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『獣電戦隊キョウリュウジャー』感想5

「おっさん」「おっさん」は酷いなぁと思ったら、実は「ノッさん」である、というのを教えていただいたのですが、作っている方でもわかりにくい、という話が出たのか、今回冒頭ではかなり発音に気をつけて「ノッさん」というシーンがありました。
そうしたら今度は、字幕間違いかもしれないが「おっさん」になっている部分があった、と教えていただいたのですが、確認してみたらケーキ店での青の「虫歯にむしばまれて〜」の後の4人一斉のたしなめが、字幕では「おっさん!」となっておりました。
字幕間違い(時々あるらしい)ではなく意識して使い分けているのなら面白い事は面白いですが、恐らく、ほとんどの視聴者に伝わっていない気が(笑)
監督は、竹本昇。話のテンポが落ち着き、ストーリー展開は凄くわかりやすくなりました。勿論、すべからくこれがいいのか、といえば必ずしもそういうわけではなく、要するにバランスなわけですが。
戦隊歴の長い竹本監督のどノーマルな演出が来た事で、4話までの坂本監督がかなり独自の演出ラインを入れてきていた事がわかりやすく浮かび上がった、というのはサンプルとしては面白い。
個人的に坂本監督にはもう少し、物事の流れをわかりやすく撮ってほしいとは思っていますが、成功するかどうかとはまた別に、スープをかき混ぜる人というのは定期的に必要であり、東映のそういう期待も窺える気がします。
本編は、軽薄なお調子者のポーズを好む黒を、生真面目な緑が認める話。それに、500年前の獣電戦士と、現在目覚めている5体の獣電竜と合わせて10大獣電竜と称される内の1体が登場して展開。
ラミレスさんは500年前の人らしいですが、それにしては古くさい、謎鎧。また胡散臭い賢神の人は、かなり長期に渡って獣電戦士と共にデーボス軍と戦っており、5人揃って獣電戦隊を結成するのが念願だった模様。
6体目の獣電竜が姿を見せ、それ以外のガーディアンズも電池は揃っていて後は能力を解析していくだけ、と話はどんどん動かしていく模様。その中でキャラクター話を上手く盛り込み、いい感じに転がったと思います。
喜びの人は今回、人間においしいケーキを食べさせてゲージ溜まるけど、なんか、あれ……? みたいな感じで自分達の行動に疑問を抱いてしましたが、今後はどうするんでしょうか……(笑) 次もまた、何かに取り憑かれるわけにも行かないと思うのですが。
楽猫は、このまま軽い扱いでも、「喜怒哀楽」だけに実は他の3幹部なみの存在だったとしても、どちらに転がしても対応できる、という点で折笠愛、というのは絶妙なキャスティングだなぁしかし。