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『炎神戦隊ゴーオンジャー』感想2

OPはフルサイズよりもむしろ、エレキから入るTVサイズの方が格好いいなぁ。
◆GP−03『捜査ノキホン』◆ (監督:諸田敏 脚本:武上純希
モヒカンの職業が「元刑事」と、さらっと判明。
詳しい経緯はまだ語られないのですが、もしかしなくてもゴーオンジャーになりたくて退職しちゃった?
この御時世にはかなり際どい選択肢で、それは前回、手段を選ばずにゴーオンジャーになろうとするわけです。
最初から一癖ある立ち位置のブラックですが、“正義ノ味方”へのこだわりなど、色々と面白くできそうな背景だけに、巧く使ってくれる事に期待。
そんな職業的プライドもあり、走輔達を「ど素人」呼ばわりする軍平。今回は人の良いアルバイターの緑を加えて、初期メンバー3人と、この二人がチームとして上手く噛み合うまで。
スタンドプレーながらも優れた判断力を見せる黒と、なんだかんだでそれに付き合う緑、いまいちお気楽な赤・青・黄だが、彼等は彼等なりに敵怪人の計画を阻止してみせて、お互いが認めあう……くだりは少々大雑把なのですが、結局、バトル中に息の合った赤黒のコンビネーション攻撃が炸裂して何となく勢いで意気投合。
人格というよりは、戦士としての直感を認め合った、みたいな(笑)
シナリオとしてはもうちょっと……という出来でしたが、引き続きアクションは良く、「変身」シーンそのものの持つ格好良さに、スーツのギミックで格好良さを付加するという演出は秀逸。メットオン後に、マスク横のホイール部分が回転して完全装着、みたいな表現がお気に入りです。
細かいところでは、変身前も後も、緑の運動能力の高さがさりげなく盛り込まれているのがポイントか。
◆GP−04「炎神トラブル」◆ (監督:諸田敏 脚本:武上純希
蛮機獣、というか、アントキの猪木が登場。
手元の『百化繚乱』によると、スプレーバンキの顎の長いデザインを見た諸田監督のアイデアで、アントキの猪木に声をあててもらう事になったとの事。結果、完全に猪木が出現(笑)
マシンワールドから緑と黒の炎神がヒューマンワールドに到来、炎神ソウルを入手する事には成功するが、肝心の炎神キャストが、黒のは通りすがりの小学生に拾われ、緑のはあろう事かケガレシアの手に渡ってしまう。
やっぱり子供が苦手だった黒、代わりの交渉を赤に頼むが、赤、脅かして逃がす。ついで黒、お菓子との交換を持ちかけるが、声かけ案件に。
元刑事、物凄い転落です。
世間の風は冷たいのです。
一方、緑は土下座を敢行。
そして、踏まれる。
後頭部ではなく背中なのが、優しさです。
そこから不意打ちを食らわせようと、意外なこすっからさを見せる緑だったが回避され、逆に追い詰められる事に。
最終的にはそれぞれ、炎神ソウルをセットしたマンタンガンにより危機を脱し、炎神キャストを取り戻す事に成功。巨大化したスプレーバンキと1話以来の飛行機部隊のコンビネーション攻撃に苦戦する炎神王を、緑と車の炎神の見せ場で助け、逆転勝利。
黒い車、
「俺のポリシーは、戦いは正義のために、だ」
危ないよこの炎神!
気をつけよう、甘い言葉とフォージャスティス。
露出度高いもとい生身分の多いケガレシア様ですが、自ら機械生命体を名乗り、黒の銃撃で負傷した腕から内部の機械部分が見えるなど、早めにマシン描写。
炎神王は表記的にはエンジンオーなのかもしれませんが、文字の並びは炎神王の方が格好いいので、炎神王で。