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『五星戦隊ダイレンジャー』感想8

◆第15話「3バカサッカー」◆ (監督:坂本太郎 脚本:荒川稔久
OPになぜか、怪人乱入。本編のシーンかと思ったら……本編では使ってないシーンもぼちぼち入っていて、今後この手法になるのかしら。
友達が遊べなくなって暇になった妹・洋子に遊びに行こうとせがまれる亮だったが、将児達を招いて餃子を試食してもらう予定があった為に、それを断る。
「こんな可愛い妹が誘ってんだよ」
「ばーか、餃子の方が100倍可愛いさ」
……ううむ、仕事熱心で大変立派、の筈なのに、妙なフェチズムまで発揮しだしたダメ人間に見えるのは、何故だろう。
ところが、一人で遊びに出た洋子は巨大なサッカーボールに襲われ、神風大将・墓石社長・電話先生の、落ちこぼれゴーマ怪人3人組に捕まってしまう。
「ただ殴り合って勝負するなんざ、俺たちの趣味じゃねえんだ」
3人組は、洋子の悲鳴を聞いて駆けつけた亮に、ゴーマ流サッカーで勝負を挑む。妹を人質にされ、指定の場所へ絶対に一人で来い、と言われた亮は将児達との約束を断り、たった一人で地獄平へと向かう。
「しょうがねえだろ! 悪いって言ってんだろっ」
「なんなんだよその態度!」
「しつこいんだよ!」
隠し事が下手という事なのでしょうが、何故か妙にこじれて、将児を殴り飛ばす亮(笑)
コミュニケーション能力が低いのは、血統でしょうか。
一方、地獄平で亮を待ち受ける3人組に、ザイドスさん。
「一人一人じゃろくに戦えないおまえらを、わざわざ、チームにしてやったんだ! 死んだ気でやれい!」
事務仕事も大変です(笑)
そしてどう見てもこの3バカトリオ、3事務員を引き写しているとしか思えず、色々と刺さる。
業務が忙しいザイドスは姿を消し、かわって約束の時間に一人現れる亮。洋子は妖力によって作られた風船の中に閉じ込められており、亮がゴーマ側のゴールにシュートを決めれば、洋子は風船から解放される。しかしゴーマが亮側のゴールにシュートを決めれば、ゴールから迸る電撃が亮を打つ! 3on1どころか、3バカ+ゴーマ雑魚vsリュウレンジャー、という圧倒的に不利な状況で今、ゴーマ式電流サッカーデスマッチ、キックオフ!
試合開始の笛とともに、Jリーグのテーマ? 流れ出す(笑)
あの、「オーレ オレオレオレー♪」というやつ。
いちはやくボールを奪ったリュウレンジャーがゴーマゴールを目指すが、足が遅い神風大将、バイクを呼ぶ(笑)
もう、好き放題。
神風大将の蹴りを受け、倒れるリュウレンジャー。
「おまえらも普段の恨みを晴らせ、リュウレンジャーを思いっきりいたぶっていいぞ」
と雑魚に指示を出すのですが、ゴーマ雑魚って使い捨てだと思っていたのですが、もしかしてカラス天狗みたいな再生タイプなのでしょうか? まあ、仲間の恨み、という事かもしれませんが。
ボールを手で触る以外は何でもあり、のゴーマ式サッカーにより窮地に陥るリュウレンジャー。そしてボールはゴールに突き刺さり、電撃がリュウレンジャーを直撃。吹っ飛んだリュウレンジャーは変身も解除され、立ち上がる事もままならない。もう一発食らったらまずい……動けない亮を前に、とどめとばかりに炸裂する、3バカ合体、トリプルハリケーン。その一撃でボールはゴールに突き刺さり……だが、電撃は発生しない。
首をひねる3バカの前で、煙のようにかき消えるゴール。そして“本物”のゴールの前に現れる、4人の仲間。
「ここにおわす大五様の、天幻星・幻ゴールだ!」
それは、大五の生み出した幻のゴールだったのだ。互いに駆け寄る4人と亮。よろける亮を支え、しかしすぐに背を向けて将児に任せる大五さん、今日も超格好いい。
「この野郎! 水くせえじゃねえかよ、意地張りやがって」
将児は亮に拳を向け、しかし顔の前で止めて、ごく軽いピンタ。
「俺たちが来たからには、今までのようにはさせねえぜ!」
見得を切る大五さんの後ろで、亮と将児が手を打ちあわせる、というのも実に格好いい。そして5人は、気力転身。
「天に輝く五つ星! 今日は特別、サッカー戦隊!」
この後、「○○! 気力ボンバー!」と続くのですが、「○○」の部分が、聞き取れず。私の耳には「調教!」と聞こえるのですが、それだと意味不明ですし……似た音で意味が通る範囲だと「蹴球!」なのですけど、何回か聞いたけど、どうもそうは聞こえない……どなたか、こう聞こえた、と自信のある方がいらしたらコメントお願いします(^^;
再開するサッカー対決……というか、ボール蹴りながらの戦闘。
いつの間にかしっかりゴールを守っているキリンレンジャーが熱い(笑)
ダイレンジャー各人がそれぞれの技の冴えをみせ、最後はリュウレンジャーの「気力! 天火星・稲妻シュート!」」が炸裂。洋子は無事に解放され、3バカは巨大化。
大連王を出すまでもないと思ったのか、久々に龍星王が武人変化。しかし、足以外の所に触ると爆発する巨大サッカーボール攻撃を受け、ややダメージ。ちょっとした苦戦はあったものの、最後は杖を軸とした旋風脚で弾き返し、3バカ大爆発。亮は餃子を仲間に振る舞い、皆から好評を得るのであった……。
そして敗北した3バカは、どうやら巧く逃げおおせたようで、ぼろぼろの体を引きずりながら、夕日の中をよろよろ歩み去るのであった。
「夕日の、ばっかやろぉーーー」
ゴーマ3バカの、明日はどっちだ?!
個人的には普段あまり合わない演出ラインなのですが、こういった遊び心の溢れる回を演出させると、坂本監督は実に軽妙。コメディ寄りながらも仲間達の結束もしっかりと描かれ、面白くまとまりました。
次回、クジャク再び。そろそろラブですか?!


◆第16話「ゴロゴロ子供石」◆ (監督:坂本太郎 脚本:藤井邦夫)
今回はガラさんが、袋から怪人を放り投げる。前回に引き続いての新OP演出で、どうやら、パターン化する模様。
自転車乗った怪人のテロップまで入りました(笑)
しかしここまでやるなら、怪人の声優名は出してほしかったところ。
毎度の事ですが、東映特撮のOPキャスト表記は、作品によって方針がバラバラすぎで困ります(^^;
まあ、怪人はあくまで怪人、とした時にどこまで表記するか、というのは難しい所ではあるのでしょうが。同じく着ぐるみ怪人において重要な要素であるとはいえ、実際、スーツアクター名などが明記されたと仮定すると、それはそれでファンタジーが薄まってしまうという感覚はわからないでもありません。この後シリーズではしばらくして(『超力戦隊オーレンジャー』ぐらいから?)、声優名はOPに出るようになっていきますが、その辺り、どうするべきか、という考え方の問題はあったのかもしれません。
そういう点では、目出し・口出しのデザインが多いとはいえ、実質的に“中の人”を俳優としてしっかり表記した『世界忍者戦ジライヤ』の世界忍者は異彩。特にその前の『超人機メタルダー』が、主要ゲストキャラの名前すら出ない表記だっただけに。
さて本編、
子供も好き・動物も好き
ダイレンジャーにおける、いい男成分を一手に担う大五さんは、ユキという少女と仲良くなる。その頃、街ではゴーマ怪人・ハニワ腹話術師が暗躍。子供達が次々と光線を浴びて石に変えられていた。
次々と子供達が石化する、という怪事件を追うダイレンジャー。しかし、事件の影響で子供達が外で遊んでいない事もあり、ゴーマ怪人の姿は見つからず、手がかりもない。
「本当に、ゴーマの怪人の仕業なのかなぁ」
リン「当たり前でしょ! 他に誰が子供を石にするなんて酷い事すると思う?」
“酷い事”、というか、そんなファンタジーな事、ゴーマ怪人以外の誰に出来るのかと思ったのですが…………この亮の淡泊な反応は、もしかして、このぐらいの怪事件は珍しくもないという事なのか。
そう考えると3話で、将児と和が「人形の操る自動車に襲われた」という怪事件を語ったのに、リモコンによる悪戯扱いでスルーされ、赤と桃が二人でお茶しに行ってしまった事にも納得がいきます。
……嗚呼、TOKYOディストピア
駄目なのは亮ではなく、この世界だった!
やはりここは、『ウインスペクター』世界と極めて近い並行宇宙(杉村時空)に違いありません(笑)
月一ぐらいで市井のマッドサイエンティストがトンデモな騒動を巻き起こすのは、極めてよくある出来事なのです。子供の石化ぐらい、人類の科学力でどうにでもなるのです。
それにしても今作の変わっている所は、この台詞を将児でも和でもなく、亮に言わせてしまうところ。妙にその姿勢は一貫していますし。
たぶん亮が真の意味で本気を発揮するのは、愛する餃子の為だけ。
一方、ペットショップからの帰り道にクジャクと行き会ったユキは、催眠術をかけられて公園に遊びに行きハニワ腹話術師の光線を浴びるが、石化しない。それこそ、ゴーマの血を引く末裔である証拠。ガラの目的は、ハニワ光線によって石化しない子供達――ゴーマ一族の末裔――を探し出し、怪人に改造して戦力を補充する事にあった。
だがそこへ、ガラを付け狙うクジャクが登場。更に、ユキの忘れ物を届けようと彼女の家に向かっていた大五が、クジャクの気を見つけて参戦。ハニワ腹話術師の秘技・人形操りにピンチに陥るシシレンジャーだったが、クジャクの助けもあり、大輪剣でハニワを撃破。しかしその間に、ガラはユキをさらって姿を消してしまう。
ガラはどこへ消えたのか……それは、囮に使ったユキの気を追う事でわかると言うクジャクに、大五は激昂する。復讐のため、いたいけな少女すら囮に使う事をいとわないクジャク……
「ガラに復讐するためなら、私は手段を選ばない」
「許さん、そんなクジャクは許さん!」
遂に真っ向から決裂する、クジャクと大五。
……まあ大五さん、短時間にどれだけクジャクに骨抜きにされたのか、という感じはあるのですが(笑) 二人の気は同調しているという事なので、恐らくそこから互いの本質が読み取れるとか、そんな所なのかとは思われます。その辺りはもう少し、先のクジャク編の時点で、台詞で補強しても良かったとは思いますが。
ユキの気を追って姿を消すクジャク、それを探す大五、一方ガラは、ユキが石化しなかったのはクジャクの催眠術の影響であった事に気付き、逆に罠を張る。
まさか催眠術がばれるとは思っていなかったのか、単純に迂闊なのか、ガラのアジトへ乗り込んだクジャクは、ユキを逆に囮にした罠にあっさり引っかかり、結界に閉じ込められてしまう。
何となくそんな気もしていましたが、この人、思ったより、《知略》低いな……(笑)
ダイ族の戦士はこんな感じで、《武勇》にパラメータ振りすぎた人ばかりなのでしょうかッ?! (例:駄目オヤジ)
ピンチに陥るクジャクだったが、力業で結界を破り、ユキとともに脱出。強引な結界破壊により傷を負った自分に、囮として使った恨み言どころか、怪我の手当をしてくれるユキに、恨みはないのか……? と問うクジャク

「誰でも怪我をして苦しんでれば、憎んだり恨んじゃいけないって大五のお兄ちゃんが言ったわ」
「え、大五が?」
「うん、そしたら仲良くなれるって」

いいところで流す用の主題歌バラードアレンジは、泣かせが聞いて格好いい。
そんな二人の元へ迫るゴーマの追っ手。
「大五、この子だけでも……」
クジャクは大五へと気を送り、クジャクの気を探っていた大五はそれを感じ取ると二人の元に駆けつけ、霧隠れで脱出。追いすがるハニワの前に、ダイレンジャーが揃い踏み。
獅子拳vsハニワ拳の一騎打ち、天幻星二刀斬りがハニワを切り裂くが、ハニワはまたも復活。その時、クジャクの助言が大五に届き、大五はハニワ腹話術師の本体であった人形を撃破。これによりハニワは、自爆・巨大化。
前回お休みした大連王、開幕から飛ばして、ハニワに連続攻撃。通常ならこう調子が良すぎると手痛い反撃が待っているものですが……巨大ハニワの放つ操り糸が大連王に絡みつき、さて特殊能力発動かと思いきや、大連王・大放電で、むしろ手痛い反撃を受ける巨大ハニワ(笑) そして必殺の疾風怒濤。
今回もスプリント戦でした。
ひどいなぁホント(笑)
ハニワ腹話術師は倒れ、元に戻る子供達。石化した状態のまま公園に置いてあるとか、恐るべし、世紀末TOKYOディストピア
大五はユキと無事に再会し、クジャクが再び姿を消した事を聞く。
「お兄ちゃん……あの人、泣いてたの」
「泣いてた……?」
ユキを通じ、大五の心に触れ、人としての優しさをわずかに取り戻したクジャク……だが、彼女の体にはある異変が起きていた。弱った体を引きずりながら、姿を消すクジャク……頭の羽根飾りが一つ落ちた、それはいったい何を意味するのか……? その事を知らず、大五は、クジャクとの再会を待ち望むのであった。
うーん……孔雀明王の力による生命力が尽きてきたとか、そーいう感じでしょうか? 出来ればこのカップルには、ハッピーエンドを迎えてほしいのだけど、嫌な感じの伏線を張ってきたなぁ(^^;
次回、新戦士は小学生?
今のところ5人でうまくバランスが取れているので、6人目の登場で、どんな形で話が転がるか。期待と不安が半々。……というか、6人目の前にもう一度ぐらい、和さんにスポットを当てて欲しかった(笑)