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『特捜戦隊デカレンジャー』感想16

◆Episode.23「ブレイブ・エモーション」◆ (監督:中澤祥次郎 脚本:荒川稔久
訂正:デカブレイクの青分は、4分の1ぐらいでした。
これは、4分の1ぐらい残念、という暗示だろうか……。
そんなデカブレイク、OPに追加。
途中まで完全にいつも通りだったので、あれまだ? と思ったら、割と不意打ち気味に。デカバイクロボも併せて追加され、OPの派手さが増しました。
「気取らない性格ですので、テツと呼んで下さい」
つまらなそうな5人を気に留める様子もなく、爽やかにボスへ挨拶する特凶のエリート・姶良鉄幹――テツ。
挨拶もきちんと出来、厭味でもなければ喧嘩腰でもなく、所轄の無能なデカレンジャーどもに悪口雑言を並べ立てるわけでもないが、ただ切々と正論を述べるという、それはそれで社会的には難のある人格であった。
「おい特凶! 正義は勝つってのの何が悪いんだよ。俺たちはそれを合言葉に勝ってきたんだぞ」
「それは、よほど運がよかったんです」
「違う! そう信じる気持ちが勝利を呼ぶんだ!」
「でも……さっきは負けてましたよね」
「あれは……」
「気持ちで勝てるなら、スペシャルポリスなんていらないですよね」
土下座したくなるようなド正論
前回、スーパースーパークールと書きましたが、クールというよりも、良くも悪くも正直者といった感じか。思った事を全部思ったまま口にするタイプというか。
幼い頃、アリエナイザーにより両親が殺され、本部で引き取られて育った為に宇宙刑事として15年のキャリアを持つ、純粋培養のマッドスペースデカ、姶良鉄幹。長官からの通信により、ヘルズ3兄妹への対処は全てテツに一任される事となり、テツはやさぐれる5人に、何もしなくていい、という極めてストレートな指示を出す。
「地球語で端的に言うと…………んー……足手まといですから!」
事実
デカバイクロボのメンテをしているスワン部屋へ赴いたテツは「貴女のような優秀で美しい人がこんな田舎でくすぶっているのは惜しいので、僕が本部に推薦しますよ」とスワンさんをナンパするが、「田舎のせまーい所が好きなの」と鮮やかに袖にされる。
――スワンさんの魅力にいち早く気付くとは、なんて立派な奴なんだ、テツ!
君を、真のエリートと認めよう!(早い)
「信じる気持ちで勝てる」とか譫言を言っているこの星のデカレンジャーは大丈夫でしょうか? と問うテツに、「そうよねー」とあっさり同意するスワン。
……ボス、ボス、頻繁に無茶苦茶やるから、内心、深く静かに怒ってますよ!!
「でも…………あなた恋愛経験ある?」
「え?」
「恋って魔法みたいなものでしょ。好きな人の事を想うと、それまで不可能だった事でも出来ちゃったりして」
「はぁ……」
「それと同じ事よ」
がんがんストレートだけ放り投げるテツに対し、緩急をつけたオトナのボールを返すスワンさん、と対比の巧く出たシーン。そこへブリッツ出現の報に、飛び出してゆくテツ、それに駆け並ぶバン。
「協力を要請した覚えはありませんけど」
「黙って見ているなんて、俺の気持ちが許さねえ」
油断するとすぐバカ(なだけの)キャラになってしまうバンですが、これはバンの熱さがいい方向に出た台詞。
「なんでも気持ちでやってしまうんですね」
そしてその前向きな行動力の根っこを、すぱっと否定するテツ。
「わりいかよ」
「感情は往々にして攻撃の計算を狂わせる。だから戦いにおいては気持ちを出すな。俺はそう習いました」
「そんなの知るか!」
「お話になりませんね」
残りの4人も追いつき出動しようとするが、テツは5人に待機を命令。もしそれを破れば、命令違反でデカレンジャーの解散もありうる、と厳命して一人で出動する。
テツの乗り物は、一輪バイク・マシンボクサー。未来すぎて普通に乗って走れないデザインの為、走行シーンは完全にCG処理。……それで追加されたOPで、一人だけ変だったのか。まあ、CG追加なので、走行シーンの新規撮影しないで済んでたりもするのですが。途中で通りすがりの一般市民の子供に「凄い」と言わせるなど、デカブレイクのニューヒーローポイントを補強。
暴れ回るブリッツとサキュバスの前に現着したテツ、恐怖を味わわせてやる、という二人にも全く怯みはしない。
「ナンセンス。俺は今までに戦いの中で恐怖を味わった事は一度もない。恐怖を味わうのは、おまえたち犯罪者のほうだ」
そう、剣山で囲まれた土俵で相撲したり、油風呂に入ったり、硫酸の入ったティーカップを頭の上に載せて座禅組んだりなどなどして育成された、スペシャルポリスの最精鋭部隊・特凶に、「恐怖」の二文字は存在しない。
やはり戦闘に入るとちょっと性格が変わるっぽいテツ、これが宇宙警察純粋培養の、あっけらかんとしたデリートモンスター!
「特凶秘伝の必殺拳法、星拳アクセルブローを、見せてやる!」
(※「せいけん」の漢字は適当にあてました)
兄妹の繰り出したメカ人間を相手に、デカブレイクのアクション見せ場で、様々な属性攻撃を放つ左腕のギミック見せ。灼熱拳ファイヤーフィストでは火球を放ち、剛力拳パワーフィストでは倒れた工場の煙突を投げつけてメカ人間輪っか3体をまとめてデリート。先日、デカレンジャーが1対1で手も足も出なかったので、少なくともノーマルデカの3倍以上の戦闘力というヒエラルキー
オールドファンとしては『仮面ライダースーパー1』を思い出す所ですが、惜しげも無い特殊ギミックで、単独でかなりの技を使える所など、マスター同様、ブレイクも単体ヒーローぽいコンセプトなのか。
メカ人間を蹴散らしたブレイクに襲いかかる兄妹、吹き飛ばされるブレイクだが、華麗なブレイクダンスを披露すると反撃開始、2対1でも兄妹を圧倒する。
ここは結局、ヘルズ3兄妹のデータに基づいて戦闘している、という描写はなく(設定上はそうなのかもしれませんが)、ただ強い、というだけになってしまったのは少々残念。
兄妹を追い詰めていくブレイクだったが、ブリッツがサキュバスを巻き込んで魔法陣による超必殺技を放ち、まさかの攻撃でさしものブレイクも大ダメージを受けてしまう。妹を巻き添えにする事もいとわないブリッツの非道さに動揺した所を押し込まれ、危機に陥った所を寸前で救ったのはデカレッド。
赤「やっぱり来たぜ!」
そして命令違反を承知の上で並ぶデカレンジャー
青「ふっ、正義が勝つってのを見せるためにな」
桃「解散させるなら、させなさいよ!」
黄「この星はあたし達が守る!」
「あなたたちじゃ無理です」
緑「無理かどうか見てなよ、特凶くん!」
ブリッツに突撃する5人だが、悲しいかな、戦力と力量の差は残酷。
(確かに、力と技のバランスはいい。しかし! この相手には無理です。通用しない!)
ブレイクの戦況分析通り、見事に通用しない5人。
だが……5人は立ち上がり、くじけない。
何故なら、無法なアリエナイザーを前に、正義のスペシャルポリスが諦めるわけにはいかないのだ。
「まだまだ……これからだぜ。正義はなぁ……正義は必ず勝つんだ!」
粘るデカレンジャーにブリッツは再び魔法陣による超必殺技を放ち、5人は直撃を受けるが、しかし根性で耐える。
「あのスーツでは、どう計算しても耐えきれない筈なのに、どうして……」
その時、ブレイクの脳裏に浮かぶ、スワンの言葉。
――それまで不可能だったことでも、できちゃったりして――
つまり 恋 の 魔 法 ですか?!
多分、ちょっと違う。
「これが……気持ちで戦うってことか」
感情は計算を狂わせる。
しかし、計算を超える力も生むのだ。
5人は魔法陣をぶち破ってブリッツに怒濤の連携攻撃を浴びせ、よろめくブリッツ。
「凄い! なんか、いい!」
……あ、踏み外しちゃった、足。
「凄いですよ、みなさん! 見直しました、俺」
若干ブレイクの宗旨替えが早い来もしますが、しかしまあ、根性論で戦う辺境吹き溜まりの平デカが、作戦でもチームワークでもなく気合いで、勝てる筈の無い敵を追い詰めてしまったのだから、真エリートとしては、強烈なカルチャーショックを受けても仕方がない。
なんだろうこー、凄い優秀で頭のいい仕事の出来るエリートが、ふとしたきっかけでオカルトにかぶれる瞬間を見てしまった気がする。
「ジャッジだ特凶!」
リバーシア星人ブリッツ、大量殺人、破壊、略奪の限りを尽くし、79の惑星を消滅させ、地球に混乱をおこした罪で……ジャッジメント!」
勿論、デリート許可。
ハイブリッドマグナムと、星拳アクセルブロー奥義・必殺拳スティックハンマーの合わせ技で、6人のデカはブリッツをデリート。この、ヤックデカルチャ! な勝利に6人の心は一気に一つになる。
だが……死んだと思われていたサキュバスが立ち上がり、最後の力で放出した生命エネルギーによる魔術でブリッツは復活し、怪重機を呼び出すと逃亡。
前々回の最初から登場しているのに、超必殺技巻き添えで終わりだとあんまりだなぁ……と思っていたサキュバスに、しっかり仕事があって良かった。
逃げる怪重機を追い、修理完了したデカマシンが出動してデカレンジャーロボ・ビルドアップ。デカバイクも出動し、強引にそれにまたがるデカレンジャーロボ。「無茶苦茶ですねぇ」とブレイクは嫌そうだけど、明らかにこの為に作られている感じなのですが。……或いは、スワンさんがメンテのついでに恋の魔法でそれとなく改造したのか。この辺り、宇宙のスペシャルポリスの統一規格(多分)なので、新メカとのいきなりの合体にあまり無理がないのはいい所。
デカバイクに乗ったデカレンジャーロボ――ライディングデカレンジャーロボは怪重機を追跡、巨大ロボット同士でのチェイスシーンという面白展開。巨大メカのミニチュアに凝った今作らしいアクションで、追跡から主題歌アレンジで弾幕を突っ切って戦闘にもつれこむ流れは非常に格好よくなりました。デカレンジャーロボはデカバイクのパトエネルギーを連結し、ランディングジャスティスフラッシャー。ブースト機動の怪重機と交錯しながら互いに撃ちまくる、というハッタリの効いた高速戦闘で、見事にゴッチュウ!
勢いの突き抜けた、爽快感のある、いいロボ戦でした。
「先輩、計算を超えた戦い、楽しませてもらいましたよ」
そして真エリート、辺境で悪い遊びを覚えてしまう。
全滅しかけたり仕事が無くなりそうになったり免職の危機だったり色々あったけど、これにて一件コンプリート。お役御免となったテツは本部へ帰還……する筈だったが、勉強と新たな特別指定凶悪犯の来襲の可能性を考慮し、長官の許可を得てしばらく地球署に勤務する事になる。
「いやー、スワンさんと離れるのが辛くなっちゃいまして」
スワンさんの肩に手を回そうとするが、空振り。
華麗に回避したスワンさんが話しながら、ボスの方へ近づいていくというが、ときめきポイントです。
ありがとうございました。
なおテツ、スワンさんが華麗にかわしてくれなかったら、Dソードベガが飛んできた可能性が高いので要注意。
それが地球署のジャスティス。
「楽しみね、ドギー。あの子が増えて、5人がどんなふうに進化するのか」
「ふっ、そうだな」
久々の夫婦モードです。ご馳走様です。
もう少し引っ張るのかと思いましたが、真エリートデカは高速で地球署に馴染み、予想外に早く、落着。
恐るべし、恋の魔法。
テツは、マスターを尊敬しているか、スワンさんに転ぶか、どちらかのネタを入れてきそうだなぁとは思っていたのですが、両方でした(笑)
それ以上に、バン及び地球のデカレンジャーに感動を覚えてしまったようですが。
新キャラとの人間関係でしばらくごたつく、というのは個人的にはあまり好きではないので、さっぱりまとまってくれたのは良し。
個人的にはホージーさんが“エリート仲間”としてわかりあった雰囲気で近づこうとして、「え? 頭に虫わいてるんですか?」的な態度を取られて再起不能になる、というのもちょっぴり見たかったけど。
結果的に3話構成のデカブレイク登場編となりましたが、大逆転からデリート寸前まで行くもブリッツ出現→デカブレイク無双でボンゴブリン抹消→6人の力を合わせてブリッツ抹消からライディングデカレンジャーロボ、と、3編それぞれにクライマックスとひとまずの決着を付けつつバトルをインフレさせていく事で、あまり間延びしなかったのも良かったところ。
ブレイクの特殊攻撃、ブリッツの魔術攻撃、スーパーマシンのアピール、そして正義は勝つ展開、と児童層の好きそうなものをキャッチーかつふんだんに盛り込み、わかりやすいヒーロー展開でまとめた、というのは、どちらかというと理屈っぽい造りだった今作で、新キャラ登場とともに若干の路線補正か。
そういう意味でこれまでの流れに対して少々のズレは感じるも、しかし気持ちのいい展開に収めたと思います。
この爽快感、大事。
どうでもいいけど、ラストの捜査本部シーンで、さらっとセンちゃんが高速でペン回しをしていた。


◆Episode.24「キューティーネゴシエーター」◆ (監督:辻野正人 脚本:武上純希
いきなり半裸を披露する真エリート。
お馴染みウメコバスタイム……と見せて、ウメコから一番風呂を奪い取ったテツ、アリエナイザー工場襲撃の報に、いち早く現場へ。この際、「しばらく勉強の為に地球に残る事になった」と前回のオチをナレーションで改めて補足。
現場に居たのはメカ人間と、バリス星人アッティカ・アルパチ。クライムファイルに犯罪歴のないアルパチだが、とりあえず変身したブレイクは竜巻拳トルネードフィストでメカ人間を軽く蹴散らす。
「おまえ、弱いな!」
工場に入り込もうとするアルパチが手にしていたのは、周辺一帯を吹き飛ばす威力を持つ、強力なグラビトン爆弾。
「大人しくするな! 爆発させないぞ!」
「え?」
意味不明な発言に虚を突かれた正直者は、電撃触手で掴まれて変身が解除され、人質として工場内部へ引きずり込まれてしまう……。
早くも二連敗気味のブレイクは、非論理的な出来事に即応できない、というベタな弱点なのか。
犯人が強力な爆弾を所持している、という事で無理な突入作戦を諦め、立てこもり犯との交渉に切り替えるデカレンジャー。交渉役にはホージーウメコが立候補するが、ボス、ウメコを指名。
これは、テツへのスパルタなのか、ホージーさんへの安定した信頼の薄さなのか。
地球署の指示で周辺地域に避難命令が出されて無人になる中、アルパチとの交渉へ望んだウメコは、そういう言語の種族なのか、翻訳装置の故障なのか、アルパチが逆さ言葉を使っている事に気付く……。
というわけで逆さ言葉のやり取りで面白みを、というシナリオなのですが、正直、面白いというか面倒くさい感じに。わかりやすさも考慮したのか、途中からは「……じゃない!」と否定語をつけるだけになりますし(^^;
立てこもり犯との交渉をそのままアリエナイザー犯罪に置き換える、という状況設定自体は面白かったのですけれども。
アルパチの要求は、宇宙警察に逮捕された息子の釈放。いい感じに交渉を進めたウメコは爆弾を回収する事に成功するが、「そこを、押せ!(押してはいけない)」という言葉に、ついスイッチを思いっきり押してしまう。起動した爆弾の爆発まであと1時間……爆弾を止めるには、アルパチの息子が持つ鍵を使うしかないが、ボスとスワンの調査では、アルパチjr.は地球署はおろか、近隣の宇宙警察のどこにも拘留されておらず、逮捕記録もない……。
この言葉に態度を硬化させたアルパチは爆弾を取り戻し、もう待っていられないと突入するデカレンジャー
既に人質の存在が忘却されていますが、宇宙警察だし、人質はテツだし、二重の意味で仕方ない。

スペシャルポリス 心得の条
我が命我が物と思わず
ジャッジメント、あくまで陰にて
己の器量伏し、デリート如何にても果たすべし
なお 死して屍拾う者なし 死して屍拾う者なし 死して屍拾う者なし

ウメコは必死に4人を止め、更にそれをフォローするテツ(この場合、想定される最初の被害者はまず自分なので、決していい話ではない)。地下からの微妙な振動に気付いたセンちゃんがシンキングタイムで、無人となったポイント241に、地球銀行がある事がわかる。そう、アルパチjr.は逮捕されたのではなく誘拐されたのであり、全てはアルパチによる爆弾騒ぎで周辺地域を無人にすると共にデカレンジャーの目を引きつけている間に、地下金庫を襲って大量の金塊を強奪しようという、ドラド星人ゴルドムの犯罪計画だったのである。
真相を悟った5人はテツを放置して地球銀行の地下へと向かい、金塊運搬の真っ最中だったゴルドム&メカ人間と戦闘開始。
「一つ! 卑怯にも身代わりをたてこもらせ!」
「二つ! 不審な爆弾で人を街から追い払い!」
「三つ! 見つからないように金庫を襲う!」
「四つ! よーく考えた作戦だけど!」
「五つ! いつでも悪事はばれるもんなのよ!」
インストゥメンタルの「デカレンジャー・アクション」をBGMに、5人がそれぞれ台詞→アクションを順番に行っていく、という格好いい演出。
まあ今回、ここ格好良かったからいいか、みたいな。
最後は連係攻撃でウメコスペシャルアタックが炸裂し、逃亡したゴルドムは怪重機テリブルテーラー2を機動。ウメコの態度に宇宙警察を信じる事にしたアルパチに解放されたテツがデカバイクマシンで攻撃し、デカレンジャーロボもビルドアップ。
「ドラド星人ゴルドム、子供を誘拐し、罪もない宇宙人を騙して利用した罪、そして99の星における銀行強盗、その際の大量殺人の罪で、ジャッジメント!」
意外と前科の多かったゴルドム、デリート許可。バイクロボの竜巻斬りで抹殺され、デカロボは今回、ジャッジメントしただけ。
そして父と子は感動の再会を果たし……愛情を確かめ合う親子の後ろの石像は、誰だ(笑)
ドタバタあったもののグラビトン爆弾も起爆解除され、めでたしめで…………この後、アルパチ父は宇宙警察に対する爆弾テロ容疑でジャッジメントされるわけですが、お上にも慈悲があるのかないのか、それはお奉行様次第。
シナリオとして致命的なのは、ウメコがアルパチの心を開いた理由が、“背後関係も全くわからないまま、息子の釈放を勝手に約束した”事で、交渉及び警察ものとしては、さすがに破綻してしまっています。どだい尺の問題で細かい交渉の妙とかを入れるのは難しいにしても(あの<レスキューポリス>シリーズでも、立てこもり展開は記憶にない)、テロリストの要求を丸呑みしてどうする。その暴挙で爆弾を回収する事に成功したので、スーパーネゴシエイトと言えない事もないかもしれませんが(^^;
次回、センちゃんまたモテる?