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『特捜戦隊デカレンジャー』感想5

◆Episode.07「サイレント・テレパシー」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:荒川稔久
捜査本部でESPカードに興じる、バンとジャスミン
認定エスパーに今更、ESPカード4枚当てさせてもという気もしますが、バンを感心させるならこれぐらいで充分という事か。
俺もやってみる、と息巻くバンだが、
「やめとけバン、ESPカードは、単細胞には、向いてない」
「じゃあ、ホージーなら向いてる?」
「え?」
きついツッコミはいったーーーーーー!
結局、メンバー4人がそれぞれ図柄を口にするが、開いたカードは、ウメコ入浴の図。
ボス「お茶目になったな、ジャスミン
「前からですよ」
ボス「そうか」
なんとなく過去を匂わせる会話。
にしても、デカレンジャーは男3人が大きくて、それに負けじとボスも大きくした為、ウメコより背あるジャスミンですら、ボスと並べた時の画が凄い。
だがそんな穏やかな時間は、長くは続かない。怪重機エンバーンズが街に出現し、デカレンジャー出動。えらいレトロなデザインのエンバーンズが変なパラボラを向けると、ビルが丸ごと一つ消失。パトストライカーのアームにジャッジメントソードを持たせる簡易アタックで挑みかかるバンだが、怪重機はあっさりとテレポートで姿を消してしまう。怪重機を見つめて何か合図を送っていた少年に気付くジャスミンだったが、少年もまた、忽然と姿を消していた。
……て、「怪獣使いと少年」?
冒頭でこの少年に「手伝ってくれるよね、願いを叶えてあげるから」と話しかける怪しいテディベアの演出といい、今回は微妙に円谷っぽい。
消えたビルもまた、どこかへテレポートしたのかもしれない……デカレンジャーはビルを捜索するが、それが何と長野県の山中で発見されたと連絡が入る。調査へ赴いた5人が見たのは、数百人が居た筈なのに無人のビル。そして、現場に残された二つの人形。いったいここで何があったのか……? ジャスミンが人形を調べた結果、恐ろしい事実が判明する。二体の人形は、アリエナイザーによってフィギュアにされた、生きた人間だったのだ!
人形の記憶シーンにおける、ぎょろ目の目立つ宇宙人のシルエットといい、どうやら今回は明確な円谷オマージュ。まあ今作自体が、たぶん企画段階から『ウルトラマン』シリーズを意識しているとは思われますが。コンセプトの時点で避けられませんし、変に逃げようとするよりは、むしろスッキリ(変身時のポーズも多分、オマージュですし)。
「無事にコレクションが完成したら、連れて行ってあげるね、星の世界に」
謎の少年、テディベア、フィギュアにされた二人、行方不明の数百人……果たして怪重機まで持ち出した犯人の正体と目的は何なのか? ジャスミンは現場に居た少年について遅れて報告するが、少年自身はアリエナイザーではない、と考えていた。
「だからなんで!」
「違うと思うから」
「なんだよそれ! 全然理由になってないじゃん!」
どうやらキレキャラで行くらしいバン(笑) まあ何というか、凄く、似合ってる(笑) あとバンのいい所は、キレて突っかかるけど、一切後を引かないというか、5歩ぐらい歩くと忘れているっぽい所(笑)
ホージーとかだと、絶対、日記につける。
再び街に怪重機が出現し、今度は最初から特捜合体。しかしワッパーをテレポート能力で消され、またも怪重機の逃走を許してしまう。現場に再びあの少年を発見したジャスミンはロボを降りて少年を追い、熊のぬいぐるみと話しているのを発見。
いきなり熊を撃つ(笑)
大丈夫、これが平均的な、デカレンジャー
胸にキラリとハードボイルド!
「安心して。あなたの味方よ。お願い、話を聞かせて」
あなた今、少なくとも少年に友好的だった宇宙熊、問答無用で射殺しておいてそれですか。
少年に過去の自分と同じものを感じていたジャスミンは、テレパシーによる接触を試みるが拒絶される。
ここで、「ジャスミンエスパー云々〜」というナレーションは説明しすぎで要らなかったと思いますが、この後、テレパシーのイメージシーンになるので、わかりやすさに配慮でやむを得なかったか。少年を手前に置いて、その奥でそっと手袋を外すカットが良かっただけに、出来ればそのまま流れで行ってほしかったけど。
「孤独なのね、あなたも」
しかし、ジャスミンのその言葉が少年の心の扉をわずかに開かせる。その隙間から、少年について知るジャスミン
「人間が嫌いで、こんな星に居るのが嫌で、そんな時、あの人形に声をかけられた。物質をテレポートさせるあなたの力を貸してくれたら、どこか別の星に連れてってあげる、って」
振り返る少年。
「私もあなたと同じ、エスパーよ」
交渉フェーズに入る事に成功するジャスミンだったが、そこへ仲間がやってきて、少年は態度を硬化させてしまう。
「だったら! だったらなんでこんな仲間が居るんだよ! 同じなもんか!」
ドラム缶テレポート攻撃で少年は逃げ出し、後には無残に撃ち抜かれた熊の人形だけが残される。少年を利用している黒幕は何者なのか……ジャスミンとバンは少年を追い、残り3人は過去の犯罪ファイルから事件の謎を探ろうとする。ガチャガチャで気分転換をはかったセンちゃん、いきなりの閃きからシンキングポーズ。
その導き出した解答は……現場に残された二人は、“だぶり”だった。
データベースを確認した結果、フィギュア状態で残されていた二人が、ともに双子だった事が判明する。アリエナイザーは二人だけをフィギュアにしたのではなく、ビル内の全員をフィギュアにした後で、“だぶり”だと判断した二人だけを放置していったのである。恐らく、目的は地球人のフィギュアコレクション……収集癖のある宇宙犯罪者をリストアップした結果、過去にも幾つもの星で人々をフィギュア化してきたクウォータ星人ダゴネールが捜査線上に浮かび上がる。
スワンの分析では、あと5時間の内にフィギュア化された人々を助け出さないと、状態が固定されて元に戻れなくなってしまう。焦るデカレンジャーだが、その頃ダゴネールはエージェント・アブレラに、より強力な助っ人の派遣を依頼していた……。
エージェントさん、毎度ぶら下がっているのがそろそろ大変になってきたのか、初めての、地面芝居。
限界まで力を振り絞ってのサイコメトリによって少年の居場所を突き止めたジャスミンとバンだったが、その前に、アブレラが派遣した強力な助っ人……新型メカ人間・イーガロイドが立ちはだかる。ジャスミンの説得を振り切りイーガロイドと共に行こうとする少年は、まだまだ、綺麗なお姉さんより星の世界に興味津々のお年頃。
アブレラ自慢の新製品・イーガロイドは、イエローとレッドを圧倒。
ここまで、強いのだけが取り柄だったデカレッド(バン)の株価が、急降下!
少年の心を救うべく懸命に立ち上がるデカイエロー、迫るタイムリミット……デカレンジャーは、この窮地を乗り越える事が出来るのか?!


◆Episode.08「レインボー・ビジョン」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:荒川稔久
「信じるもんか……誰も信じるもんか!」
頑なな少年が見つめる中、イーガロイドに苦戦するレッドとイエローのもとへ残り3人が駆けつけるが、まとめて吹っ飛ばされる。
「今のおまえらは俺の敵ではない。もっと腕を磨いておけ」
なんだ、どうしてこんなに男らしいんだ、イーガロイド(笑)
声優(中井和哉)か、声優の影響なのか?(この時期にどのぐらいの扱いだったかわかりませんが)
「お金さえあれば、悪い事でもなーんでも、しほーだいー!」
少年はイーガロイドと共にクウォータ星人ダゴネールのアジトへ。フィギュア化された人間は風船状態で保管されるという設定で、風船に埋め尽くされた部屋が実にサイケ。
人間が完全にフィギュア化してしまうまで、残りあと3時間……超能力の使いすぎで倒れたジャスミンだったが、目を覚ますとすぐに飛び出していく。
「ボス、ちょっと行ってきます! うっすらですが、感じたんです。あの子の、心の叫びを。早く保護しないと!」
ちゃんと断っていくあたり、真面目だ(笑)
「なんでだよ?! なんでそこまでやろうとすんだ!」
「似てるから、昔の私に。ちょっと前まで、私もあんな目をしてた」
後を追いかけてきたバンに、ジャスミンデカレンジャーになる前の過去を語る……。
当て字っぽいと思っていたジャスミンさんの名前でしたが、過去シーンで、普通に地球人であった事が判明。いや、茉莉花ってごく自然に「ジャスミン」と読んでいたのですが、まあ確かに「まりか」と読ませれば、それほどおかしくもないか(^^;
少女時代、テレパシー能力を制御できずに周囲の人々の心を無作為に読んでしまい孤立、親友だと思っていた少女の本音まで知って絶望したジャスミンは、街に飛び出した所でアリエナイザーの犯罪と遭遇、犯人の手で絶体絶命に追い込まれる。
(目ぇあけたら死ぬんだ…………それでもいいかな。みんな、あたしの事、気味悪がるし……友達なんか、いらないし。死んでも、いいや……)
だが死を覚悟した瞬間、一発の銃弾がアリエナイザーを貫き、ジャスミンの命を救う。そこに立っていたのは、宇宙警察のデカ、ドギー・クルーガー――後の地球署ボスであった。
緊急事態だったとはいえ、警告無しで背後から一発で射殺とか、さすがボス。
たぶん、殺しのライセンスを持っているのでジャッジメントも不要です。
地球人のエスパーのスカウトでもしようと思っていたのか、ジャスミンの事情を知るボスは、自らに絶望する彼女を優しく諭す。
「君自身が君の力を嫌っていたら、誰も君のことは好きにならない」
「なれないもん! こんな自分なんか」
ボス、手慣れた感じで女子高生の肩に手を回す。
「俺が保証する。君は、ひとりぼっちじゃない。だから、自分を嫌いになっちゃいけない」
圧倒的なイケメン度、歴代戦隊のダメンズ達は、土下座して爪の垢を煎じて飲むように。
雨に濡れたジャスミンの体を優しく抱きしめるボス。
「どうして、こんな……あたたかいの……」
犬だからさ(待て)
(※犬の平均体温は38度前後)
そしていつしか、雨上がりの空には美しい虹がかかるのだった……。
一方、一度は逃げ出した少年だったが、熊のぬいぐるみではなくタコ型宇宙人を見て我に返ったのか、じわじわと綺麗なお姉さんの色香に惑わされつつあった。
ダゴネールはそんな少年をせっつき、より効率的に、建物ごとではなく中の人間だけをテレポートするようにと指示を出す。綺麗なお姉さんの幻影を振り切り、テレポートへ向かう少年。その反応を感じ取るジャスミン。そしてデカベースでは、シンキングタイム(ぽくぽくぽく……ちーん!)に入ったセンちゃんが、ダゴネールの次の動きにあたりをつけていた。
前回、テレポートさせようとして途中でデカレンジャーの妨害を受けた学校へ向かった少年だったが、中は無人。焦って姿を見せたダゴネールを背後から撃って現れる、三つの影。
「地上最強の女子高生とその仲間よ!」
両サイドから反論が一切ないので、やっぱりリーダーなのか、ウメコ
このシーン、ダゴネールが前回テレポートさせ損ねた高校にこだわってまた狙ってくるに違いない……と臨時休校にして罠を張った、というのは良いのですが、デカレンジャー3人が生徒に扮装して囮になったわけでもなんでもないので、実はコスプレの意味がゼロ(笑)
明らかに、ウメコがまだまだ現役に負けない事を証明する為に学生服を着たがっただけとしか思えません。
無人の学校で人影がちらほらと通りすがる、という演出そのものは格好良かったのですが、それが誘い込んでいるという感じにはならず、いまひとつ“罠”っぽくならなかったのは、惜しかった。
逃げ出す少年とダゴネールだったが、校庭にはバンとジャスミンが駆けつける。
「私は君の心の叫びを感じてここへ来た」
「う、嘘だ!」
率直なところ、ジャスミンさんに正面からこれ言われると、ハードボイルドすぎてちょっと怖い(笑)
ダゴネールの指示で、5人をテレポートしようとする少年へ向けて、一人歩み寄るジャスミン
「いいよ、私をテレポートするならしても」
少年の胸にはこれまでの、ジャスミンの真っ直ぐな呼びかけが去来する。ジャスミンを、信じる事が出来るのか。それとも、人間は皆、自分の敵なのか。
「でも信じて、君は独りぼっちなんかじゃない、だから……」
少年を優しく抱きしめ、直接、ビジョンを送り込むジャスミン
「だから、自分を嫌いにならないで」
「なんで……なんでこんなあったかいんだよ」
思 春 期 だからさ
少年の裏切りに激怒したダゴネールは全員まとめてフィギュア化してやると魔法のステッキを振り上げるが、少年がそれをテレポート能力で奪い取ると、踏みつけ破壊。
……いや、人々を治すのに必要になる可能性があるから、重要そうなマジックアイテムをいきなり破壊するのはやめような!
デカレンジャーは変身し、ダゴネールは「先生! お願いします!」とイガグリさんを召喚。イーガロイドは雑魚メカ人間を呼び出し、前回やられっぱなしだった分、今回は派手な雑魚戦。レッドとバロム1の戦いは、なんかもう、よくわからない事に(^^; また、敵をバーチャル空間に閉じ込めて攻撃する、ミラージュディメンションなるSPライセンスの新機能が炸裂。
スキルアップしたな。そうでなければつまらん」
雑魚を一掃したデカレンジャーの前に、悠々と立ちふさがるイーガロイド。
だからどうしてこの人、元ただの球体のくせにやたら偉そうなのか。
しかし、その戦闘力は本物。必殺剣・クロスバーストが炸裂し、またも吹き飛ばされる5人のデカレンジャー
「終わりだな」
だが、宇宙警察は狂気の戦闘集団である。一度や二度叩きのめされた程度で泣いたり笑ったり出来なくなるような人材は、そもそもデカレンジャーにはなれないのだ!
「この程度じゃ、痛くも痒くも、ないのよ!」
「みんな、わかってるよな!」
「当然!」
「一度戦った相手の攻撃は、ちゃんと頭に、いれてるさ!」
「それが、プロってもんだ!」
「一気にいくべし!」
「「「「ロジャー!」」」」
「おまえたちに何が出来る」
勿論、火力で勝負。
デカレンジャーはマーフィーを召喚し、Dバズーカを発動。必殺技と必殺技がぶつかり合い、一時は押され気味になるが、最後は気合いで逆転勝利。
「戦いは、ノリのいい方が勝つんだよ!」(by未来の誰か)
いきなりの強敵だったイーガロイドでしたが、火力勝負で割とあっさり撃破。今後の戦闘力バランス、エージェントさんのお仕事の行方が、少々心配です(^^;
追い詰められたダゴネールは怪重機でデカレンジャーに襲いかかり、デカマシン発進でデカレンジャーロボ・ビルドアップ。ここで雨が降り出し、雨中の決戦となると、どうしても「怪獣使いと少年」を想起するわけですが、話の筋は全然違うけど(「怪獣使いと少年」はもっと絶望的に酷い話)やはり少しオマージュ入っているのか、これで「怪獣使いと少年」思い出す私がおかしいのか。
「クウォータ星人ダゴネール。24の星における人間フィギュア化致死罪で、ジャッジメント!」
ロボ状態からのジャッジメントで、判決は、もちろん死刑。
ジャスティスフラッシャーが炸裂し、怪重機エンバーンズごとダゴネールは大爆死。
……て、今頃気付いたけど、「怪重機」って露骨に「かいじゅう」入っていますね。
今でこそ東映特撮に傾倒していますが、もともと円谷育ちなので、色々気になってすみません(^^;
「これにて一件コンプリート、この世に止まない、雨はない」
各メンバーの決め台詞も、これにてコンプリート。
センちゃんとジャスミン(「解けない謎はない」「止まない雨はない」)、ホージーウメコ(「スーパークールにパーフェクト」「後はお風呂でゆっくりーと」)がセットであった事が判明し、改めてホージーの立ち位置が窺えます。

スーパークール=お風呂
パーフェクト=ゆっくりーと

………………頑張れホージー明日があるさ!!
というかボスも、頭脳労働がセンちゃん一択になっているので、肉体派エリート(失笑)のホージーさんにも、プライドをくすぐる仕事の委託をたまにはお願いいたします。
かくて今日も宇宙の悪は滅殺された。
ダゴネールの死と共にフィギュア化された人々は元に戻り、新商品のイガグリ先生すら倒された事に、エージェント・アブレラは、デカレンジャーに対する警戒を強くするのであった……。
というか宇宙警察さんは、その場で極刑システムの為に犯罪者の背後関係を全く洗えず、未だにエージェントのエの字の気配すら掴めていないのは、やはり警察組織としてはどうなのだろう(笑)
出てきた悪から叩きつぶしていけばいつか大本に辿り着けるさ方式、恐ろしい、恐ろしすぎる。
最後は少年が、いつか自分もスペシャルポリスになりたいと語り、雨上がりの空にかかった虹を見つめて大団円。
孤独なエスパーものとしては定番の展開でしたが、前後編でテンポ良くまとめました。全体的に好感を持てるキャラクターになっているのは、今作の強み。ジャスミンの過去とボスを繋げたのも良し。
一点、難を言えば、ステッキを破壊する事で少年が過去の自分と訣別する、というイメージシーンを重視しすぎて、人々の回復が、「アリエナイザーを倒したら治りました」になってしまった所。
様々なご都合の中で、しかしどうしても気になる所、というのは人それぞれかと思いますが(例えば、場所移動の強引さなどは、気にならないタチ)、私どうしても「機械的なプロセスでバッドステータスになった人々が、怪人を倒したら説明なく治ってしまう」というのが特撮脚本で是正していって欲しい部分なので、00年代の作品としてはここはもうちょっと工夫してほしかった。まあ、回収したステッキを解析……とかいうシーンを入れるとどうしてもテンポが、というのもわかるのですが。せめて事前にフィギュアを調べた際にスワンさんに「アリエナイザーを倒せば……」とか言わせておくだけでも違ったのですけど。
次回……あー、騙されてるわー(断言)