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長石多可男監督デビュー作、『カゲスター』13話を視聴

1話だけ見て、2〜12話は見ていないので、平常運転がどんな感じかはわかりませんが、冒頭のサタン帝国のシーンとか、土手をバイクで走っていくカットとか、いかにも長石監督っぽい構図。
世界征服を企むサタン帝国は、精巧な人造人間を作り出した博士Aと、ただの水を石油に変える研究を完成させた博士Bを誘拐。Bの技術により安価に作り出した石油を、Aの技術を元に量産した人造人間のエネルギーとする事で、燃料費の安い強力な軍団を作り上げようとする。父親がさらわれるのを目撃したB博士の子供に協力し、影夫と鈴子と少年探偵は事件の調査に乗り出す……。
重要な書類を奪って逃走する怪人キバイノシシ達を追うカゲスター。
戦闘員「キバイノシシ様、変なヤツが追ってきます!」
……ってカゲスター、確かに仮面のヒーローとかそういうのをすっ飛ばしたところで、間違いなく変なヤツなので、不覚にも『カゲスター』で爆笑してしまいました。
カゲスターに捕まってアジトの場所を聞かれた戦闘員がピストル自決したり、カゲスターとの決戦に挑む怪人の台詞が「サタン帝国には墓場は無いのだ!」とか、けっこう熱い職場だ、サタン帝国。
恒例の演出なのかはわかりませんが、怪人が出撃を前にアジトで首領・戦闘員達と記念写真を撮影、怪人が敗れた後で首領がそれを燃やすとか、もし今回オリジナルだったら凄すぎる演出(笑)
また、博士の指示でサタン帝国のアジトを脱出し、一度は蜂の巣にされたかと思われた人造人間X−1が、巨大な爆弾を抱えて影夫達とすれ違うシーンは、意味不明なのになんか格好良くなってしまいました。そしてX−1の爆発させた爆弾の閃光により影が生まれ、曇って困っていた影夫と鈴子が影分身。X−1がキバイノシシを攻撃したかったのか、単に自爆したかったのか、全くよくわからないのですが、大爆発を背景に影分身する二人の姿が、無駄に格好いい感じに。
……その後、なんか晴れてきてしまいましたが!(笑)
1話に比べて無駄なコント部分が格段に削られていた事もあり、意外と楽しく見られました。記念碑でもありますし、見られて良かった。続く14話も長石監督の演出回のようなので、見る予定。『カゲスター』全体で5話(残り3話)、演出しているそうなのですが、あと何話を演出しているのだろう……『カゲスター』、調べても放映リストが見つからず、担当回がわからなくて(^^; 出来れば残りも見たいのですが、毎週とりあえずEDの最後を見て確認するしかないかなー。
『カゲスター』は作品としては色々あれなのだけど、見るとしばらくOPが耳について困る。