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『メイスを持った渡り鳥』第1話「復讐は炎とともに」

兼ねてから気になっていた洋物オープンワールドRPG『スカイリム』に手を出してしまったのですが、所有者の概念が存在し、他人の所持品を「取る」=「盗む」になってしまう世界観で、「話す」ボタンと「取る」ボタンが一緒なのが凄い危険。
おまけに精緻に作り込んだ3D・RPGの常で、そこら中の物にカーソルの判定とアイテムとしての役割が存在しており、例えばちょっと宿屋の机の上を見るだけで、「木の皿」「エール」「手桶」などなど、アイテムだらけ、判定だらけ、どれも取って所持品に加える事が出来ますが、他人の物を他人が見ている前で「取る」とそれは「盗む」となり、立派な犯罪です。かといって、アイテムに加える前に「はい/いいえ」が出るほど、世界は優しくありません。
そんなわけで、
NPCに話しかけようとしてカーソルが微妙にずれる→カウンターの上のものを間違って「盗んで」しまう→自動的に賞金首になる→速攻で衛兵が走ってくる→罰金刑になる
満員電車の痴漢冤罪みたいなコンボ
誤解だー、これは何かの間違いなんだー。
賞金首は、各種犯罪に対して発動するゲーム的効果で、犯罪の重要度によって、罰金や衛兵の応対などが変わってくる模様。さすがに、安価な物品の窃盗などはほんの小銭で即釈放してくれるのですが、しかし、スカイリムの真の恐怖はここからだったのです……。
そんな事件も忘れたある日、イベント帰りに村を歩いていたら、突然襲いかかってくる3人組の「雇われの悪漢」。
これが多勢に無勢という事もあり冒険者成り立ての主人公にはけっこう手強く、ゲームオーバーになる事多数。全く身に覚えが無いけど「人の物に手を出したらどうなるか教えてやる」とか、これはいったい何のイベントだろうと理不尽を感じつつ、時間をずらして逃げたりしていたのですが、もう少しゲームを進めたところで、とあるダンジョンの出口で襲ってきた所を(危うく詰まるかと思った(^^;)、仲間NPCの助けと虎の子の魔法の巻物を使用して、どうにかこうにか撃破。
死体を探ると(ゲーム的に、デフォルト行為)、その懐から落ちる依頼書。
……えーなになに……て、先日間違ってお皿かなんか盗んでしまった(話しかけようとしただけでその気は全く無かった)宿屋の女主人の放った刺客だった……ッ。
店内の品物に手をつけたらNPCが刺客放ってくるとか、恐ろしすぎるぞスカイリム。
最近立て続けに洋ゲーやって、国産ゲームでは考えられないセンスには結構慣れたかと思ったのですが、これはビックリ(笑)
や、「洋ゲー」のくくりというか、《The Elder Scrolls》シリーズがおかしいのか、どちらかわかりませんが。
さて、こうして襲い来る悪意の撃退には成功し、背後の事情も理解できました。
これにて一件落着………………な筈がありません。
メンツがものいうこの業界、一度ナメられたらおしまいです。
目には目を歯には歯を。
そう、復讐するは我にあり(待て)
とはいえ、白昼堂々襲いかかっては、今度こそ言い訳のきかない立派な賞金首になってしまう上に、周囲に戦闘力を持ったNPCが居る場合、戦闘に参加されてひたすら敵が増える事になってしまいます。殺るなら目撃者の居ない場所で速やかに仕留めなければなりません。
まあまずは、相手の様子を窺ってやろうと問題の宿に向かうと、刺客を放った事などおくびにも出さず、いけしゃあしゃあと普段通りに会話を進めるなど、さすがに肝が太い。
幸い、宿泊を頼むと女主人自ら、2階の部屋まで案内してくれる事が判明。そこで部屋に入るなり扉を閉めて、背後から鈍器(メイス)で一撃……! が、相手もファンタジー世界の住人、悲鳴をあげつつ、すぐにダガーを取り出して反撃してくる! 結局、酒場になっている1階でたむろしているNPCの一部が女将を助けに参戦して大乱戦、自棄になった犯人の放った炎の魔法で宿屋は火の海に……。
ぽちっとな(階段を上っている途中のデータをロード)。
なんとか目撃者を出さず、かつ速やかに抹殺せねば! そんなこんなでトライ&エラーを繰り返している内に(繰り返すな)、外付けモラル判定装置かと思われた仲間NPC(従者、と呼称)に、善悪の判断機能が無い事が判明。つまり、主人公が敵対行動を取れば、その相手が一般市民だろうが構わず、自動的に敵と認識して敵対行動を取ってくれる。
こ れ だ ……!
手順は以下の通り。
女将に部屋へ案内させる→主人公で威嚇行動を取る→背後の仲間NPC脊髄反射で女将に攻撃する→口笛を吹きながら扉を閉じる→階段で見張る→部屋の中から聞こえてくる悲鳴→沈黙



計 画 通 り (ニヤリ)
自分の手を汚さず、目撃者も出さないので、賞金首にもならず、恐らくシステム的に完全犯罪。密室かつ仲間NPCで勝てる相手にしか使えませんが、今後も応用効きそう(おぃ)
(※後に確認した所、従者の犯罪はプレイヤーの犯罪扱いになるとの事で、目撃者が居るとやはり賞金首にはなる模様)
まあとにかく、
かくて悪は滅びた……!(待て)
フォー・ジャスティス!
直接手を下さなかったのでスッキリ感は若干落ちますが、目に物見せる事が出来て、満足です。
というわけで、一番最初に行く大きな街の宿屋の女主人を天誅(主観)してしまったのですが、えー……どうなるんだろう、これ?(おぃ)
数日で復活するタイプなのか、代替えNPCが出てくるタイプなのか。
…………とまあこのように、数多くのNPC(街や村の人々)にまで性格や目的が設計されていてそれに基づいて行動し、物語の展開に応じて人々の生活もまた千変万化していく壮大な自由度のRPG……それが、『スカイリム』なのです。
自由度高いとは聞いていましたが、プレイヤーよりNPCの方が自由で、本当にビックリだ!(笑)
ゲームとしては、私がシリーズ初プレイというのもあるかもしれませんが、割と不親切。国産ゲームなら順を追って説明されていくようなシステムが、ほぼ最初から全開放されており、「やれる事を好きにやってね」という感じなので、何が出来るのか一通り理解するまでに数時間かかります。
で、数時間やって数字の意味やスキルの有利不利などがわかってくると、キャラメイクからやり直したくなったり(^^;
さすがに面倒すぎて、やり直しませんでしたが。
キャラメイクは10の種族から好きなものを選んで容姿をレバーで作成、種族によってスキルボーナスと種族特製が違う、というもの。それにより魔法が得意だったり両手武器が得意だったり、初期の方向性がある程度決まります。まあ、初期の成長指針と得意不得意程度で、後でどうにでもなりそうではあるのですが。
戦闘は、一応、アクションRPG。
ただし、アクション性はそれほど高くはありません。LVが上がってくるとまた違ってくるかもしれませんが、基本、相手の攻撃をガードか回避し、こちらの攻撃を当てていく、というタイミング重視。攻撃の手応えが軽いのと、今ひとつ当たり判定がわかりにくいのが、アクションRPGとしては難。
装備は自由に持ち替えでき、状況に応じて、両手武器で戦ったり、剣と盾で戦ったり、剣と魔法で戦ったり、と使い分ける事が出来ます。ダメージなどが数字で出ない為(バーの増減で表現)、彼我の戦力差が掴みにくく、さくっとゲームオーバーになりやすいですが、オートセーブが頻繁かつ自動的に最新のセーブデータをロードしてくれるので、ゲームオーバー自体はそれほどストレスにはなりません。
とにかく得意不得意はあれど主人公は最初から色々出来るので、魔法や鍛冶や錬金術や、様々なスキルを使い、その熟練度を上げる事で総合的なLVも上がっていく……という形。
システムのみならず、シナリオ自体も最初からあまりにも色々と出来すぎる(そして説明が足りない)為、とっつきは良くないですが(数時間プレイ後に説明書を読み直して、色々と納得できるような造り)、高い評価を得ているだけの事はある、なかなか面白いゲーム。まだ全体像が見えるにはほど遠いので、これからどうなっていくか楽しみです。
とりあえず、主力武器がメイスなのが妥協の産物なので、強くて格好いい剣が欲しいなぁ……。