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『快傑ズバット』感想21

◆第29話「父母なき子 涙の復讐」◆ (監督:田中秀夫 脚本:長坂秀佳
赤永会が捕まえていた科学者、湯川夫妻が脱走。組織のボスである闇の黒兵衛は、夫妻を見つける為に息子のタケルを人質にしようとするが、そこに現れる早川健。構成員をなぎ倒し子供を助ける早川に向かって飛んでくるピンクのボール。
その一撃の主は赤永会の用心棒、墨染めの着物姿にして、テニスの名人・陣太郎。
手にするラケットが100円ショップのプラスチック玩具のコーナーによくあるやつに見えて仕方ありません。
早川の「だが日本じゃあ、二番目だ」
に対し、
「馬鹿も日曜祭日に休み休み言いたまえ」
とおもしろ台詞で返す陣太郎だったが、テニス対決は早川が勝利。早川は目くらましを使って、タケル少年らを連れて、その場を脱出する。
「早川ー! 隠れるのも日本一か、早川ー!」
と、いちいち面白い陣太郎。
タケル少年が家に帰ると、祖父の元に逃亡中の母親から電話が来ていた。両親が隠れる別荘へ向かう早川・タケル少年・祖父だったが、駆けつけた時には既に遅く、赤永会の追っ手の銃弾を受けた父は死亡。母親もまた、一通の封筒を託して、絶命する。その封筒の中身こそ、湯川夫妻が赤永会の命令で作らされていた秘密兵器の設計図であった。
「タケル、泣いている場合じゃない。これだ、これで親の仇をとってやるんじゃ!」
両親の死を目の前にした直後の孫を、封筒を手に男らしく励ます祖父。
別荘を囲まれて逃亡を図る3人は、工事現場の事務所に潜り込む。そこでダイナマイトを発見し、
「儂はこれでも火薬取り扱いのライセンスを持ってるんですよ。これさえあれば、やつらなんて怖くないぞー」
どこまでも前のめりな祖父。
恐るべし、戦中派。
さすがに祖父にやらせるのはどうかと思ったのか、ダイナマイト無双で雑魚を散らす早川(ヒーローのダイナマイト無双は、珍しい気がする)。しかし赤永会がタケルの近所の人達を人質に取り、「人質の命が欲しければ書類を持って1時間以内に本部へ来い」と脅迫を受けてしまう。
ダイナマイトを両手に用心棒へと突撃し、人質を逃がす事に成功した早川だったが、陣太郎のスマッシュ爆弾を受けて、退却。その爆発を遠目に見たタケルは早川が死んでしまったのだと思い込み、銃撃で負傷した祖父に頼み込んで、書類の代わりに30本のダイナマイトを身につけ赤永会の本部へと向かう!
いくら孫に必死に頼まれたからって
「奴らがタケルの体に触れると、大爆発するしかけにしておいた」
って、一度断ったぐらいでは何の免罪符にもなりません(笑)
しかし、自爆覚悟で赤永会本部に乗り込んだタケルに迫るのは、狙撃の銃弾……そこへ飛び込んでくるのは、ズバッカー! 陣太郎の連続スマッシュ攻撃を受けるズバットだったが、鞭でラケットを奪い取って爆弾ボールごと投げ返し、陣太郎、爆死。扇子を振るって健闘した黒兵衛もしばき倒され、秘密兵器は秘密のまま、ここに赤永会は壊滅するのであった。
もしかして:東条出番ないの、初?
そういえば:首領Lも出なかった。


◆第30話「悲しき生と死の間に」◆ (監督:田中秀夫 脚本:長坂秀佳
珍しく冒頭から登場したオサムくん、苦しむ老人を助けて医者へ連れて行くが、その診療所は病人で溢れかえっていた! 街は悪の組織グレン団によって、BRGペスト散布の実験場とされていたのだ。東京の病院からワクチンが届けられるまで、なんとか患者達の熱を下げてやるしかない……乙部医師とオサムくん、それに診療所を手伝っていたみどりさんは患者達の看護に奔走する……。
ところが、東京からワクチンを運んでいた車は、グレン団の変装した偽警官隊の襲撃を受け、医者は死亡。車を運転していた助手の乙部美樹(乙部医師の娘)はワクチンを手に逃げ出すが、行く手をグレン団の構成員に阻まれ危機に陥る……そこに現れたのは、早川健
グレン団のボス・キングボーは、白タイツの変態。
用心棒は、槍の名人・ガラバー。老婆の用心棒という新機軸でしたが、「あいにくだが、あちらのお嬢さんの手当が先だ」と早川健、珍しく対決を拒否。結局は、槍の穂先を打ち出すガラバーの攻撃を受けるものの、穂先を投げ返し、更にガソリンに火をつけてバイクで逃亡。しかし追っ手の攻撃を受け、早川と美樹は負傷してしまう。
一方、乙部診療所では、不幸属性のみどりさんがウィルスに感染して倒れていた。
案の定、余計な患者が増えました(^^;
美樹を説き伏せた早川は、ワクチンを手に街へと急ぐ。次々とグレン団の襲撃を受けながらも、なんとか街へたどり着く早川だったが、待ち構えていたガラバーの攻撃を受け、疲労困憊。そんな早川の前に美樹が姿を見せ、早川の代わりに自分がワクチンを届けにいこうとするが、敵はまだ居る筈だ、と美樹を強引に気絶させる早川。その前にまたも立ちはだかるガラバーの爆弾槍!(穂先が飛ぶと爆発)
続けざまの爆発攻撃に追い詰められる早川健、爆発に飲み込まれ、その姿が消える……だがその時、いつの間にやらガラバーの背後のビルに早川健! 高い所で余裕綽々でギターを奏でる早川へ向けて炸裂するガラバーの爆弾槍。あわれ早川はその直撃を受け、ビルから落下する……。
しかし、早川は実は倉庫の物陰に隠れていた。今の出来事に嫌な予感を覚えながらも診療所へ向かった早川は、途中で出会った通りすがりの東条にワクチンを託すと、慌てて現場へと駆け戻る。ビルの下の草むらに倒れていたのは……早川そっくりの衣装を着た、乙部美樹! 彼女は命を賭けて敵の目を欺く囮となり、その結果、息を引き取る。
ここで、ゲストキャラを殺してしまうのは、凄い。
凄いのですが、そもそもこれ、美樹に届けさせて早川が囮になれば互いの生存確率が上がった可能性が高く、どうにも早川の判断ミス。まあ実際のところ早川は、巻き込まれ体質と同じぐらい巻き込み体質なうえに、判断ミスが多いのも今に始まった事ではないですが。
基本、圧倒的な個人能力で全てを押し切っていくタイプだからなぁ。
怒りを燃やす早川は、ズバッカーでグレン団本部に殴り込み。槍爆弾による、大火薬祭り。ズバットはガラバーをしめあげ、その髪の毛に手をかけると、なんとガラバーは老婆に変装した男……という、つまるところ変態だった!
「美樹さんの仇だ、立て!」
カツラと皮膚の特殊メイクをはぎとったズバット、ガラバーにキック→腹パンチ→顔パンチ→投げ→キック→腹パンチ→顔パンチお仕置きフルコースを執行、トドメは鞭の握り部分で、刺突。
残ったキングボーは盛大なコケ芸を披露し、成敗。
かくてグレン団は壊滅するのであった。
事件は無事に解決し……美樹の遺影に言葉をかける乙部医師。
「美樹……ご苦労だった……」
医師はやおら屋敷を飛び出すと、いずこともなく叫ぶ。
「早川さーーーーーん! 患者は、患者は、治りましたぞーーー!!」
で幕。
この最後の叫びは無しで、遺影に語りかけるシーンで終わっても良かったよーな。広田演出っぽくなりますが。
まあ、久々にヒロインらしく苦しんでみたみどりさんを全く拾わないのもどうかと思ったのでしょうけど。みどりさん、高熱で苦しんで譫言で早川の名前とか呼んでみたけど、回復シーン全く描かれないとか、相変わらず安定した存在感です。
次回、
「対決! 真犯人は首領L?」

ナレーションだと
「解決! 真犯人は首領L」
に聞こえて、まさかの予告で快傑?!と思ったら、さすがに違った。