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『世界忍者戦ジライヤジャイアント』感想20

◆第35話「天空に立つ磁雷神」◆ (監督:三ツ村鐵治 脚本:高久進
ナレーション「世紀の秘宝パコが悪の手に落ちる! ――と思われたその時」
崖崩れで妖魔一族全滅?!
磁雷神、腰の所にわかりやすく書いてあるおかげで、誰にでも「磁雷神」とわかるのは素晴らしい。
哲山「誰が作ったか知らないが、パコのかわりに磁雷神が隠されていようとは」
戸隠流 どうやら先祖も えげつない
「これはいったい、どういうことだ……おのれぇ!」
何とか無事だった妖魔一族、毒斎はゴーマに磁雷神への攻撃を命令し、ここに発生する巨大バトル。その間に哲山は磔の闘破を見張るキラーとコマンドを陽動して引きつけると、その隙に麗破が闘破を救出。そこに恵美破も合流するが、もたらされたのは、人質にされていた家族の少女が高熱を出しており、危険な状態にあるという事だった。医術の心得もある哲山が診ると少女は日射病になっており、動かすのも危険という事で、恵美破が川へ水を汲みに行き、学が麓へ救急車を呼びに行く事になる。
巨大ロボ出現なんて事をやった回で、あくまで家族にスポットを当てに行くのは、今作の素晴らしい所。
麓へ向かう途中、闘破を探して徘徊していたキラーとコマンドに接触してしまう学。宙返りをしたり、パチンコ目つぶしで攻撃したりと、キラーとコマンドを翻弄。確かによく見ると、武神アーマーの胸部にパチンコが装着されていました。そして遂にロープアクションに挑み、ロープで崖を降りようとする学だったが、キラーとコマンドに見つかってロープを切られ、崖から転落。
……あーこれ、死んだわ的な倒れ方(笑)
だが、武神アーマーの防御力は想像以上に高く、なんとか意識を取り戻した学は、「めぐみちゃんの命は俺にかかってるんだ、行くぞー、行くんだ」と立ち上がり、麓を目指して走るのであった。
一方、棒立ちでゴーマの攻撃を受け続ける磁雷神の元へ向かおうとするジライヤ。
「闘破、磁光真空剣もないのよ!」
「わかっている。俺には……これがある、徒手空拳。あの化け物と戦ってやる」
凄いネタ来た。
ここでOPまで流れてしまい、こんな格好いい「徒手空拳」の使い方は、初めて見たかもしれません(笑)
実際やる事は、気合い頼みの突撃、というのが少々あれですが。
ジライヤが解放された事に気付いた毒斎は妖魔巨獣の目標をジライヤに変更。窮地に陥るジライヤだが、その時ジライヤスーツの目が光り、ゴーマの攻撃で膝を付いていた磁雷神が、それに反応するかのように立ち上がる。
「磁雷神が怒っている!」
精神を統一し、磁雷神と合身するジライヤ。
今ここに、巨大なハニワに過ぎなかった磁雷神にジライヤの命が吹き込まれたのだ!
ジライヤの意思で動くようになった磁雷神、槍を振り回してゴーマを攻撃。それを見た毒斎は、自らゴーマの頭の上へと飛び移る。
「ジライヤ、出てこい。妖魔巨獣が勝つか、磁雷神が勝つか、勝負しろ!」
激突する、磁雷神@ジライヤ、ゴーマ@毒斎!
ゴーマの頭部で揺れる、ミニチュア毒斎!(笑)
激しい戦いの末、磁雷神の剣の一撃を受け、毒斎、転落(笑)
……えーまあ何というか、死なずに済んで本当に良かった。
色々と例もあるだけに、頭の上に乗った時はもう駄目だと思いました。
続けて妖魔巨獣ゴーマも、磁雷神の攻撃を受け、転落爆死。
巨大戦は盛り上げた割には、磁雷神には特に必殺技など無し。非常に地味に、ゴーマを成敗してしまいました。
「ジライヤめ、よくも妖魔巨獣を倒したな! こうなったら、戸隠流を全滅させてやる。行くぞぉ!」
転落の際に頭でも打ったのか支離滅裂な鬨の声をあげる毒斎様。
どう考えても、無理
キラー、コマンドと合流して突撃するが、磁雷神の槍振り回しで、あっさり撤退(笑)
安定の駄目さ加減。
撤退する妖魔一族の前に、退路を塞ぐ形でジライヤ参上。
まさに、前門のジライヤ、後門の磁雷神。
妖魔一族に訪れる、かつてない最大の危機!!
おかしい、先週は、いけいけどんどんだったのに!!
不意をついて麗破が奪われた磁光真空剣を取り戻し、ジライヤvs毒斎様、一騎打ち。空中戦なども交え、かなり本気の一騎打ちが展開した結果、磁光真空剣の斬撃を受けて毒斎様の懐からボードと妖術師のドクロがこぼれ落ち、ジライヤはボードを取り返すと共に、ドクロを両断。続けてキラーとコマンドを、磁光真空剣真っ向両断そして横一閃、によりまとめて撃破し、妖魔一族は完全退却。
雇って良かった、短期バイト。
そして学の活躍により救急車は無事に到着し、少女と家族は救急車に乗せられていくのだった。
救急隊員の皆さんも、変な鎧着た子供に呼ばれて山の中へと車を走らせてきたら、ディスコで踊っていそうな格好の女や日本刀持った忍者装束のおじさんとか居て、ビックリです。
明らかに、目を合わせないようにしています。
「学よくやった、それでこそ戸隠流の忍者だ」
と学が褒められるのは、珍しいかも。
ここでちゃんと、頑張りが認められる部分が入っているのは良い所。

ナレーション:
「磁雷神は、いつの時代、誰の手によって作られたのか、定かではない。
(中略)
それにしても世紀の秘宝パコは、いったいどこにあるのだろうか」

……て、本当に、先祖がパコの代わりに巨大ロボットを仕込んでいたというオチなの?(^^;
ボード自体は、どさくさまぎれに完全な形で山地家に戻ってきたので、適当なタイミングで何か発動しそうですが。……壺は、投げて壊しちゃったしなぁ。
そして妖術師のドクロを破壊してしまい、磁雷神は、いったい次から何と戦えばいいのか。
急展開というかむしろ物語が混迷を深める中、次回、割と普通に格好いいデザインの世界忍者登場。


◆第36話「闇に光る黒猫の目! 怪盗デビルキャッツ」◆ (監督:岡本明久 脚本:扇澤延男)
「この世の全ての宝石は、俺が持ってこそ輝くのだ!」
都内に出没する、連続宝石泥棒、闇忍デビルキャッツ。その正体は、占い師・黒猫。
人気の占い館に押されて冴えないヘンリー楽珍は、占いのハッタリの為にクロを貸してほしいと山地家を訪れるが、闘破に、にべもなく断られる。
「だーめ。クロをそんなペテンには使えません」
今日の闘破はちょっと妙なテンションだなぁと思ったら、父さんが国際忍者会議に出席する為にヨーロッパへ飛んでいて不在らしい。
国際忍者会議ってなんだ。
近所で響くサイレンの音に野次馬に向かった兄妹は、デビルキャッツに盗難を受けた屋敷に現れる、占い師・黒猫を目撃する。そこに乱入した楽珍を止めようとした学の「こそ泥野郎はジライヤが捕まえるよ」という言葉に、鋭く光る黒猫の瞳。
「俺はプライドの無い人間は嫌いだ。それ以上に、俺のプライドを傷つけるヤツは許さない」
ジライヤ、流れ弾で黒猫の恨みを買う事に。
道場に戻った闘破は麗からデビルキャッツの情報を得ると、捕まえてやると大張り切り。
「父ちゃんがいないと、ホント元気なんだから」
と学にも突っ込まれたところで、道場に投げ込まれるデビルキャッツからの泥棒予告状。その夜、ジライヤと麗破は、予告された宝石店のガードへと向かう。
先ほど名前を聞いたばかりのジライヤの本拠地の場所は……やっぱり妖魔一族に聞いたなんだろうなぁ。
烈牙「ご利用ありがとうございます。こちら、妖魔情報センターでございます」
黒猫「あー、ちょっとジライヤっていう忍者の情報を知りたいんだけど?」
烈牙「料金によって松竹梅コースで情報量が変わりますが、いかがなさいますか?」
黒猫「んー、とりあえず、住所だけわかればいいんだけどー」
烈牙「それでしたら、基本情報セットの〔梅〕コースでよろしいかと思います。ところで現在キャンペーン中で……」
みたいな。
予告通りに姿を見せたデビルキャッツと対峙するジライヤと麗破。デビルキャッツは盗んだ宝石は「盗んでいるのではなく、そもそも私の物だ」と宣い、なぜなら「神に選ばれた私以外は、宝石を持つに値しない」、という、いい感じのキチガイ。だがそんないい感じのキチガイの華麗な動きに翻弄され、まんまと逃げられてしまうジライヤ。
「オヤジ、面目ない」
闘破、同情で正座して反省。
扉の隙間から突き刺さる弟妹の視線がクリティカルで痛い(笑)
「可哀想だけど、いい薬よ」
二人の視線を逃れた闘破、屋上で吾泣き濡れて犬とたわむる。
「なにが戸隠流正統だ。泥棒ひとり捕まえられないんだから」
更にとどめとばかり、敗北したジライヤを笑いものにする矢文(笑)
「完全に俺の負けだ!」
Aパートはテンポ悪くて正直面白くなかったのですが、闘破が落ち込んでから急に面白くなりました(笑)
今作の雰囲気のバランスがよくわかります。
まあ前回の父さん不在時は家伝の使命家屋敷社会的立場全部まとめて失いそうになった事を思えば、弟妹からの評価が下がるぐらい、なんという事もありません。
ケイと学に励まされるが、相手は正体不明の怪盗で、雪辱のしようがないと思い悩む闘破。そこへやってきたヘンリー楽珍、
「困った時の犬占い、やってみないか」
矢文の匂いをクロにかがせると、クロが嗅ぎつけたのはお香の香り……闘破はそこで、占い師・黒猫の只者ではない瞳を思い出すと、占い館に赴いて、黒猫の前で「あんなこそ泥」「わざと負けた」「尻尾を巻いてどこへ逃げたのか占って欲しい」とデビルキャッツを罵って挑発してみせる。それに乗って、今夜もう一度デビルキャッツが現れてジライヤを倒すだろう、と占う黒猫。部屋に立ちこめるお香に指先を伸ばした闘破は、帰宅後にクロにその香りをかがせ、黒猫=デビルキャッツである事を確信。
「ケイ、学、俺は思い上がっていた! あのデビルキャッツと、同じように。
俺一人の力なんて、本当に小さいんだ。楽珍さんと、クロのお陰だ」

予告通りに現れた黒猫を待ち受けるジライヤ、夜のビルで、ジライヤとデビルキャッツの激突が始まる!
デビルキャッツはジライヤを翻弄するレベルの体術の使い手の上に、タロットカードから悪魔召喚する(幻術の類いか)など忍術も冴えを見せ、単体の世界忍者としては、おそらくここまでで最強クラス。
しかし、狭くて暗い所での戦闘シーンは、あまり面白くならず(^^;
最後は磁光真空剣が炸裂、国際指名手配を受けているデビルキャッツを麗破に引き渡す約束をしていた闘破は見事に闇忍の覆面だけを切り裂き、黒猫はしごく普通に逮捕されるのであった。
全体としてそれほど面白いとは言いがたいエピソードでしたが、1話から登場している割に、限りなく存在の薄い楽珍にスポットが当たったのは良かったところ。……それにてしても楽珍は、当初どういう風に使う予定だったのでしょう。わざわざ1話に出したという事は、それなりにセミレギュラーのコメディリリーフとして活用するつもりだったとは思うのですが。シナリオの中で、決定的な役割を果たした事もかつて無いしなぁ(今回が初?)。
次回、なんだかまた物凄い事に。
いよいよ本格的に物語が核心(てどこ?)へ向かって動き出すのか?!