■〔『妄想ニホン料理』/公式サイト〕
昨夜たまたま見たこの番組がえらく面白かったのですが、レギュラー番組だったのか。忘れなかったらまた見よう。
大雑把な3つのヒントを元に外国のシェフに日本料理を作ってもらう、という内容なのですが、あくまでも、日本なら……ではなく、ヒントを各国の食文化で解釈して、というのが実に面白かった。
例えば昨夜のお題は伊達巻きだったのですが、「学問が向上する」というヒントを元に、その国なりの頭にいいと言われる食材を使ってみたり、調理法に解釈を求めてみたり、「正月の定番」というヒントから「フランスなら内臓だ!」と子牛の脳みそが出てきたり、と料理を通して文化が見える、という作りが秀逸。
あと幾ら払っているのか、各国シェフが割と本気。
結果として、想像真似っこ料理というよりも、かけ離れているけど見た目美味しそうなマイ伊達巻きが誕生する、というのが料理番組として素敵でした。