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『獣電戦隊キョウリュウジャー』感想7

小中和哉って平成入ってからの『ウルトラマン』系とか撮っていた人だったっけ……と思って確認したら、そうでした。先に正直に告白しておくと、この兄弟(兄は脚本家の小中千昭)には、あまりいいイメージがありません。主に兄の脚本が肌に合わないというのが理由なのですが、ただ『ウルトラマン』のあれとかあれは、あれだ!
モンスターのコピー能力によりキョウリュウジャーをコピーし、「怒り」のエネルギーを溜めると共に戦隊に不和を起こす……という作戦。
「オヤジギャグつまらない」
「足太い」「弱虫」「信用できない」と同レベルで、一番腹立たしい悪口なのか(笑)
モンスターの作戦は見事にはまり、内輪もめを起こすキョウリュウジャー。そこへ忘れ物のバッグをトリンワープ(便利)で取りに行っていたキングが戻ってくるが、コピーイアンがその前に現れ、預かっていたキングの大事なペンダントを破壊してしまう。散らばる破片を前にくずおれるキングに向けて更に「リーダー失格」の追い打ちをかけるコピーイアン。
だが……
「うぉぉ!! 許せねえ! おまえの言うとおり……リーダー失格だ。俺は自分が許せねぇ」
「これが俺の大事なものだって、イアンはちゃんと知ってる。俺がよほどの事しなければ、こんな事しない筈だ。全然身に覚えが無い。はぁ……なっさけねぇ」
と怒りを仲間にぶつけるどころか、むしろ自分を責めるキング。
……うーん、なんかキングむしろ、出来すぎて嫌なヤツになったような。
こちらの心が汚れているのかもしれませんが。
かくてモンスターの作戦は失敗、絆を取り戻したキョウリュウジャーは一致団結して、敵に立ち向かう。
コピーキョウリュウジャーによる幻惑攻撃をイアンが花のトリックで打ち破り、それぞれのアクションに繋げた所は良かったです。
まさかの早くも幹部巨大化? は、合体巨大化した雑魚兵を巨大モンスターが幹部の姿にコピーする、という予告トリックネタでした。
キング父はカオスの中身かと思っていたのですが、今週のオチを見ると、ライオン丸の方か……?
まあ、そう思わせておいて外してくる、という可能性もありますが。
ある意味ベタなので、両にらみで展開できるという。
ところどころで演技の付け方が変なのが気になったのですけど、これは多分、監督のリズムと私のリズムが合っていない、というのがあるような気がする。