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2013年を振り返る:競馬編

JRAリーディングベスト10など見ながら、つらつらと。
左から、勝利数(特別勝ち数/重賞勝ち数)・騎乗数・〔勝率/連対率/3着内率(ベスト20内での順位)〕・総賞金順位 (※全てJRA開催のみ)

  1. 福永祐一 131(39/ 6) ・ 844 ・ 〔0.155(2)/0.277(2)/0.399(2)〕 ・ 1
  2. 川田将雅 120(33/ 3) ・ 724 ・ 〔0.166(1)/0.297(1)/0.414(1)〕 ・ 6
  3. 浜中 俊 119(40/ 5) ・ 862 ・ 〔0.138(4)/0.255(4)/0.357(3)〕 ・ 4
  4. 内田博幸 114(32/11) ・ 897 ・ 〔0.127(7)/0.242(6)/0.328(7)〕 ・ 3
  5. 戸崎圭太 113(31/ 5) ・ 866 ・ 〔0.130(5)/0.239(7)/0.341(5)〕 ・ 7
  6. 岩田康誠 111(32/ 8) ・ 854 ・ 〔0.130(5)/0.260(3)/0.354(4)〕 ・ 2
  7. 北村宏司 101(25/ 2) ・ 898 ・ 〔0.112(9)/0.207(10)/0.300(10)〕 ・ 8
  8. 武 豊   97(41/11) ・ 649 ・ 〔0.149(3)/0.245(5)/0.334(6)〕 ・ 5
  9. 田辺裕信  88(24/ 3) ・ 879 ・ 〔0.100(12)/0.176(12)/0.268(11)〕 ・ 11
  10. 蛯名正義  86(31/ 7) ・ 773 ・ 〔0.111(10)/0.216(9)/0.323(9)〕 ・ 9

2年ぶりリーディングの福永は、(まだ年内ラスト開催残っていますが)地方・海外含めても136勝で2位に11勝差をつけ、G1を2つ勝ってJRA総賞金も1位と文句なしのリーディング(地方・海外含めると、ドバイ&香港で総賞金は岩田がトップ)。
〔福永131勝、2年ぶり2度目のリーディング 最多獲得賞金も/スポニチアネックス〕
色々言われる立場ですが、馬がいいとはいっても、勝率・連対率・3着内率も全て2位は立派。目標にしていた全G1騎乗、念願の牡馬クラシック制覇、そして結婚、と充実の1年となりました。クラシック制覇で一つ楽になったのが、来年いい方向に出てほしいところ。
川田はとにかく、勝率・連対率・3着内率全てで1位が光ります。リーディングの獲得には騎乗数の上積みがもう少し欲しい所ですが、過去5年ぐらい振り返っても他のトップジョッキーより100以上少ない700回程度の騎乗なので、意図的に絞っているのか体調面での調整なのか。重賞勝ちも若干寂しいので、来年はG1勝ちと重賞勝ちの増加を見たい。
今年も好調をキープした浜中はお見事。特に今年は、復活モードの武豊が庭の小倉を荒らしに来た中で、この成績をキープしたのは大きい。勝負強さも売りで、後はここらで、強烈なお手馬と出会えるかどうかか。
内田は戸崎の猛追を抑えて、美浦のリーディングを獲得。中央移籍初年度の戸崎は一気にG1も手中にし、美浦の上位陣が世代交代の過渡期という事もあって、フル活動の来年はJRAリーディングの本命か。岩田は勝ち星では若干後退したものの、相変わらずの勝負強さ。また、地方での強さが目立ちます。
ついに年間100勝を達成した北村宏は、地方出身騎手除くと栗東の一番手で、遂に横山典も蛯名も上回ったのですが、しかし北村が更なる進化を遂げて重賞ばんばん勝ってG1も勝ってリーディング争いをする未来はどうしても見えない(おぃ)
そして何と言っても、今年は武豊。年間100勝には届かなかったものの、勝率では川田と福永に次ぐ3位、特別勝ち数1位、重賞勝ち数1位タイ、と完全復活モードで勝負強さを如何なく発揮しました。年齢的に騎乗数の上積みは難しいかもしれませんが、来年はガンガン来そうで、再び大暴れを見られそうな気配です。
田辺は一昨年の大ブレイク後、昨年は52勝と落とした勝ち星を再び80超えに戻す事に成功。来年は是非ともG1を。栗東はそろそろ、蛯名・横山を常に上回る下の世代が出てくるかどうか、という所か。
83勝で僅差のリーディング11位だった横山典弘は、勝率・連対率3着内率では、8位。
またリーディング20位ながら藤田伸二(50勝)が、勝率と連対率では田辺を上回り11位。藤田は昨年31勝より大幅に上積みしており、騎乗数少ないながらも、きちっと勝ってきています。現在任されている馬が順調に勝ち上がってくれば、来年は久しぶりに重賞戦線での活躍が見られるか。
その他幾つかざっと見ると、
昨年74勝の松山弘平は今年も62勝をあげ、全国リーディング14位をキープ。上位陣への食い込みが期待されます。
一方、川須栄彦が91→69→48勝と数字を落としており、ここが踏ん張り所か。
42勝でリーディング32位の秋山真一郎は、勝ち星は例年とそれほど変わらないものの、デビュー翌年から15年間、地味に続いていた毎年の重賞勝ちが遂にストップ。ダートも大丈夫、とか言ったばかりに……。
今年遂に平地G1を制覇した柴田大知は、43勝(31位)で、年間勝利の自己ベストを更新。今最も、熱い騎手の一人でありましょう。
また栗東では、松田大作がこれまでの27勝から大幅に上積みして、47勝(25位)で、年間勝利の自己ベスト。今年は海外で自身初の重賞制覇を成し遂げましたが、来年はJRA重賞に届いてほしい。
ほか注目は、昨年の48勝から37勝(36位)と勝利数は落としたものの、重賞2勝で存在感を見せ、3年連続で30勝以上と安定感も出てきた大野拓弥。馬の質が上がってくれば、面白そうです。
来年のリーディング争いは、今年の上位6人はまず安定、これに復活の武豊がどのぐらい噛みついてくるか、という事になるでしょうか。そして蛯名と横山典はそろそろ善臣さんモードに入るのか、それともまだまだ立ちはだかるのか。
で、今年最後の重賞は、リアルインパクトが約2年半ぶりの勝利。
〔【阪神C】リアルインパクト衝撃V ムーアで復活!鮮やか逃走/スポニチアネックス〕
まさかこの馬が関西で勝つとは……!
騎手選びは引き続き難しそうですが、なにより関西圏で勝ったのは来年に向けて非常に大きな1勝になりそう。
今年は最終的に、ムーアが持っていた感じに。英国トップジョッキーの力を見事に見せつけました。
馬では来年は、エピファネイアメイショウマンボが特に気になります。
春天には、有力馬が揃って集まるといいなぁ。