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『快傑ズバット』感想4

OP最初のタイトルコールがやたらな高音から、低めの声に変更。そもそも最初はなぜあんなに甲高かったのか。
◆第5話「花売り少女と白い粉」◆ (監督:田中秀夫 脚本:長坂秀佳
珍しく冒頭から都会……の片隅で花とマッチを売る少女。
どこまでもここは、パラレル日本。
だがその少女ミチルが行っているのは、合い言葉を告げる人間への、麻薬の販売であった。そうとは知らずに同情から花を買おうとした通りすがりのみどりとオサムは、紅薔薇連盟の雑魚に路地裏に連れ込まれ、今日も勢いではたかれる。
――そこに響くギターの音色!
なんかもう、このパターンを格好いいと思わせたら番組の勝ちです(笑)
「誰だてめえ」
「地獄から来た掃除人。おまえたちのような埃を、掃除して回っている男さ」
うむ、格好いいから仕方ない。
二人を助けた早川は、みどりに「これ以上、旅を続けるのはおやめさない」と告げると、紅薔薇連盟へのアジトへと乗り込む。
「ふっふっふ、いきがりやがって、てめえが早川かい」
「ふっふっふ、しゃれやがって、てめえがハスラーかい」
そこに現れた用心棒、日本で二番目のビリヤードとキュー使いの名人・必殺ハスラーをビリヤード対決で破った早川はミチルを追うが、取引現場を押さえてミチルを捕まえようとしていた刑事達を、それとは知らずに邪魔してしまう。ミチルの売っているのが麻薬である事を東条から知らされた早川は善意からミチルを救おうとするが、麻薬を広げる紅薔薇連盟のボス・紅蜘蛛に育てられ、彼を善人と信じて疑わないミチルに、嫌がられて逃げられる(笑)
少女に袖にされた腹いせに、再び紅薔薇連盟のアジトへ乗り込んで紅蜘蛛を叩きのめす早川であったが、「紅蜘蛛のおじちゃんをいじめないで!」とミチルが紅蜘蛛をかばうと、自らポケットに両手を突っ込み、紅薔薇団のちんぴら達に袋叩きにされるのであった。
ここはヒーローも相手(この場合はミチル)の気持ちを考えないで調子に乗るとしっぺ返しを受ける、という意味では凄く正しいシーン。
そのミチルの言葉によって暴行から解放された早川は、紅蜘蛛を信じ切るミチルに残酷な真実を告げる事が果たして正しいのか、思い悩む。しかし紅蜘蛛は、警察と早川に目を付けられたミチルを切り捨てる事を決め、ミチルの殺害を早川に予告して待ち受ける。ミチルを助けに赴くも、紅蜘蛛の狙撃を受けて砂利置き場から転落する早川――と、その時、ズバッカー!
と新パターンでズバット参上。
前口上の途中で画面の端から雑魚が近づく、というのは面白かったです(笑)
終始、やたら格好いい演出のハスラーは、仕込みキューによって攻撃してくるものの、返し技を受けて死亡(?)
イカすぜ……そのキュー捌き……」
毎度の事ですが、支部長は死なないのに、用心棒はさっくり殺られる『ズバット』世界。
今日は拷問時間少な目で、さくっとズバット・アタック。そして5話にして、ズバット・アタックがただの跳び蹴りに!
そこは敢えて、変更しない方が良かったなぁ……。
紅蜘蛛は「俺にはその時間にはアリバイがあるぅ……」飛鳥五郎殺害疑惑に抗弁し、今回も真犯人は霧の中なのであった。……というか途中まで完全に目的が違った(ミチル救出)事を考えるに、いつも以上に思いつきで聞いたとしか思えませんが。
さすらいの私立探偵・早川健の捜査方法は、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる拷問による自白の強要なのである。
後に某自称美少女天才魔道士が良い事を言いました。
「悪党に人権はない」
復讐と誤爆の旅は続く……。


◆第6話「海にほえるマシンガン」◆ (監督:田中秀夫 脚本:長坂秀佳
今回、早川健が訪れたのは、港町。
まあ、1回は訪れないとね、港町!
船から波止場にわざとらしくジャンプで着地した早川は、靴の裏でマッチを擦ってシガリロに火を点けると、通りすがりの銀行強盗の真っ最中に殴り込み。
……なんかもう、冒頭1分でお腹一杯です(笑)
そしてまたまた、火の点いた葉巻を敵の口に突っ込み友の形見のギターで殴り飛ばし、好き放題
鮮やかな拳銃捌きで強盗達のマフラーを撃ち落とし素顔をさらけ出させた早川は、彼等のボス・海賊キッドの所に案内させようとするが、そこへ響くマシンガンの銃声。その射撃と高笑いに、飛鳥殺害犯を思いだした早川は敵を追うが、爆弾トラップに引っかかって捕まり、海に捨てられる。
早川を始末した(と思った)海賊キッドだったが、銀行強盗の失敗で、お説教を受ける。
首領L今回のお言葉:「貴様も悪の大組織ダッカーの一員なら、徹底しろ!」
再び銀行を襲撃し、合わせて目撃者を始末するキッド一味。
……早川が強盗達のスカーフを撃ち落とした事で、えらい二次被害が発生(^^;
その早川は、海岸に打ち上げられていた所を通りすがりのみどりとオサムに助けられ、病院で手術後、銀行強盗を叩きのめした際に救った家族が経営する旅館に運ばれていた。前回、「これ以上、旅を続けるのはおやめさない」と言った相手に命を救われ、えらくばつの悪そうな早川。
女将から銀行が再び襲撃された事を聞いた早川は「目撃者を殺す海賊とは許せない」と怒りを燃やすが、目撃者である女将一家、そして重傷の早川達の警護を指揮する東条に、
「そんな体で何ができる。第一、罪もない目撃者が狙われたのは、おまえのせいだ。おまえが五人組の覆面を取ったりしなければ、あの人達は殺されたり狙われたりする事はなかった」
ズバッとツッコまれる。
「おまえが動くと、巻き添えを食う人間がまた増える」
おー、まさかはっきりと、劇中の人物がそれを口にしてくるとは。
だがしかし、シーン変わると、キッド一味に連れ去られて殺されそうになる目撃者の女性(^^;
警察、おい、警察!
地元警察は裏でキッド一味と繋がっていて、東条の指揮にスムーズに従ってくれない、とここはしておきたい。
そんな目撃者を救うのは勿論、先程の反省はどこへやら、既にノリノリの早川健
……の前に姿を現した用心棒はす、世界で二番目のトマホーク投げの名人・レッドボア(ネイティブアメリカン風)。トマホーク投げ対決でレッドボアを破り、目撃者を救出した早川の元へ、遅ればせながら警官隊と東条がやってくる。
「本気で犯人を捕まえたかったら、ピーポーパーポー、やらないで来るこった」
早川の怪我を気遣いつつも、事件に関わるなと告げる東条に、やや喧嘩腰に早川が返す……と、毎回ラストでズバットカードを読み上げるだけ、というまさかの可哀想なオチ要員かと思われた東条刑事が、前回今回の出番増大で急速にキャラが深まり非常に面白い立ち位置となってきました。友情と正義感、そして本気で迷惑が入り交じった複雑な視線、単なるなあなあの関係ではない、男の意地と意地。
これに法治と天誅という立場の違い……までは踏み込まずに流しそうな気はしますが(早川、娑婆に出られなくなりそうですし)、圧倒的なご都合便利キャラである東条にも、情念を匂わせる辺りは、さすが長坂秀佳
東条と微妙に擦れ違いながらも旅館に戻った早川を待ち受けていたのは、息子がさらわれたという女将の叫びと、彼を呼び出す海賊キッドからの置き手紙であった!
警・察!
その場の格好付けで被害を広げる早川も悪いですが、警察も全く役に立たない為、誰も彼もがダメという困った展開。
だから全国各地で悪の組織が大暴れなんですよ!(納得)
少年を救出に向かい捕まる早川だが、縄をほどこうと暴れた結果、縛りつけられていた杭が抜けて、断崖絶壁から海に落下(笑) 残された少年にレッドボアの槍が迫るが、そこへ爆音を轟かせて現れる、ズバッカー! 今回はAパートが約15分(配信表示)と長かった事もあってか、Bパート早々にズバット参上。雑魚とレッドボアを蹴散らすと、海賊キッド(そういえば今回は覆面ではなく眼帯)へお仕置きタイム。
前回殴り足りなかったのと、東条に責められた事イライラが募っていたズバットは、松の木を背にダメージが逃げないようにした上で、盛大に殴る蹴るの暴行。
そして復活の股間ダイブ。
……むしろ、前回は何だったのか。
海賊キッドを叩きのめして満足した早川は、近づくサイレンの音を耳に、ズバットカードを残して去っていく――今は、友と分かり合えなくてもいい、男はひとりで行くものさ。