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『特捜ロボジャンパーソン』感想23

◆第27話「大首領の正体!!」◆ (監督:蓑輪雅夫 脚本:浅香晶)
今は亡きお父様の意志をついで、一人で植物園を切り盛りする神野留美さん。
「子供達の笑顔を見るのが好きなんです」
園内は色とりどりの華やかな植物に溢れている。留美さんの一日は、朝5時に起きての水やりや細かい手入れに始まる。大変な作業だが、苦しいと感じた事は一度もないという。
「愛情をかければかけた分だけ、植物は応えてくれますから」
今では毎日元気に働いている留美さんだが、実は……子供の頃はとても病弱だったという。
「はい。心臓が弱くて、毎日、起きるのも苦しくて、ああ、今日こそ死ぬのかな……って、そんな事ばかり考えていました。お医者様にも、15歳までは生きられないだろう、ってそんな風に言われていたんです」
様々な医者の診断、投薬治療を受け続けた留美さんだが病状は一向によくならず、月の半分は、ベッドに寝たままのような日々が続いていた。ところがそんな留美さんに、転機が訪れる。
「ビックリしました。それまでと、全く違う人生になったんです。ああ、走るって、こんなに楽しいんだって」
留美さんの人生を大きく変えたもの……それは、
にんにく卵黄生命の樹健康酢汁
「一日一回、この花の前で深呼吸すると、すーっと心臓が楽になるんです」
この回復には、かかりつけの医師も驚きを隠せなかったという。
「お医者様も、嘘みたいだ、とおっしゃって。本当に、この出会いに感謝しかありません」
重い心臓病から関節痛、急な腹痛にまで効く、にんにく卵黄生命の樹健康酢汁。
「皆さんにも、是非知ってほしいと思います!」
無限の生命エネルギーを秘めた、このにんにく卵黄生命の樹健康酢汁を、今回は粉末タイプで大奉仕。
1ヶ月分30袋に加え、今だけ更に特別10袋をおまけでお付けします。
貴方もこの、にんにく卵黄生命の樹健康酢汁で、永遠の生命エネルギーと、最高にハイな気分を味わってみませんか?


ジョージ真壁を見つけ出そうとするガンギブソンは、自分の記憶メモリを頼りに<ネオギルド>関係機関荒しを繰り返すが空振りが続き、一向に<ネオギルド>へと辿り着けない。組織の情報統制が優れているというよりは、ガンギブソンの記憶メモリが駄目なのではないかという気がするのですが、最後にやってきた神野植物園で、10年前に死んだ神野博士の娘・留美を問い詰めるガンギブソンの前に、飛び蹴りしながらジョージ真壁が姿を見せる!
劇中初の直接戦闘を披露する真壁さん、明らかに今までで一番ノリノリ。
<ネオギルド>に足りないのはやはり、適材適所の精神だと思う。
「ロボット王国ネオギルドの頂点にたつ者、最強のロボットで当然だろうが!」
吠えるジョージは、切れ味鋭い格闘、更に指先から放つ真壁光線で、ガンギブソンを圧倒。だがそこへ、「止めて真壁さん!」と留美が割って入り、どうやら、二人はお互いの過去を知っている模様。留美を突き飛ばす真壁だったが、その時、風を切るJPカード!
「ジャンパーソン・フォー・ジャスティス!」
久々。
「我が宿敵もご到着か。好都合だ、ジャンパーソン! おまえもここで、この私の手で、地獄に送ってやる!」
JP (……………………誰?)
かれこれ20数話を経て、遂に初顔合わせ。
前回、逃げる帯刀の車を見つめていましたが、3クール目に入って、接触篇なのか。
「正義の名の下に、おまえが守っている人間達が、実はくだらない、取るに足りないものだとなぜ気付かぬジャンパーソン!」
「人間たちが、くだらないものだって?!」
そして2クール目に軸移動した、人間を守る為に正義執行している、という方向性を、ボス同士で改めて確認。
むしろ人間をくだらないものと思っていそうなかおる、今回に限って不在(笑)
明らかに、意図的に外されているとしか思えません。
敵の味方は味方かもしれない真壁さん、時々何をしたいかわからなくなる事もありましたが、「人間を全て排除し、ロボットだけになった世界に君臨する」と、ここでハッキリと宣言。やはり基本は人間皆殺し路線で良いようです。
強力真壁光線でJPとGGを相手に戦うジョージだったが、留美が手にしていた黄色い花に反応すると、一時撤退。それは、神野博士が研究し、博士の死後に留美が花を咲かせる事に成功した“生命の樹”であった。
世界中の様々な神話に語られる伝説の樹……その花を咲かせて以降、病弱だった私もこんなに元気になって、花の声も聞こえるのよぉぉぉ、とちょっとアブナイ感じの留美さん。
そしてジョージ真壁がかつて、助手として神野博士の研究を手伝っていたが博士の死と共に、姿を消していたという過去が判明する。
花の声が聞こえるという留美さん、ジャンパーソンを持ち上げつつ促す。
「けれどジャンパーソンは優しい人だって、言っていたわ」
「私には何も聞こえなかった」
「ジャンパーソン、そっと優しく、心を澄まして」
「……やはり聞こえない。私がロボットだからか」
JPさんが人間に近づいてみたがる、というちょっと微笑ましいシーンなのですが、二人がいちゃいちゃしているのにイラッときたガンギブソン、「真壁を呼び出すには、こいつがいるんだ!」と、花を奪って逃走。
生命の樹……ううぅ、くっ」
途端に倒れる留美
生命の樹のお陰で病弱だった私がこんなに元気に、を通り越して、既に花無しでは生きていられない体になってる!!
……どう考えても、強い強壮作用を持った麻薬(副作用:幻聴)です。
弱った留美を連れたジャンパーソンは、真壁を呼び出そうとするガンギブソンに追いつき、花を返すように迫るが、ガンギブソンは首を縦に振らない。
「俺には樹の声より、こいつの声が聞こえるのさ。真壁を倒せ、真壁を殺れとな!」
「ガンギブソン……この分からず屋が!!」
愛銃を手にハードボイルドに決めてみせるガンギブソンだったが、人間のラブとかミラクルとかロマンティックドリームをこよなく愛するラスボスの怒りの鉄拳が遂に炸裂し、鉢植えを巡って殴り合う二人。更にそこへ、鬱積したストレスを晴らすのは今、とばかりに、活き活きとトランポリンで宙に舞うジョージ真壁が飛び蹴りで乱入。
三つどもえの激闘に巻き込まれ、地面に落ちまくる鉢植え(^^;
ボスキャラの貫禄とばかりに放たれた真壁サンダースペシャルはJPとGGを蹴散らすが、同時に生命の樹もダメージを受け、煙を吹いて弱りだしてしまう。それに呼応するかのように、地面に倒れる留美。それを見たガンギブソンは、「それじゃあ本当に命の樹?」と急に反省すると、留美生命の樹をジャンパーソンに任せ、真壁と取っ組み合って崖下へと転落していく。
ガンギブソンの反省の仕方が物凄く唐突で、軽い気持ちで悪戯していたら、思ったより大変な事になって子供が反省した、みたいな感じに(^^;
かおるにしろガンギブソンにしろ、ジャンパーソンの正義とヒーロー性を補強し引き立たせる意味合いが強いのですが、ガンギブソンの、自分の目的優先/だけど根は悪い奴ではない、のバランスは、もう少し丁寧にやってほしい所ではあります。
残されたJPが留美を救う為に花の声を聞こうと、マスクを外す、というのは元からあるギミックが活かされて、良かった所。
「聞こえた! 私にも声が聞こえた!」
外装のガードレベルを下げた事で、何らかの電磁攪乱作用がジャンパーソンのAIに影響を及ぼした、という気もしますが。
生命の樹から送信された地図に従い、ジャンパーソンはグランドジェイカー(ジェイガリバーに、ダークジェイカーを搭載した状態の事?)を発進させると、ドリルジェイカーで地下深くへと到達。青白い光に包まれた謎の空間で、生命の樹はそこに生えていた新しい芽に力を与えると枯れてしまうが、芽から吹きだした新しい粉末により、留美は生気を取り戻すのであった。
一方その頃、ガンギブソンは荒ぶるジョージ真壁に力いっぱい滅多打ちにされていた。
「地獄へ墜ちろ、ガンギブソン
だがその時、枯れた生命の樹を見せつけながらジャンパーソンが駆けつける。強力真壁光線で奮戦するジョージだったが、JPとGGの挟撃を受けて敢えなく右腕を吹き飛ばされると、建物を爆破して逃亡。JPとGGは留美を連れて脱出に成功し、留美は新たな生命の樹を、再び育てていく事を誓う。
「今はまだこんなに小さいんですが、成長すれば、全ての生き物がその恩恵を受けられるようになるでしょう」
地球上の全生命が生命の樹に依存する……それは明らかに、破滅への序曲!
ハッピーエンドで一件落着、の筈なのに、何故か音楽がサスペンス調だったり、変に怖いシーン(笑)
留美が地下で息を吹き返してからこのラストシーンまで、妙に無言なのも怖いのですが、生命の樹の正体は、寄生型の宇宙生命体か何かではなかろうか。留美はもう、地球人類では無くなっているキガスル。
<ネオギルド>の本部では、失った右腕から緑の体液を流して苦しむジョージ真壁に近づく、黒い影があった…………それは、ジョージ真壁!
ここでベン藤波だったら、凄い面白かったんですが(笑)
現れた真壁は、苦しむ真壁を一撃で粉砕。爆発の余波で傷を負った指先から、赤い血を流す……。
今回、キレキレのジョージが台詞で「首領」をやたらにアピールするのですが、「大首領」じゃなかったの? と思ったら、最後の最後で「大首領」が姿を現す、という見事なサブタイトルトリック。
脚本の浅香晶は13話で大やらかしをしましたが(その後の展開を見ると、番組の軌道変更による急遽間に合わせとか、裏に事情もあったのではと思えますが)、ルーゴ回、今回と、細部の雑さは気になるものの、そこそこの出来。
果たして、真のジョージ真壁は、人間なのか、ロボットなのか。そしてその求める、永遠の生命エネルギーとは……?!
「おれは人間をやめるぞ! ジャンパぁぁーソぉぉぉン!!」
てな事になるのか。
ここまで散々ぽんこつ扱いだったジョージ真壁ですが、今回はアクション解放、さすがに格好良く、また思わぬ強さで魅せてくれました。……まあ、ラスボスはまだ、全然本気出してないのですけど(今回の使用火器、ジャンバルカンだけ)。ガンギブソンに気を使わなければ、殺ってしまえた気はしないでもない。
そして後半戦に入り、ED、新映像に。
……ひたすら、トンネルをダークジェイカーで走っているだけ(笑)
と思ったら、最後にトンネルを抜けて明るい世界へ出る、というのはEDの曲調と相まって、本作らしいテーマ性が出てなかなか格好良くなりました。……まあそれにしても、ほとんど、JPのアップと車とトンネルの壁、というのはどうかと思いましたが(^^; EDだから出来る洒落っ気というか。
次回、霊界から空間ワープ装置
……てなんだそれは。
古くて新しい超次元の世界を、君は見たか!