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『快傑ズバット』感想13

◆第18話「危うし!シャボン玉の恋」」◆ (監督:田中秀夫 脚本:長坂秀佳
幼稚園の花壇から、毒ガス
噴出機が一個置いてあるだけかと思ったら、延々とパイプを張っていたり、けっこう凝っています。
その出所を探ってパイプを追った青年・白野は、毒ガスを仕掛けた黒ひげ党に見つかり、崖に追い詰められる。
そこに現れるのは(中略)しばき倒して青年を救出する(おぃ)
黒ひげ党構成員は、服装はいつものダッカー雑魚共通であるものの、全員、付け髭という、妙な凝り方(笑)
青年を助けてその場を後にしようとする早川だが、そこへ飛んでくるのは、ラグビーボール*1
なんだか今回は、小道具のインパクトがいちいち強い。
姿を見せる、黒ひげ党の用心棒、アメリカンフットボールの名手・死神サミー。
「ただし、日本じゃあ二番目だ」
……多分、本場だと下から二番目ぐらい。
フリーキックの一撃で岩を破壊してみるサミーだが、それはおそらく、ボールの中に火薬が仕込んである。
対して早川は、ボールに空中チョップを浴びせると、ボールが土の中に潜り、ドリル攻撃的にサミーを地下から強襲。
「これが俺の、ゴールキックさ」
ルール、覚えて
二人は幼稚園に戻り、白野は花壇を掘り返すが、何故か毒ガスのパイプは消えていた。
「これ以上、あの人の作ってくれた花壇を壊さないで」
と妙齢の女性園長・露草アンヌに止められ、叫びながら走り去る白野。幼稚園の花壇は、アンヌの恋人・栗須が夜中にこっそりと園に作っているもので、白野はそんな栗須が大嫌い、となんだか三角関係の匂い。
「シャボン玉、いいもんだな。久しぶりに見せてもらったよ」
「でも、すぐに壊れちまうよ」
「壊れたらまた作ればいい。前のよりもっと綺麗な、もっと大きなのを作ってやろうと思えばいいじゃないか」
何となく上から目線で白野(三枚目)を慰める早川健(二枚目)。
今回凄く困った所なのですが、最初から最後まで、白野が何者なのかさっぱりわかりません。
幼稚園の職員という理解で良いのかもしれませんが、そういう描写が一切無いので、園長に横恋慕してストーキングしている変態(装備:シャボン玉)に見えなくもない。
白野の栗須への不審も、園長といい仲のちょび髭が腹立たしい! というレベルを超えず(これは、意図的ではあるのでしょうが)、果たして、この男に理解を示していいのやら。というか単純に、あんな好意だだもれの男が「栗須は悪いやつだ!」とか叫びながら園内で暴れていたら、警察を呼びたい。
そして、そんな白野の本性は、屋根裏の散歩者であった……!
夜な夜な天井裏を徘徊し、他人の秘密を覗き見るのを趣味とする白野(※劇中にそんな描写は一切ありませんが、他に、突然天井裏に居る理由が思いつきません)は、ある日、黒ひげ党が幼稚園に毒ガス発生装置付きのロバの遊具を運び込む段取りを相談している所、そして黒ひげ党のボス・黒ひげの正体が栗須である事を目撃してしまう。
おやつの時間に作動し、子供なら5秒でいちころ、という毒ガスの噴霧を防ぐべく、翌日、幼稚園に乗り込んだ白野は善良を装った栗須の手によって運び込まれたロバの遊具をめっためたにたたき壊すが、そのロバには何も仕掛けられていなかった!
「ここにはもう二度と来ないで」
と園長に拒絶され、更に黒ひげ党に袋叩きにされる白野。早川に助けられた白野は、深夜、病院のベッドを抜け出すと、幼稚園に密かに花壇を作りに行く。園の人々は誤解していたが、こっそりと花壇を作っていたのは栗須ではなく、白野だったのだ。
なんて恐ろしいストーカーでしょう。
降りしきる雨の中、痛む体にむち打って花壇をつくる白野の背に上着をかけるが、手伝おうとはしない早川。
夜中にがたいのいい男が二人、園に侵入して花壇を掘り返している気配に気付いて起きてきた園長は、 通報 白野に対する誤解を解き、二人を園内へと迎え入れる。
だが翌日、白野が眠っている間に、再び運び込まれたロバから毒ガスが発動。早川が必死にそれを抱えて外に捨てる事で事なきを得るが、その間に白野が黒ひげ党にさらわれ、園長もそれを追っていってしまう。黒ひげ/栗須の目的は白野を早川が助けようとしたところで、トラップの爆弾でともに亡き者とし、邪魔者を諸共に抹殺する事にあった。
その上で、数十億円のアンヌの遺産を手にするべく、彼女と結婚、そして事故に見せかけて殺す……なんと今回の計画は全て、えらく気の長い遺産強奪が目的であった。
今日から俺はおまえの夫になる」
白野を捜すアンヌに、婚姻届けを突きつける栗須/黒ひげ。
「次におまえは事故で死ぬ」
なんかもう、面倒くさくなってきたようです。
一方、囚われの白野が飛ばすシャボン玉を見つけた早川は白野を発見するが、トラップの爆弾が爆発。二人とも死んでしまったのか……しかし、危機に陥るアンヌの前に、ズバッカーが駆け付ける!
雑魚を蹴散らすズバットだが、死神サミーの毒ガスゴールキックを受けてしまう。毒ガスの影響で苦しみ、本調子の出ないズバットに次々と炸裂するタックル攻撃・弾丸アタック。思わぬバッドステータス攻撃に苦戦するズバットであったが、タックルを受けている内にいい感じにゲージが溜まり、突然の反撃でサミーを撃破。
そういえば今回は袋叩きにされていなかったので、気力が溜まりきっていなかった模様。
戦闘力のない黒ひげを時間ギリギリまで痛めつけ、「飛鳥、やはりこいつでもなかったよ」と冷静に考えてはいけない台詞を口にした後、ズバットカードを残して去っていく早川。駆け付けたパトカーもとい東条はズバットカードを手にする。
(早川、おまえはまた……)
そして助けられた白野とアンヌが何も言わず旅の空へ消えてしまった早川の名を叫ぶ……と、久々に最初期のパターンに戻してきました。
出番が増えるほどに危険人物になっていく東条にとっては、これで良かったのかもしれません(笑)
なお、みどり&オサムは、白野が黒ひげ党に袋叩きにされる現場を目撃して早川に伝える、というシーンで登場。この二人は本格的に、いったい何をしたいのか。ちなみに16・17話の前後編ではオサムはちらっと出てきたものの、みどりは一切出てこなかったのですが、おそらく、ゲストヒロインが“兄を想う妹”という立ち位置なので、意図的に出さなかったのではないか、と推察。ラストシーンが遺影の前、立ち去る早川、というのも恐らく、1話と意識してかぶらせていますし。
最後に園長先生、その男(白野)は、やめておいた方がいいと思います。

*1:正確には、アメフトのボール