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『五星戦隊ダイレンジャー』感想12

◆第23話「純愛まっしぐら」◆ (監督:坂本太郎 脚本:藤井邦夫)
次々と人々を熱病に冒す陽炎頭巾に立ち向かうダイレンジャー。しゃしゃり出てきたガラをテンマレンジャーの重力攻撃で追い詰めるが、「ガラを倒すのは私」と割って入ったクジャクの妨害を受け、取り逃してしまう。勿論、ダイレンジャーの面々は将児を筆頭に怒り心頭、一段と評判を落とすクジャクを、ただ一人必死にフォローする大五。
責任を取る、みんなに迷惑はかけない、と取りなす大五だが、もちろん非難の矛先はそんな大五にも向けられる。
リン「クジャククジャクって、仲間とどっちが大切なの? まるでクジャクが」
「好きなんだよ!」
言った!
男らしく、きっぱり断言。本人より前に仲間に言うのは若干どうかと思いますが、言い切りました。
茶化してはいたものの、この宣言に目を見張る4人。
「俺はいつのまにか、クジャクの事が、好きになっていたんだ……」
その為にどうしても、クジャクの気持ちを考えずにはいられない。
亮「冷静さを失った今のおまえと、一緒に戦えねえよ」
去って行く4人。
「大五。人を愛するのにも、戦士として皆と一緒に戦うのにも、必要なのは、お互いの信頼だけだ」
何となく有り難そうな事を言ってみる道士。
その頃、クジャクはガラと対峙していた。
「おまえが私を恨む以前から、私はおまえを憎んでいた」と告げるガラに対して、「え? そんな事あったけ……?」と反応の鈍いクジャクに対し、普段は隠している顔の傷を見せつけるガラ。
ここでは詳細は明かされないのですが、6000年前の戦いの時に、傷をつけたとかそういった所でしょうか。
クジャクさん、「私がおまえに何をしたというのだ」とか返していたので、どうも、眼中に無かったぽいですが。
ガラと陽炎頭巾の挟撃を受け、動きに精細を欠くクジャクは、助けに来たシシレンジャーともども、陽炎頭巾の体内、灼熱地獄の中に飲み込まれてしまう。
実はクジャクの体は現代の汚れた大気に蝕まれ、生命力や気力が大きく衰えていた。それを治療するには、地球上のありとあらゆる汚れを消し去る伝説の“聖なる孔雀の涙”が必要だが、その場所はようとして知れない。ガラへの復讐を優先し、自分の先行きに関しては諦めていたクジャクは、大五にその事を告白する。

「大五……私を助けようとして、馬鹿な事をしてしまったな」
「俺は好きな人を守るために滅びたとしても……馬鹿な事をしたとは思わない」
「え?」
「俺が守る。俺が命に懸けて、必ずおまえを守ってみせる」

灼熱地獄から脱出するべく、ひたすら壁を殴り続ける大五!
大五さん、超カッコいい
……はいいとして、“聖なるクジャクの涙”は、使用したら文字通りに地球上のありとあらゆる汚れが消滅する危険なマジックアイテムだったりしないかどうか、少々心配です。
外では、クジャクを確実に抹殺するべく、ガラが陽炎頭巾を中の二人ともども始末しようとしていた。だがそこへ駆けつけるダイレンジャー。ガラはこれ幸いと、陽炎頭巾の体内を内部図解。陽炎頭巾を倒せば中の二人が死ぬぞ、と脅しをかけてダイレンジャーの動きを封じ、陽炎拳火柱地獄によって吹き飛ぶダイレンジャー
どうやら双方向中継らしく、吹き飛ぶ仲間の姿を見た大五は、決死の覚悟を固める。
クジャク、このままでは皆がやられてしまう。俺は力の限りを尽くしてこの陽炎頭巾を倒す! 君だけはなんとしてでも脱出してくれ!」
なんとしてでも、脱出できたら苦労はないわけですが……そんなツッコミを吹き飛ばす、大五さんのパンチ、パンチ、内臓パンチ!
拳が砕けようと構わない、大五の気迫の連続パンチが、4人にトドメを刺そうとしていた陽炎頭巾の動きを内から止める!
更にクジャクの気力によってコーティングされた大五の拳が灼熱地獄の壁を砕き、悶え苦しむ陽炎頭巾。ダイレンジャーが仕留められないなら中の二人だけでも、と陽炎頭巾を背後から切り裂くガラだったが、爆発する陽炎頭巾の体内から、大五とクジャクは傷だらけになりながらも無事に脱出。
見よこの、圧倒的な主人公補正。
結局、陽炎頭巾を倒しても中の二人は脱出できました、と肝心な部分はぐちゃぐちゃなのですが(中で頑張ったから脱出の道が開けたのだと前向きに解釈すべきかもしれませんが)、正直、大五回はもう、大五さんが格好良ければそれで満足です、ハイ。
キバレンジャー編が酷かったですし(^^;
大五さん、超カッコいい
陽炎頭巾は巨大化するが、久々登場の大連王が、天幻星の幻覚攻撃も加えて、勿論、圧殺。
大五の思いに、復讐に凝り固まった心の一部のほぐされたクジャクは、まずは“聖なるクジャクの涙”を探す旅に出るのであった。
「大五、クジャクは必ず戻ってくるよ」
と、クジャクに一番怒っていた将児が大五をフォローし、ダイレンジャーとも何となく和解。全員、大五さんの気合いに負けたというか。
……しかし、何故、背後に牛。
本当はりんどう湖ファミリー牧場回とかだったのでしょうか。
クジャク編はひたすら、大五とクジャクの関係性とクジャクの変化を本編として描き、前回張った伏線を回収して、次回へまた伏線を張る、という構造。そして怪人の扱いは作戦行動含めて適当。陽炎頭巾はデザインは格好良く戦闘でも強かったのですが、愛の力でざっくりやられてしまいました。冒頭の馬に乗って登場、がただのハッタリで終わってしまったのも残念。……てこの馬も、もしかして、牧場繋がりだったのかしら。
クジャクとガラに改めて因縁が提示された事に関しては、上手く転がる事を期待。……クジャクさん、全く覚えてないみたいですけど。ダイ族の勇者だから仕方ない。


◆第24話「3バカ超野球!」◆ (監督:坂本太郎 脚本:荒川稔久
3バカ再び。今度は野球だ!
タンデムでツーリング中の将児とリン、亀夫(22話にほんのちょっとだけ登場した亀マニアの青年。何かと思ったら、引きキャラだったの?)とゴーマ3バカ(墓石社長、電話先生、神風大将)と出会う。
「え?! ゴーマを辞めたい?!」
「だがザイドスは、おまえらと野球で勝負しろって言うんだ」
……ザ、ザイドスさん?!
「ゴーマ辞めたい」発言より、「野球勝負を指示」の方が衝撃なんですが(笑) 負けたら今度こそ命が無いので八百長して負けたフリをしてくれないか、という3バカの懇願にほだされる将児。
「男と男の約束なら、俺は信じるぜ!」
リンは罠を疑うが、将児は3バカの境遇に過去の自分を照らし合わせてしまう。
「落ちこぼれの言う事なんざ、誰も聞いちゃくれねえ。だから、俺だけでも信じてやりてえ」
「だけど」
「俺が立ち直れたも、ジムのおやっさんが信じてくれたからさ」
他の3人には伝えなくていいし、リンは本気で戦っていい、しかし俺だけはあいつらを信じたい……将児は決意を固め、いよいよ、野球対決のその日。
スコアボードの、どこかで見たような書体の
ちゃっかり、ダイレンジャーをドラゴンズになぞらえた!!
そして、3バカをジャイアンツに!!(笑)
……て、脚本家はわかるけど、坂本監督もドラゴンズファンなのでしょーか(笑)
「天に輝く五つ星! 今日も特別、野球戦隊ダイレンジャー!」
割とノリノリの亮。
「燃える三つ星、オレ達その名も、有名無実3怪人、ゴーマ3ちゃんリターンズ!」
かくて、負けた瞬間に特製野球帽が爆発(試合途中で脱いでも爆発)するという、ゴーマ式爆裂野球デスマッチ、プレイボール!
ダイレンジャー側は、投手:テンマレンジャー、一塁:ホウオウレンジャー、二塁:キリンレンジャー、三塁:リュウレンジャー、捕手:シシレンジャー
そして審判には何故か、通りすがりを捕まったらしい、亀夫。
1回表、3バカを勝たせる為に、甘いボールを投げるテンマレンジャー。神風隊長の満塁ホームランが飛び出して4対0となるが、墓石社長の予想以上のラフプレイに若干の疑念を抱く事になる。
そのまま回は進んで4回、キリンレンジャーとシシレンジャーの活躍で、ダイレンジャー、1点を返す。最近知ったのですが、和さんは《天時星》でした。ずっと「ち」と聞こえてきたけど、「じ」だった。
その後は両者譲らず、4対1のまま、いよいよ9回裏ツーアウト、追い詰められるダイレンジャー。リン、まさかのミニスカチャイナ服お色気作戦でデッドボールを誘発(笑) 続くキリンもデッドボールを受け、一打同点のチャンスに打席に立つリュウだったが、神風大将の魔球による自打球で負傷退場。
このままでは試合放棄によるダイレンジャーの敗北……? という所で、代打キバレンジャー登場。
変身後のみの登場という事でOPにキャスト表記されずにここで登場するという、驚愕のトリック(笑)
キバレンジャーは見事にバントヒットを決め、ツーアウト満塁でバッターはテンマレンジャー。
(神風大将…………これは本当に本当の芝居なのかよ……)
一抹の疑念を抱きながらも、男と男の約束を信じ、2球続けて空振りするテンマ。そして運命の3球目……ど真ん中に来たボールを咄嗟にカットする形になり、ファウルボールがベンチのリュウレンジャーに直撃、その被っていた帽子が衝撃で飛ぶと、バッターボックス付近で大爆発。事前の打ち合わせによる、爆弾帽子はフェイクで煙が出るだけ、という神風大将の言葉は真っ赤な嘘。3バカは最初から、将児を騙していたのだった!
「男と男の約束はどうなったんだよ!!」
「そんな昔の約束、とっくに忘れたぜ」
「許せねぇ……絶対許せねぇ」
怒りを燃やす将児。……後ろで、亀夫が、死んでる……(笑)
ラスト1球、神風大将の竜巻魔球を、テンマレンジャーは渾身の力で打ち返し、見事なサヨナラ満塁ホームラン。帽子が爆発し、巨大化する3バカ。
「てめえら本当の落ちこぼれだぜ! 目ぇ覚ましやがれ!」
牙大王のパンチ炸裂で、3バカ撃破。しかし、またも生き残った落ちこぼれ達は、包帯だらけの体を引きずって、いずこともなく去って行くのであった……。
「河原の花も、泣いてるぜぇ……」
見た目ヤンキー全開だった将児のキャラクターを補強しつつ、軽妙なコメディ回。ネタとしてはどうしても二番煎じだったのでサッカー程のインパクトはありませんでしたが、面白くまとまりました。しかし24話にして、将児のキャラクターがしっかり語られたのって、実は初だったり。その為もあってか、今更ひねってもあれなので、凄くわかりやすい所に落ち着きましたが。
謎なのは、亀夫。
最後、帽子の爆発に巻き込まれて、グラウンドに大の字で転がっていましたが、まあ死んではいないとしても、今後も使うのやら使わないのやら、どうしたいのやら。将児が3バカと接触するきっかけを作ったり、怪人混じりの野球の審判を務めたり、一番可能性が高いのは、正体はゴーマの幹部なのですけど(笑)
後まあ、実はダイレンジャーをきちっと五行にあてはめようとすると、黒の戦士、という可能性もありますが。
その場合、リュウレンジャー(東の青龍)、キバレンジャー(西の白虎)、ホウオウレンジャー(南の朱雀)、カメレンジャー(北の玄武)、キリンレンジャー(中央の麒麟)、となるので、シシとテンマがあぶれるわけですが、衝撃、大五と将児は本物の選ばれた戦士ではなかった! ……と来たら、それはそれで熱いような、亮、青くなっちゃう? とか色々酷いようなそこはそれでもいいような(おぃ)
次回、2クール以内にもう一回、来たゼ和さんのターン!!
今度はしっかり活躍しますように。