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『爆竜戦隊アバレンジャー』感想26

◆第47話「5人のアバレンジャー」◆ (監督:諸田敏 脚本:前川淳
「あなたはもう、一人じゃない」
苦節30話あまり、凌駕の度重なるアタックに遂に屈した仲代先生、とうとう、恐竜やに寝かされて、恐竜カレーを食べてしまう。
なんかもう、色々と駄目だ
「うまいじゃないか」
そういえばこの人、ヤツデンワニに家事をさせたり、リジェの作った料理を割と素直に食べていたり、食べ物で懐柔されるタイプなのか。
「今日からここが、仲代先生の家ですからね」という凌駕の爆弾発言に目を剥く幸人らだが、舞ちゃんが折り鶴を渡したり、なし崩し的に受け入れざるを得ない雰囲気に。
介さん、居候はこれで、凌駕&舞、幸人、らんる、アスカ、エミポン、に続いて7人目。アパート経営でもしているのか、やっぱり。
ヤツデンワニはたぶん、店の床。
一方、ダイノアースのジャンヌさんはまたもスティラコから電波を受け取り、
「5つの力が一つになる時、奇跡の光が闇を追い払う」
というメッセージを恐竜やのアスカへと送っていた。
本当になんなんだ、スティラコ。
もしかしてラスボス……というか、遙か太古に外宇宙から地球へ飛来したデズモゾーリャが<旧支配者>だとすると、スティラコは<旧き神>という事でよろしいのでしょうか。と考えると、ダイノアースの竜人族って元来、デズモゾーリャの影響を受けて発生したディープ・ワン的な混血種で、その為に邪命体と相性がいいのではないだろうか。
アバレンジャー』は、コズミック・ホラーだったんだ!
繰り返し復活を阻止する邪魔なアバレンジャーを仕留めるべく、ジャンヌとともに出撃するデズモゾーリャ。
腫れ物扱いの仲代先生は、次元の扉反応を見て独り出ていく。遅れて出撃した4人の前に現れたデズモゾーリャはジャンヌを捕らえると、自らは着ぐるみ状態・デズモリジュエルへと変身。雪山の決戦で圧倒的な力を見せるデズモリジュエルに一太刀浴びせてマホロを救出するアバレブラックだったが、強烈な攻撃を受けて変身解除。マックス化しようとしたアバレッドらもダメージを負って変身が解けてしまう。
やはり最初から、アスカさんをマックス化するべきだったと思うんです。
4人にとどめを刺すべく、デズモリジュエルが迫る。
だがその時、雪原にひらめく白いロングコート――!
「俺は俺として生きていく、生き続けてやる! それが最高だ。――ときめきだ」
遂にアバレンジャーに加わる、仲代壬琴。
5人揃って爆竜チェンジ!
「ときめきの白眉……アバレキラー!」
なるほど、その名乗りを考える時間が必要だったので単独行動で重役出勤だったのですね。
揃い踏みに盛り上がる恐竜やで、ひとり神妙な謎の少女。
「いよいよ、お別れの時が来たみたい。行かなくてはいけないの」
舞ちゃんらに別れを告げた白い少女は戦いの場に現れると、5人のアバレンジャーのダイノガッツビームを受けて苦しむデズモリジュエルの前に立ち光を放つ。
「そこは、あなたの場所じゃない」
少女の光を受けてデズモゾーリャ様はリジュエルの中から追い出され、残された肉体は、リジュエル→リジェを経て、赤ん坊の姿に戻る。デズモゾーリャの寄生によって歪められていた子供の時間が、今ようやく正常なものに戻ったのだ。だがデズモゾーリャの精神体はマホロに乗り移って撤退。アスカの手には、寸前にマホロから託された赤ん坊だけが残るのであった。
……父親は、アスカさんになるのでしょうか、デズモゾーリャ様になるのでしょうか(おぃ)
ジャンヌ/マホロとリジェ(リジュエル)の母子関係は、初期から用意されていたネタだろう割には、後半ばたばたっと通り過ぎただけという感じで、残念。まあ適度に隠しつつ適度に見せるという事でそのバランスが難しかったのかもしれませんが、「親子関係」をテーマの中心に据えている作品だけに、もう少し頑張ってほしかったです。
戦い終わり、
「ワニのやつ、引っ越しの片付けは済んでるんだろうな」
と、恐竜やへの居候を諦めて受け入れる仲代先生。
……まあよくよく考えると仲代先生も、現在無職ですしね!
通帳には金がうなっているのでしょうけど。
エヴォリアン侵略の園では、ジャンヌの姿で戻ったデズモゾーリャが「今こそおまえら二人が、原初の姿に戻る時」とヴォッファとミケラを融合させ、邪命体の器として乗り移る事で更なる異形、デズモヴォーラへと変貌する。
「我が怒り、我が恨み、我が憎しみ、今、最高潮に達したり」
えー……なんか、微妙に情けないぞ、デズモゾーリャ様(^^;


◆第48話「ファイナルアバレゲーム」◆ (監督:諸田敏 脚本:會川昇
デズモヴォーラへと変貌したデズモゾーリャ様。
だが、その真の肉体となる器は既に存在しないのでは……?
「ところが、最高の肉体の用意がととのっているんだな」
「しかもあの肉体なら、爆竜どもも、手も足も出まい」
同化融合しつつも喋るヴォッファとミケラ。おいしいキャラクターだったので、これは嬉しい。
デズモヴォーラはマホロを生命の樹に捕らえると、完全復活をもくろんでアナザアースへと向かう。
この期に及んで、マホロさんを殺さずに捕まえておくデズモゾーリャ様は、どう考えてもマホロさんが好きすぎます。
デズモヴォーラの降臨と共に、赤い雪の降りしきるアナザアース。雪を浴びた人々は凶暴化し、街は暴徒化した人々で溢れかえる。
街の人「俺は俺の好きな事をやってるだけ、文句あっか!」
壬琴「こいつは俺だなぁ」
凌駕「そんな事はありません、あなたは俺達と同じ」
壬琴「俺は、お前とは違う」
そんな人々から立ちのぼる黒いオーラが集中する場所で、デズモヴォーラと対峙するアバレンジャー。無敵マックスフィールドが神の前に敗れ、かつてないピンチに陥るが、アバレッドが触腕に貫かれる寸前、身を挺してそれをかばうキラー。腹に巨大な風穴の開くキラーだが、アナザデズモゾーリャによって無限の生命力を与えられているその肉体は、瞬時に傷を塞いでいく!
「いわば今の俺は不死身、違うか?!」
キラーの猛攻を受け、合体攻撃で倒れるデズモヴォーラ。だが、人々の悪の心によって東京湾に眠っていた器が復活すると、キラーを連れてそれに乗り込む。海の底から目覚めたのは……バクレンオー!
……って何?
介さんの解説によると、「この夏、日本を零下に陥れた、凶悪合体爆竜」との事で、どうやら、夏の映画ネタな模様。
神とはそういう面を持つものとはいえ、ひたすら借り物の器でしか戦えないデズモゾーリャ様であります。
バクレンオーのコックピットの中で、壬琴の中のアナザデズモゾーリャとの融合をはかるデズモヴォーラ。どうでもいいが、何となく「カルボナーラ」と語感が似ている気がして仕方がない(おぃ) 抵抗する壬琴に対し、「この力を失ってただの人間になりたくないのだろう」と問うデズモヴォーラだったが、壬琴の答は違った。

「俺は、おまえのおかげで、子供の頃から、おかしな力を持ち、友達の一人も、いやしなかった。
許されないことも、たくさん、してしまった……。
だがそれを、おまえのせいにしようとは思わない!
これも俺だ! 俺の一部だ!
教えてやろう、デズモゾーリャ!!」

さらっと寂しんぼだった事を告白しつつ、壬琴の叫びは、バクレンオーと対峙するアバレンオーとマックスリュウオーの元にまで響く。

「人の中には、大な小なり、化け物がいるのかもな。だが人はそれと戦い続け、いつかは勝利する事ができる。少なくとも、あいつらは、そう信じている。だから俺も信じる、あいつらのことを! 俺の中のデズモゾーリャと、戦い続ける!」

その叫びに答え、アバレンジャーはそれぞれのダイノガッツを、バクレンオーの中の壬琴へと送る!

「感じるぜ、あいつらのダイノガッツが!
そして、俺のダイノガッツがぁぁぁ!
ときめくぜ――」

迸る強烈なダイノガッツにより、壬琴の中のアナザデズモゾーリャは消滅。「爆竜チェンジ」すると壬琴は外へと脱出し、アバレンオーとマックスリュウオーのダブル攻撃がバクレンオーを撃破。完全復活に失敗したデズモヴォーラは自ら巨大化するとアバレンオーとマックスリュウオーを撃破するが、その前へ立ちはだかるのは、満身創痍のアバレキラー操るキラーオー!
怒濤の必殺技ラッシュでキラーオーは巨大デズモヴォーラを秒殺。
ここは最後のド派手な立ち回りというのもありますが、絶頂期を思わせるアバレっぷりで、熱かった。
デズモヴォーラは完全に消滅し、壬琴の元に駆け寄る凌駕達だったが、壬琴は全身から血を噴き出して倒れる。自身の中のアナザデズモゾーリャを消滅させた事により、既に限界を超えていた壬琴の肉体、そしてダイノマインダーの爆発を抑える力もまた、失われていたのである。
おそらくヒーロー物としてはかなり過激な流血ショットですが、白を基調とした仲代先生に鮮血が映えて良い演出になりました。
壬琴はなんとか彼を助けたいと願う凌駕をふりほどき、降り立ったトップゲイラーに乗ると、自爆の被害(東京が消滅するレベル)を防ぐべく、成層圏へと上昇していく。

「皮肉なもんだ。生きたいと思った。この俺が。だが不思議と、悪い気分じゃない」

目を閉じる壬琴。
「人間」と運命をともにする事を選んだトップゲイラーは大気圏を突破して宇宙へと辿り着く……

「おまえはオレ達を充分にときめかせたゲラ。おまえはもう、ときめきを探す必要はない。さらばだ、“壬琴”……」

命尽きた壬琴の腕で、ダイノマインダーが爆発。巨大な閃光の中、ここに最凶最悪のアバレ戦士と爆竜、宇宙に消える。
こうして全ての決着はついた……かに思えた。だがデズモゾーリャはダイノアースへ舞い戻ると、侵略の園の生命の樹と合体。まだまだしぶとく、アナザアース侵略を諦めない。これぞ不屈のデズモガッツ!
それにしても、
〔デズモリジュエル状態で倒される→女の子に追い出される→合体攻撃で吹っ飛ばされる→ジャンヌに乗り移って転進→デズモヴォーラになる→キラー猛攻&合体攻撃で倒される→バクレンオーに乗り込む→アナザデズモゾーリャ消滅→バクレンオー倒される→巨大デズモヴォーラ倒される〕
これだけ戦隊に倒されるラスボスも、珍しい(笑)
いよいよあと3話というところで、遂に、
ときめき刑事、殉職。
アバレキラー退場編という事で気合いの入った1本。
仲代先生の場合、さすがに途中で色々やりすぎてしまっているので、正義の仲間入りしたから丸く収めて水に流すというわけにもいかず、人のために尽くす旅に出るルート、か、相討ちルートか、といった感じではありましたが、ド派手に散りました。物語の因果応報としては納得です。後半非常に存在意義の薄くなったキラーオーも最後に大アバレで良かった。
出来ればやはり、トップゲイラーとの関係性については、もう少し深めておければ良かったのですが。
途中、まさかのヒモ化など色々ありましたが、番組を象徴するキャラクターでありました。抑えた声での「爆竜チェンジ」と各種アレンジを含めテーマ曲は格好良かったです。顔が、もう少し好みだったら、最高だったんですが(笑)
次回――なんかどんどん格好悪くなっていきますよデズモゾーリャ様?!