はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2023〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

『炎神戦隊ゴーオンジャー』感想5

今更気付いたけれど、
スピード + コンドル = スピードル
バス + ライオン = バスオン
ベア + RV(車) = ベアールV
バ + イルカ = バルカ
ガン + シェパード = ガンパード
キャリア + アリゲーター = キャリゲーター
という事か!
「バ」は謎ですが。
「バ」……バルカの属性を考えると、回転攻撃で斬撃系なので…………や、刃?


◆GP−09「明日ガアルサ」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:武上純希
買い物に出かけた早輝と範人は、人々を襲うレンズバンキに遭遇。レンズバンキの特殊能力により、ヒューマンワールドとは別の異世界に飛ばされてしまう。
と、マシンワールドとヒューマンワールド以外に9つの世界、合計11の並行世界が存在している、という『ゴーオンジャー』の基本世界観が、蛮鬼獣の特殊能力を交えて初公開。
二人が飛ばされたのは、スクラップだらけの世界、ジャンクワールド。そこでは手元のベアールVとバルカの炎神ソウルとの会話は可能だが、ヒューマンワールドとは通信不能で、変身する事もできない。自分のミスと落ち込む早輝を「ま、なんとかなるよ」と元気づける範人。
いつものお気楽極楽ではなく、早輝が落ち込んでいるの見て気遣いを見せる、と範人のポイントが大幅アップ。
また、早輝がケーキ大好きで、ケーキ屋を目指してケーキの専門学校に通っていた、という事が判明。
「でも、先生に味音痴、って言われて、今は学校行ってない。わかってるの、私、こうなるといいな、って思ったことは、だいたいうまく行かないんだ。今も……」
「何言ってんの、人間最後には、うまく行くんだよ。明日は明日の風が吹く。諦めなきゃ、何とかなるよ」
前回は走輔の背景説明でもありましたが、2巡目に入って徐々に、メンバーの背景を見せて行く様子。
範人はまあずっと、謎の駄目人間でいいと思います(笑)
地球環境を汚染するのではなく人間を異世界へ送り込む……これまでと毛色の違ったガイアークの作戦の目的は、ジャンクワールドのエナジーで人間の肉体をスクラップに変え、ウガッツ(雑魚兵士)に改造しようという、兵力補強計画であった。……という事は、スクラップワールドはガイアークに支配されてる? それとも、世界が世界だけに、誰が住んでいるわけでもなく放置された特殊な次元なのでしょうか。
さらわれた人々がウガッツに改造されている光景を目撃した範人と早輝。何とか、彼等を助けなければならない。
「でも、変身できないよ……」
「それでもさ、僕たち、ゴーオンジャーじゃん」
割と男らしい所を見せる範人、というか範人は、他に頼れる人(連とか軍平とか)が居るとお任せだけど、そうでない場合は自分でやるという、良くも悪くも要領のいいタイプという事な模様。それにしても物凄いポイント急上昇ですが、あまり無責任キャラ路線を強くしすぎるのもまずい、という判断か。
二人が生身で突貫して人々を助ける一方、ヒューマンワールドでは連がレンズバンキへの対策を閃き、パネルを使ったトリックでレンズの動きを封じると、ダイヤルを巻き戻してフィルムを強引に排出させる事で、人々をジャンクワールドからの救出に成功。五人揃ったゴーオンジャー、主題歌から名乗り。
「よーし、スーパーハイウェイバスターやってみようよ!」
唐突に五つの武器を合わせ、ロングバレルになったハイウェイバスターによる、五人合体必殺技が炸裂(打ち出されるソウルが分裂して怖い)。レンズは産業革命し、本日もダブルロボ。フィルム攻撃に苦戦する二大ロボだったが逆光を用いて反撃し、レンズバンキは迫る二大ロボの必殺技を最後の瞬間まで激写しながら、爆死するのであった。
レンズバンキの死亡とともに、顔だけ改造されていた人達も何故か元に戻って大団円。ゴーオンジャーの野郎共は早輝の作った特製ケーキに怯えるが、食べてみたら問題無く美味で、和やかに終了……てあれ、ケーキ学校の先生と口と性格が悪かっただけ?
しかし……
「それにしても、レンズバンキが最後に写した写真が、大変な騒ぎを巻き起こすのは、また次の話だぜ!」
と、前回盛り上げすぎたので、さらっと単発話……かと思いきや、引きネタに。話としては、早輝の背景が明かされつつ範人の株価が大幅に上昇し、相対的に、早輝のケーキから逃げる残り3人の株価が下落。


◆GP−10「発車オーライ」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:武上純希
炎神キャストの研究・改良に熱中している連に代わり、前回のケーキで調理スキルを見せた早輝が朝食を担当する事になるが、出てきたのは大量の砂糖をぶち込んだ、オムライスのチョコレートがけ。早輝がうまく作れるのは甘い物だけ……というより全てを甘くしてしまう為に、「味音痴」の烙印を押されていたのだった。
今回は、連がカーチームのメカニック志望だった事が判明……て、2話の時に語られていたような気もするし、そうでない気もするし、ちょっと覚えていません(^^; そして炎神は根っこはマシンという事か、外から改造可能な事も判明。
一方ガイアークでは、キタネイダスが一つの謀略を練っていた。
「虎は死して皮を残し、レンズは死して情報を残すぞよ」
爆死寸前のレンズバンキが撮影した二大ロボットの写真……それこそキタネイダスが秘めていた、二段構えの作戦だったのである。三大臣は協力してスペシャル蛮鬼獣を作成し、いきなり産業革命した巨大蛮鬼獣・カガミバンキが街に出現する。Wロボットで出撃したゴーオンジャーは、何故か8話の燃え名乗りをもう一度。勇躍カガミバンキに挑みかかるが、なんと、カガミバンキはその巨大ミラーで、頑張王の両腕の能力(バルカとガンパード)をコピーする。
レンズバンキの残した二大ロボの情報を元にしたコピー能力。これこそがカガミバンキの最大の武器だったのだ。
ガンパードガンとバルカの旋風攻撃を受けた頑張王は敗北・分離。続けてゴーオンソードもコピーされ、ミラーエフェクトによって炎神王さえも敗れてしまう。カガミバンキはエネルギー切れで撤退するが、10話にして、二大ロボット完敗。
頑張王の前振りぶりが、酷すぎる(笑)
「いつかこういう時も、来るんじゃないかと思ってたっす」
新しいフォーメーションを練っていたという連の主導で、カガミバンキを打破すべく、バルカ、ガンパード、キャリゲーターの改造作業を進める事に。ガイアークでは三大臣が余裕で酒盛りを開始し、酔っ払った勢いで飛行部隊発進(笑) 走輔と早輝は、街を守る為にスピードル、バスオン、ベアールVで出撃する。
割と頻繁に、大被害にあうヒューマンワールド。
大攻勢は1話だけ、というのが大体のお約束ですが、ガイアークはどうも環境汚染後の侵略活動の為に、機動部隊を温存しているっぽい。
3体の炎神キャストは飛行部隊を壊滅させるが、そこに充電完了したカガミバンキが出現し、3大臣パワーによって巨大カガミバンキへとパワーアップ。3大臣パワーを振るうカガミバンキはもう、コピー能力関係なく炎神王より強いような(笑)
炎神グランプリを破られて合体分離してしまう炎神王だったが、そこへ、改良を完了した3体の炎神と3人の仲間が駆けつける。
「G6フォーメーション! 炎神合体!」
新フォーメーションとシステムにより、遂に発動する六身合体、その名を炎神王G6!
炎神王にバルカとガンパードを同時に合体する五身合体は何故やらないのか問題がありましたが、六身合体のベースがそれだったからという、身も蓋もない事実が判明してしまいました(笑) というか六身合体、ほぼ炎神王に下駄履かせただけ……って、キャリゲーターは、「ゲタ」も兼ねていたのか!
炎神王G6は、G6キックで蛮鬼獣の鏡を粉砕。コピー能力を無効化すると圧倒的なパワーでカガミバンキを押しまくり、最後は必殺の炎神一斉射撃・G6グランプリにて撃破する。
頑張王があんなだったので登場の待たれていた六身合体でしたが、割とぞんざいな感じに(^^; 構成としては予定通りなのでしょうが、8話でちょっと盛り上げすぎました。綺麗にやる事やりすぎて、続けてのパワーアップ編は、見ているこちらも正直ノリにくかった(^^;
次回、
「なに、軍平が逮捕された?!」
うん、まあ、いつかそうなるのではないかと……。