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『烈車戦隊トッキュウジャー』感想8

◆第8話「レインボーライン大爆破」◆ (監督:加藤弘之 脚本:小林靖子
闇の皇帝陛下がパチンコ帰りにちらっと通りすがり、もっと闇を集めなければ、と活発化するシャドーライン。
立ち上がり尺を割かれていなかったシャドーライン側ですが、少しずつ出番が増えると共に、闇の皇帝陛下にまつわる話が出てくるようになってきました。
一方、新たなサポートレッシャーであるディーゼルレッシャーの微弱な反応を感知したレインボーラインは緊急の針路変更。ライト達はディーゼルレッシャーを探す為に駅で降り、烈車を見る事が出来る子供達から話を聞こうと、聞き込み対象を子供に限定する流れが鮮やか。
サッカーボールを人質に情報提供を要求するライトさん。
なんか段々、さん付けしないといけない気がしてきました、ライトさん。
赤ん坊から話を聞こうとして不審者に見られる、と今回もごく自然に落とされるトカッチ。
集合に遅れるライトを「まあ、自由すぎる人はおいといて」とざっくり切り捨てるミオは、どんどんツッコミが切れ味を増している気がしてなりません。
そこへネロ男爵の命令で、トッキュウジャーを直接狙うバクダンシャドーが出現。腕に当たる部分が無い、というか、外部装飾の一つになっている、という面白いデザイン。トッキュウジャーにゲームを持ちかけるバクダンシャドーだったが、トッキュウ2号から連絡を受けてやってきた1号の飛び蹴りを食らい、哀れ爆死。巨大化するかと思われたが巨大化せず、しかし爆死跡に漂っていた不思議な闇が、レインボーラインの中に入り込む……。
遅れてやってきたライトだが、大人達に言っても信じてもらえなかった為に当初ライトにも話さなかった少年達と一緒にサッカーしている内に、「あれ、この人、俺らと同レベルじゃね?」と思われたのか、ディーゼルレッシャーの情報入手に成功していた。シーンとしては、楽しくサッカーやっている描写だけでしたが、恐らく合間に、物凄い小学生レベルの雑談とかしていたのかと思われます。
最もイマジネーションの強いライトがその確認に向かい、残ったメンバーは、入り込んだ闇で異常が起きていないか、車内を確認する事に。特に異常は無いのでライトと合流しよう……と烈車を発車させた途端、運転席でブレーキが故障。そしてトカッチの首にまとわりついた闇が小型爆弾として実体化する。
レインボーラインに入り込みブレーキを破壊したのは、自ら分裂して闇の粒子となったバクダンシャドーであった。小型バクダンシャドーはトカッチを人質に、起爆装置を巡る追いかけっこを要求。タイムリミットは、転んだトカッチが爆死するか、加速し続けるレインボーラインがどこかに突っ込むか、まで――。
猛スピードで急ブレーキを曲がる為、千葉真一(『新幹線大爆破』における、爆弾を仕掛けられた新幹線の運転士役)を降臨させる車掌。
て、さらっとチケットくん外したーーーーー。
汗ふいたぁぁぁぁぁ。
チケットくーーーーーん!
(見なかった事にしよう)
ヒカリ、ツッコミを放棄する。
大ピンチを切り抜けたレインボーラインは、3号が乗り替え作戦を考案。逃げ足速く皆を嘲弄する小型バクダンシャドーの見えない所で4号がひっそり2号に乗り替え。爆弾を付けている筈のトカッチが……? と小型バクダンシャドーが混乱している所で見事に捕まえ、爆弾の解除に成功。と、2話続けて、乗り換えを戦略的に話に組み込んできました。これでトカッチは解放され、外に放り捨てられて再び爆死するバクダンシャドー。だが、ブレーキの効かないレインボーラインはとうとう、コンビナート施設に激突しようとしていた!
ディーゼルレッシャーを発見したライトだったが、最も古いサポートレッシャーであり、長くレインボーラインから離れていた為にエネルギーの減少しているディーゼルは動き出さない。ぼろぼろの車内を掃除するライトだったが、それでも駄目。そこへ緊急事態の連絡が入り、仲間達を助けたいと、“お爺ちゃん”に呼びかけるライト。
「動けるって…………俺には見えてるんだ。おまえが、走り出す姿が。見えてる!」
ライトの想いとイマジネーションに応え、遂に動きだしたディーゼルレインボーラインの停車に成功。バクダンシャドーを先に倒して烈車トラブルの危険回避をクライマックスに持ってくる面白い構成……かと思ったら、バクダンシャドーは結局巨大化。しかし、『仮面ライダー電王』を思わせる烈車十字砲火を受け、ディーゼルレッシャーから放たれたミサイルの雨の前に今度こそ倒れるのであった。
1エピソードで都合3回爆死した怪人というのは、珍しいかも(笑)
トカッチとワゴンさんのフラグを進行させまくったこの事件だが、あまりに露骨な諸々は当然、ネロ男爵による陽動作戦だった……と納得のオチがついた所で次回、委員長に春が来た? というか、年上好み?
そして新ロボが登場。随分また、大胆な変形合体だなぁ。
内と外の二重構造で要素が多く、まとめるのが大変だったのかとは思いますが、シナリオはともかく、烈車スペクタクルとしての出来は残念。最低限クライマックスで、“ガスタンクに突っ込みそうになる運転席の車掌視点”は必要だったと思うのですが、あれでは、緊迫感が足りません。基本、危機感の部分を全てトカッチの描写を通して行っていたのですが(故にカーブの部分も、カーブを曲がりきれるかより、トカッチが転ぶかどうかが軸)、加速していく烈車の緊張感などをもう少し織り込んで欲しかった。
バクダンシャドーとの追いかけっこや千葉真一の憑依など、ここまでの作風を汲んでコミカル要素を強めに意識したのでしょうが、今回はもう少しシリアス寄りの演出でも良かったと思います。