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『烈車戦隊トッキュウジャー』感想3

◆第3話「思いこんだら命がけ」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:小林靖子
OP、今回は黄色が転んだので、全員転ぶ模様。
前回ラストで提示した5人の謎については、どうとでも取れる言い回しで、「結局よくわかりません」とお茶が濁されました。そこから、トッキュウジャーとしての戦いと、5人のパーソナルな目的としての、故郷の街探し、を繋げる形に。
ヒーローか個人か、の2択ではなく、ヒーローもやる、個人の目的も忘れない、と、純粋な道義心から動く古典的ヒロイズムを持ち込んだ上で、私情と矛盾もさせない、という構造にしてきました。まあまずその、「個人」を見つける所から始めなくてはならない、という構図もあるのですが。
また、ヒーローサイドに、敵を倒す、以外の目的を与えてストーリーにもう一つの軸を作っているのは注目点。
ヒーローはどうしても、“悪に対するカウンター”として誕生して、そこで目的設定が終わってしまう事が多い為、集団として別の目標を持っているというのは恐らく割と珍しい(個人単位の「夢」などは別にして、物語の主軸となるもの)。
ちなみに、戦隊で集団として「悪を倒す」以外の主目的を持っていたというと、『超新星フラッシュマン』の「親探し」を思い出す所ですが、これは上手く行かなかった悪い例(笑)
しかしそういう観点で見ると、全く活かされなかったけど、『フラッシュマン』の秘めていた構造的面白さを思うところです(『フラッシュマン』の場合は完全に、主:メスに復讐する/従:家族を探す、でしたが)。
後は「未来に帰る」『未来戦隊タイムレンジャー』と、「お宝を手に入れる」『轟轟戦隊ボウケンジャー』『海賊戦隊ゴーカイジャー』辺りですが、3者とも、目的達成のプロセスで(必然的に)敵対勢力と交戦する、という前提があるので、また少し違うか。
『ゴーカイ』の場合はそこで、そこはかとなく主従が混ざったり逆転したり言い訳にしたりするのを面白みとして、戦隊の特色にしていたわけですが。
カグラ・デストロイモード起動というネタから、街探しの伏線に繋げたのは、鮮やか。というか今回は、そこが無ければ取り立ててどうという事のないエピソード。ただ、謎・謎で引っ張ってきた2話までから、チームとしての目標と意識が確定し、基本的な方向性が決定するという、土台作りは完成しました。
1−2話ではやらなかった、OPテーマでの戦闘を今回入れてきたのは、その点も含んでか。
次回、青と黄はセットの模様ですが、キャラ話が一周して、ざっと基礎編が終わり、という感じでしょうか。
チェーンシャドー(CV:時実先生)は普通に怖く、ホラー系の怪人から子供を助ける、という構造は意図的に続けたものと思われますが、今後もホラー系怪人には期待したい。
期待といえば、期待されたシュバルツ様の紳士度でしたが……駄目だよシュバルツ様! 貴婦人に恥かかせてるよ!
というわけで、残念ながらマイナス10点。
無骨な武人タイプだから、紳士スキル低いという事なのか。
ところで何故か間にCMが2回入って3パート構成となり、CパートからそのままEDに突入しましたが、演出として特に効果的だったわけでもなく、どうしてそうなったのか。一時期の、クライマックスだけCM後に切り離されている、は最低でしたが、あそこまで酷くなければそんなに気にはなりませんが。
次回、いっけん物知り博士ポジションぽいけど現状コメディリリーフ以外の何者でもないトカッチ、己が存在意義を疑い、じっと手を見る。……だ、大丈夫、むしろコメディリリーフは重要な役割だ!