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『特捜ロボジャンパーソン』感想17

◆第20話「忍法デスマッチ」◆ (監督:小西通雄 脚本:鷺山京子)
本邦初公開、JPカードを投げるシーン!
割と几帳面に、スライド式のカードケースに入れていた(笑)

剣道場に突如出現する忍者軍団
山男を拉致する忍者軍団
陸上選手を襲う忍者軍団

それは、忍者のDNAを持つ忍者の子孫をさらい、DNA復活光線を浴びせる事で忍者の細胞を活性化、目覚めた忍者細胞を固定化して抽出し、それを一般人に移植する事で最強忍者軍団を作り出そうとするドクター甲賀の計画であった!
「頑強な肉体、様々な特殊能力、優れた隠密活動……忍者こそ、最強の進化形態なのです!」
忍者・最強!
麗子様も「スーパーサイエンス王国の秘密工作員に欲しい」と乗り気な計画であったが、拉致してきた忍者の子孫達は誰も復活光線に耐えられず、計画は頓挫しつつあった。残された最後の忍者候補は、妻に頭が上がらず息子との約束も守れずドジでどうも冴えないぼんくら父さん……。
麗子様、麗子様、真心から注進させていただきますが、スーパーサイエンス王国(仮)は、考え直した方がいいと思いますっ!
三枝周平の友人、ユウの父が、最後の忍者候補としてドクター甲賀にさらわれて行方不明に。90年代前半の東映ヒーローの通過儀礼としてユウを轢きそうになったJPさんは「飛び出しはいけないよ」と流れるように責任を転嫁し、ユウの父親(クレジットで名前の設定なし)が姿を消した事について相談を受ける。基地に戻り、三枝かおると連続誘拐事件との関連性について話し合うジャンパーソン。秘密基地とサポートキャラが登場した事により、事件の背後を調べる、という非常にオーソドックスな展開が発生しました。
なお、謎の忍者軍団による連続誘拐事件はニュースになっているのですが、父さんがソファに寝っ転がりながらふーんで済ますレベル。
これぐらいで仰天していては、この世界では生きていけないのです。
「復活せよ、伝説の忍者ぁ」
その頃、ドクター甲賀のアジトで復活光線を浴びたユウ父は、見事にその効果で伝説の忍者として目覚めてしまう。
「これぞ伝説の忍者、猿飛佐助だ!」
1時間で光線の効果が切れる前に、忍者細胞を固定化して抽出しようとするドクターだったが、伝説の忍者、あっさりと脱出。しかしドクターは、現場に残された血痕から、わずかだが猿飛佐助のDNAを入手する事に成功する。
一方、三枝かおるはドクター甲賀の正体と目的に辿り着いていた。
本名・青木マサオ。
忍者の研究に熱中するあまり、違法な遺伝子実験に手を染めて学会を追われた生物学者(笑)
偽名だったのか!
帰宅したユウ父は追っ手をまく為にユウとともに逃亡をはかるが、甲賀の追っ手は既にその身辺に回っていた。
「殺気だ……謀られたぞ」
廃工場におびき寄せられた親子の前に迫るドクター甲賀と忍者軍団。炸裂する忍者アクション。妻を人質に取られて捕まってしまうユウ父だが、その時、風を切るJPカード!
ジャンパーソンがユウ母を救い出す事に成功するが、今度は時間切れで父が元のぼんくらに戻ってしまう。
「しっかりするんだ。ユウくん達を守れるのは、あなたしかいない」
逃げようとする一家だったが忍者軍団に囲まれ、頼みのジャンパーソンは、「茶色い忍者は忍者細胞を移植しただけのただの一般市民だ」というドクター甲賀の言葉に動揺したところを、落とし穴&爆弾のコンボをくらってしまう。ユウ父は懐の煙玉で逃げ出す事に成功するが、捕まってしまう妻子、そして通信の途絶するジャンパーソン……。
「駄目だ、パパはもう猿飛佐助じゃないんだ……僕らを助けられる筈がない」
甲賀のアジトで牢屋に入れられ、沈み込む親子。
「ユウ、ママ、いったいどうすればいいんだ!」
ぼんくら父はアジトの外で歯がみしていたが、その時、ジャンパーソンの言葉が脳裏に甦る。
……「しっかりするんだ。ユウくん達を守れるのは、あなたしかいない」……
愛する家族の為、普段は少々頼りなくても、忍者ではなくても、勇気を奮い起こした父は、アジトに乗り込むと自らの首筋に刃をあててみせる! 自分が死んでしまえば、ドクター甲賀は忍者細胞を抽出する事が出来なくなる。文字通りに命を賭けた捨て身の脅しに甲賀は牢屋の鍵をユウ父へと投げ渡す。
「パパも一緒に逃げよう!」
「ユウ……パパの事覚えていてくれよ。だらしがなくて、格好悪いパパだったけど」
「パパ!」
ヒーロー以外の大人が格好いい所を見せる話、が定期的にあると、やはり安心します。
しかし、忍者軍団の不意打ちにより、刀を取り上げられて捕まってしまうユウ父。
だがその時、天井から現れる紫の影!!
「生きていたのか……」
「助けを求める声のある限り、ジャンパーソンは不滅だ!」
……ていうかJPさん、父子の愛を試す為に、故意に音信不通になりましたよね?
ラスボスは人間の“心の強さ”を物凄く美化して捉えている節があって、その結果“人を信じる”を通り超えて、凶悪なスパルタになるという。
素で、「俺に、人間の愛の力というものを見せてみろ」を行っています。さすがラスボス。
「ジャンデジックLV6・ショックパルス!」
新機能が発動し、忍者細胞を埋められただけの一般市民達は気絶。しかしまだ、ドクター甲賀と黒服忍者達は健在。……というか黒服忍者達は細胞を埋められたわけでないという事は、元から忍者という事なのかっ?!
忍者愛が高じて自ら忍者となったドクター甲賀から放たれる忍者ビーム!
更に忍者軍団の攻撃が、ジャンパーソンの装甲を切り裂く、という珍しい描写。
強いゾ忍者。
確かに最強の進化形態かもしれない(笑)
だが。
ラスボスはもっと強かった。
無慈悲かつ圧倒的な力でラスボスは忍者軍団を沈黙させ、ジャンデジック&ジャンバルカン一斉射撃でドクター甲賀のアジトを破壊して、大満足。
「ユウくん、君のパパは、世界一のパパだ!」
最後は、ドクター甲賀以下の忍者達を柱にくくりつけて警察に引き渡し、囚われていた人々にお礼を言われて敬礼を返して去って行く……と初期に比べて、だいぶマイルド路線に。
前回今回と、再起編を経て、ヒーロー物の構成としては非常にスタンダードな所に落ち着けてきました。
中身は狂ってるんですが。
いきなり忍者大戦という頭のおかしい展開ながら、親子の愛情をしっかり絡め、そつのない鷺山脚本がいい形で展開。もう少し、ジャンパーソンvs忍者! が盛り上がるとなお良かったですが、如何に最強の進化形態といえども、しょせん人類ではラスボスとの戦いを盛り上げる事は無理なのです。
次回、新たなる挑戦者、現る!
誕生編の時もそうでしたが、音楽を一部カットしたりとか、予告の演出が割と凝っているのは面白い所。
中身は新ロボよりもむしろ、ジョージが
「なんてこったぁ!」
「どうしてこうなった?!」
みたいな顔ばかりしているのが気になるけど(笑)