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『世界忍者戦ジライヤ』感想3

◆第5話「奪われた磁光真空剣!!」◆ (監督:辻理 脚本:高久進
磁光真空剣が厳重に隠されている事が判明。
……まあ、気を付けないと銃刀法違反で捕まるから!
その磁光真空剣を手に早朝訓練に励む闘破を見つめる、二人の男……そして、「むやみやたらと磁光真空剣を持ち出すな!」と闘破を叱るお父さん。
捕まるからね。
ところがそんな磁光真空剣を、弟・学が持ち出した上に、妖魔一族に奪われてしまう!
その妖魔一族を追う、紫色の新忍者、槍忍・突破。通常時の名前が「飛鳥竜」、服装も70年代ヒーロー風とまるで主人公デザインなのですが、「武器が槍」なのでたぶん主役にはなれない。
突破の追跡をかわし、まんまと磁光真空剣を手に入れる妖魔一族であったが、そこに襲いかかる、謎の巨大トカゲ。それは怪物の幻影?を操る世界忍者、異形忍・紅トカゲ! ここの戦闘シーンの音楽が、主役不在なのに妙に格好いい。
早くも、「○忍」(2文字)パターンは諦めた模様。まあ、無理にこだわって途中でとんでもない名前とか出てくるよりは、早々にパターンを広げて良かったと思います。紅トカゲは、カラス天狗、紅牙、縞縞の人を一蹴する剣技の使い手の上に、謎のトカゲ変身、そして何故かキャノン砲、というオールマイティ型の強豪。
紅牙を人質に磁光真空剣を渡すように迫られた毒斎様は、
「娘の命にはかえられん」
とあっさり刀を渡す。
毒斎様、素敵
磁光真空剣を入手してニヤニヤする紅トカゲのアジトに潜入する柳生麗破だったが、紅トカゲに退けられたところを突破に助けられ、家族会議中の山路家にアジトの場所を教えて去っていく。
……正直まだ、麗破さんと紅牙さん素顔の区別がつかないので、もう少し、服装で差をつけてほしい(^^;
紅トカゲのアジトに乗り込む、哲山と闘破。磁光真空剣を振るう紅トカゲだったがジライヤのように光らせる事が出来ず(「レーザー刀」、と言うらしい)、学の目くらましを受けた所でジライヤは刀の奪取に成功。必殺の磁光真空剣で紅トカゲの覆面を切り裂いた所で、父さんが間に入って勝負はそこまで。紅トカゲはレーザー刀の姿を見て、深く満足。
「もう、思い残す事はない。私は日本を離れ、名刀を求めて、またさすらいの旅に出る」
この人、世界各地で大迷惑なのでは……。
なぜ自分だけが磁光真空剣を輝かせる事が出来るのか、と首をひねる闘破に「今にわかる時がくる」と告げる哲山。そしてそれを見て帰っていく麗破と突破はどうやら知り合いらしい……と、伏線幾つか。
妹の話に続いて、弟にスポットを当てて、とオーソドックスかつスムーズに展開。お父さんも怪我が治ったのか、やや復活。趣味はどうやら盆栽の模様。前回の鳩に続いてペットの犬も登場し、「家族の物語」の部分を前面に出しているのは面白い。ごく当たり前のように、磁光真空剣が光った状態を「レーザー刀」と急に皆が言いだすのだけ気になったのですが、既出を聞き逃した……という事は無いと思うのだけどなぁ(^^; これはまあ、セルフパロディ的な物かとは思うのですけど、「パコ」「ボード」に続いて、どうして重要な用語が横文字なのか(笑)
……というか、バード星人がまた、争いの種になるマジックアイテム(例:魔神兜)を地球に投棄したのか?!