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爆発!科学戦隊ダイナマン!!24

第43話、燃料の運び屋をする島、メカシンカ・ロケットタイガーに狙撃され、ハイオクト燃料のサンプルを奪われる。もし、これまでの燃料の倍のスピードを出せるハイオクト燃料を、ロケットのパワーアップに使われたら大変な事になるだろう……島は任務の失敗に落ち込む。
「島の動きを持ってしてもかわせなかったなんて……こりゃ凄いロケットでござるよ」
と、忍者が言っても厭味にしか聞こえません(笑)
この程度の任務、島で大丈夫でござろう? え? 失敗した? まじ? みたいな(おぃ)
というか島、潮の香りがする所でないと、本気出せないから。
海を愛しているから!
思い悩んだ島は、「竜さん、ブラック分身の術を教えて下さい」と弟子入り志願。
その前のシーンで、修行中の竜を物陰から不意打ちするのですが、分身の術で飛び道具を回避した忍者、襲撃者(島)を殴り飛ばした後で、「なんだおまえかぁ」……ていや、明らかに島だと確認してから殴ったような。
そんな中、改良ロケットの攻撃を受けて倒れるピンク。
ロケットタイガーを追う黒の前にゼノビアが現れると新しいロケット弾を補給し、黒は分身の術で回避を試みるが失敗、負傷する。
「分身の術が、破られるとは……」
……いや、ロケット発射された後に分身したからでは(笑)
その敗北を知らず、竜を追いかけてきた島は
「分身の術、教えてくれますね?」
土下座を敢行。
竜は島の特技を活かして、分身の術以外でロケットのスピードに対抗する技を生み出すしかないと腹を決め、二人はスパルタ特訓開始。
「島ぁ! 立て、立つんだ!」
「竜さん、本当にこれが、分身の術を極めるための特訓なんですか?」
「なにぃ?」
「とてもその為の特訓とは思えません」
「黙れぃ。そんな生意気な台詞はな、空中三角飛びが出来てから言ってもらおうか」
「空中三角飛び?」
俺、だ ま さ れ た?
「これが空中三角飛びだ、島、やってみろ!」
森の木々をジャンプ台に使い、華麗に空中を舞う竜、おまけに島にキック。よくわからないけど忍者すげぇ、というかこれ以上逆らうと危険が危ない、と特訓を続ける島だったが、そこへ現れ、竜に襲いかかるダークナイト。竜を助けなくては、と無我夢中の島は見事に空中三角飛びからのキックを炸裂させる。
「空中三角飛び、楽しみにしているぞ、はははははははっ」
いきなり弱体化したかと心配されたダークナイトでしたが、どうやらダイナマン各員をストーキングしていたらしく、分身の術を破られた竜が怪我をおして島に逆転の秘策を授けようとしていた真意を説明、残り3人が追い詰められているぞ、と情報を提供。
全力で謎の人物をアピールする努力に感涙を禁じ得ません。
ロケットタイガーに追い詰められる仲間達の元へ青と黒は駆けつけ、戦闘開始。特訓の成果を見せようとする青だったが、そこへ高い所からダークナイトが現れる。
闇「ロケットタイガー! 平地で戦え。そこでは空中三角飛びにやられてしまうぞ」
虎「なにぃ、三角飛び?」
青「貴様ぁ!」
闇「ははははっ、俺は悪魔よ」
……
…………
………………うわぁぁぁぁぁ、これが、中の人の、精一杯の、悪魔的奸智なのか(涙)
全 地 球 号 泣
これまでと違った方向で、全く新しい切り口の“残念”を描き出す、曽田脚本、この終盤に来てミラクル!
周囲に足場になるもののない平地で、ダイナマンと向き合うロケットタイガー。果たしてここでロケットをかわす事が出来るのか?! その時、
「ブルー、俺の方に飛べ!」
空中にジャンプし、自ら三角飛びの踏み台となるブラック。即座にその思惑を読んだレッドもジャンプして踏み台となり、ブルーは特訓の成果を見せて空中で青い稲妻となる!
「ブルー稲妻キック!」
追い打ちのニュースーパーダイナマイトを受け、ロケットタイガーは爆死。ここで巨大化後にジャシンカ会議室にスポットが当たる、という珍しい展開。余裕の表情を崩さないゼノビアが地上に送り込んだもの、それは、対ダイナロボ用の大型ハイオクトロケットだった!
「ダイナブルーはハンドロケットへの対抗手段を開発しましたが、ダイナロボットにはありません」
ところがそれを見たダイナロボ、「このままでは危ない。三機に分かれるんだ」と、ダイナミックジャンプから空中で分離。
タイガー「おぉ?」
ゼノビア「照準が定まらない」
そもそも、ダイナロボにはわざわざ、対抗策など練る必要がなかった、という恐ろしいオチ。
ロケットタイガーはさくっとずんばらりんされ、ダイナマンはまたも難敵を打ち破るのであった。
戦い終えて、
青「ねえねえ竜さん、やっぱり俺、分身の術、教えてほしいな」
黒「え? また?」
桃「私も!」
黄「俺にも!」
黒「ダメダメ、あれは秘密」
赤「そんなこといわないで、教えてやれよ」
いやあれ、ござる語尾にしないと、使えないから。
第44話、地下の電話ケーブルを切断して回るショベルコングにより、都内は大混乱。現場の調査に向かったダイナマンの前に、謎の老人が姿を見せる。
「災いの元はもっと北の方角じゃ。へへへへへ」
その地では、ショベルコングがマグマエネルギーを封じ込めた強力なマグマ爆弾を作成していた。
マグマ爆弾の威力を見せるため、またいたずらに殺されてしまう尻尾兵。
大事に使おう、貴重な兵力!
単独で偵察に向かった弾は、キメラ王女とショベルコングと出会うが、コングの光線でブレスを破壊され、岩石投げで吹っ飛ばされる。負傷した弾は山で出会った少女みつこに助けられるが、薬を取りに行こうとしたみつこはキメラらに捕まってしまう。
「弾、この子がどうなってもいいの?」
(残念だ……こんな時に変身ができないなんて)
尻尾兵に囲まれ、窮地に陥る弾。
というか、変身できたら強行突破する気マンマンなのが恐ろしい。
だがそこへ飛んでくる杖、そして謎の老人。老人はみつこを助け、弾も囲みを突破。キメラは撤退し、弾は礼を言ってみつこと去ろうとするが、その背に急に殴りかかってくる謎の老人。そこへ通信不能となった弾を追って4人が駆けつけ、替えのブレスを貰った弾(2回目)はみつこを4人に任せ、走り去った老人を追う。
「貴様、いったいなにものだ!」
「地獄の闇からやってきた……闇の使者、ダークナイト!」
老人の変装を解いたメ……じゃなかった、謎の男はダークナイトの正体を見せると、キメラ達が洞窟で爆弾を作っている事をバラし、退散。爆弾を積み込んでトラックで逃げようとするキメラ一行を追うダイナマンダイナロットでトラックを消し飛ばす。そこへどうも劇場版の再利用っぽいジャシンカヘリ部隊が救援に飛んでくるが、やっぱりダイナロッドで消滅(笑)
必死に逃げるキメラ達を容赦なく追い詰めるダイナマンはショベルコングを撃破し、東京をマグマ爆弾で壊滅させようというジャシンカの作戦は失敗に終わるのであった…………て、あれ? 電話線切った意味は?
第三勢力プレイが盛り上がってきたダークナイトは、変なコスプレでジャシンカ帝国の作戦を妨害。たぶん中の人が“悪魔みたいな俺”に酔っている。今が最高に楽しい時。
単純に子役が老人の扮装に慣れなかっただけかもしれませんが、みつこがジャシンカから助けられたシーンでも終始、老人に気を許した感じで無かったのは、意図的な演出だったとしたら、面白い。