基地もろとも自爆しようとするが、基地の機能で外に排出されて爆死
いやぁ、ここは凄かった。さすが大先生*1(笑)
秘書的お姉さんを好きな身としては、本当は長官の助手には残ってほしかったですが!
今見ると、長官がスナック店長に偽装しているとか、黄色がカレー食ってるとか、合体技がボールとかは、『ゴレンジャー』意識か。
EDには既に曽我町子様が登場していて、番組乗っ取る気満々(笑)

*1:第1話脚本:上原正三