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『特捜ロボジャンパーソン』感想2

◆第3話「参上!ロボ狩人(ハンター)」◆ (監督:簑輪雅夫 脚本:宮下隼一)
立て続けに基地を襲撃され、武器弾薬を強奪される自衛隊。迷彩服の人達を吹き飛ばし、意気揚々と逃走をはかる襲撃団だが、そこへやってくるジャスティスなあいつ。
猫まっしぐら。
「やめろー! なんのつもりだぁ!」
バズーカによる砲撃をものともせず、真っ正面から突っ込んでくるダークジェイカーに怯え、思わずハンドルを切ってしまった襲撃グループの車は、急停車。手に手に武器を取り、謎の車を迎え撃とうとする襲撃グループ。だが……
風を切るJPカード!
「ジャンパーソン・フォー・ジャスティス!」
JPカードは前回もなんか光っていましたが、今回はっきりと「まぶしい」事が判明。
「武器を捨てろ」
と一応、降伏を勧告するJPさん、人間相手には最低限の優しさを見せる模様。
それにしても、なんか正面から突っ込んでくる→カードが光る→正義を名乗る→攻撃が効かない→制圧される、という圧倒的な問答無用感、怖すぎます。
ジャンパーソンは犯人グループをあっさり制圧すると、現場に落ちていた1枚のカードを拾い、後を駆けつけた警察に任せてその場を去って行く。そのカードこそ、犯人達が厳重な自衛隊基地のセキュリティを破るのに利用した、万能カードキーであった。
貴重な証拠品を持ち逃げ
……まあ、勢いで消滅させるよりマシか。
一方、「謎のジャンパーソン大活躍」という新聞記事に捜査意欲減退中の小森警部は、署内で若林と接触。3話にして、小森警部と若林さんは、顔を合わせると角突き合わせる仲に。この辺りはステレオタイプというか適当というか、お約束だよね、みたいなノリであまりこだわっている様子はありません(^^; まあ、今作は周辺NPCに関しては、コミック的な定番配置を志向しているっぽくはあるのですが。
そこへ、「お父さんを探してください」と万能カードキーの制作者かもしれない人物の子供が二人やってくるが、口喧嘩に紛れて無視されてしまうという酷い展開(^^; 90年代前半なので過渡期と言えば過渡期ですが、なんだか物語を転がす要素の差し込み方まで、70年代に戻ってしまっています(笑)
そして、ジャンパーソンに迫る新たな黒い影――それは、日本有数の巨大企業グループ・帯刀コンツェルン総裁、帯刀龍三郎!
日本の表社会をほぼ手中に収めたと豪語する帯刀は裏社会の支配をも目論んでおり、その手始めとして、自衛隊から奪った武器を各地の犯罪組織に流そうと計画した、今回の事件の黒幕であった。
帯刀龍三郎は会社の会議では極めて謹厳で有能そうな実業家でありながら(席が上座で無いよーな気がして、微妙に気になった)、総裁室で一人(+秘書2)になると幼児性を剥き出しにする、という二面性と変態っぽさの強調された、奇矯なキャラ。
今作のベースには『バットマン』の影響が強いらしいので、変な笑い声を強調している所など、イメージモチーフは、その有名悪役ジョーカーなのでしょうか。
セーラとマヤという二人の秘書をはべらかせたり、実業家の顔と闇の顔を持っていたり、明らかにゴッドネロス(『超人機メタルダー』)は入っていますが。
今作は全体として暴走しつつも、レスキューポリスシリーズの積み重ねを一応踏まえていたり、ここで『メタルダー』を思わせる要素が出てきたり、メタルヒーローシリーズ全体の流れを取り込んでいるのは、興味深いところ。暴走しているが故のフック、という感もありますが。
「ほほほほっ、ほほほほっ! 強いなぁジャンパーソン、格好いいなジャンパーソン! でもでも、僕の邪魔は許せないなぁ!」
テンションの変動が激しい帯刀はジャンパーソン抹殺の為に、その首に1千万ドルの賞金を賭ける!
高額の賞金に誘われて、
変なガンマン、来日する。
変な中国人兄妹も、来日する。
変なNINJAもやってくる。
というかそれ、『ジライヤ』のBGM(笑)
ガンマンの名は、バウンティキラー・ジャンゴ。
その武器は、拳銃、ショットガン、そしてロケットランチャー(笑)
サイで走行中の車をぶったぎる中国人兄妹は、ストリートファイターの珍大光と珍小光。
そして地中を自在に動き回り二刀流で大爆発を起こすのは、風魔忍者・怒鬼!
更に秘書マヤが、険悪な雰囲気になる賞金稼ぎ達を前にバトルスーツ姿を披露。登場時から表情の動きも少ないのですが、もしかしたら、サイボーグか。
「終わりだ。ジ・エンド。遺言を書いておくがいい、ジャンパーソン」
ジャンパーソンを誘い出す為に、父親が見つかった、と偽の婦警に連れていかれる例の姉弟。その正体は珍小光……と思ったら、わざわざ女装した忍者! 女装した忍者!
忍者はまんまとジャンパーソンを誘い込むと、人質を連れて停車した偽パトカーの床抜け大忍術。そうとは知らず、追跡してきたジャンパーソンがパトカーのドアを開けると、そこにあったのは座席に突き刺さった手裏剣――大爆発! だが、パトカーを吹っ飛ばした爆炎の中から、「ん? 今なにかあった?」といった悠々とした足取りで姿を見せるジャンパーソン!
連○のMSは、化け物か!
姉弟はそのまま人質にされ、先に捕まっていた、帯刀コンツェルンに騙されて万能カードキーを作らされていた父は、その成り行きを、超説明。
こういう伏線の転がし方といい、説明の挟み込み方といい、勢い重視でラフにやっているにしても、宮下隼一は基本的に上手くないよなぁ、と思わざるを得ない(^^;
人質を盾にジャンパーソンを囲む、4人の刺客と、コンツェルンの見届け人。
忍者がジャンパーソンに向けて賞金首の人相書きを投げつけるのですが、そこに、特捜ロボジャンパーソンと書いてあるところを見るに……帯刀さんが勝手に名付けたのか!
だとするとやはり、「特装ロボ」の変換ミス疑惑(笑)
賞金稼ぎ達が人間である事を確認し、光線銃をホルスターに収める、心優しきジャンパーソン。そしてこの戦いは録画され、総裁室に中継されていた。
「始まる始まる!」
とペロペロキャンディを口にしながら中継を見つめる帯刀。変人の部分を押し出しつつ、録画映像は後で闇のマーケットに流すのだ、と商売と示威行動を兼ねた描写にしているのは、良かった所。帯刀のキャラクターに関してはまだ、シナリオ・演出・演技、全て模索中、といった感じはありますが(^^; 割と役者さん頼りという感じで、微妙にしっくりこず、これから馴染んでくるのに期待……あの正義執行人を相手に何話生き残れるのかわかりませんが(笑)
「楽しいなぁ 最高だなぁ!」
いよいよ始まる、ジャンパーソンvs賞金稼ぎ達との戦い。
世界中の変態達の攻撃を正面から受けるジャンパーソン。
全く効いているように見えません(笑)
基本ここまで、ジャンパーソンの強さの見せ方は、古典的スーパーロボットのそれで、まずは攻撃無効。……やっぱり、特装ロボな気がしてなりません。
人質の為に殴り返せないジャンパーソンは、遠隔操作でスカイジイカーを起動。自分を取り囲む賞金稼ぎ達の攻撃タイミングをはかると、一斉攻撃を受けたその瞬間、爆発に紛れてスカイジイカーに乗り込むという頭脳プレイ。賞金稼ぎ達は見事にジャンパーソンを見失い、更に一斉攻撃の流れ弾で珍小光が死亡。
ジャンパーソンはスカイの機銃攻撃で人質を救出すると、責任問題で揉める賞金稼ぎ達をランドで砲撃(笑) 人質の親子を車に乗せ、JPカードで賞金稼ぎ達の目をくらますと、人命優先でその場を逃走するのであった。
今回判明した恐ろしいジャンパーソンルールは、直接人間に手を下すのは不許可だけど、間接的に未必の故意で手を下すのはあくまで事故で当方としても遺憾であるが仕方ないという事(笑) 明らかにタイミング狙っていたし、珍小光の件でジャスティスに一切責任が無い、という答弁は法廷では通用しないと思います!
まんまとジャンパーソンに出し抜かれ、総裁室でかんしゃくを起こす帯刀。
よだれを拭いたり、倒れた鉢植えを直すセーラさんが素敵(笑)
今回のJPさん語録。

「ジャンパーソン・フォー・ジャスティス!」
「武器を捨てろ」
「人間」

3回しか喋ってない(笑)
毎度の話ですが、がらっと世界観が変わると、演出陣もリフレッシュして楽しそうなのは、いい所。……予算もあるし(笑)