はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2019〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

『特捜戦隊デカレンジャー』感想33

先週分。
◆Episode.45「アクシデンタル・プレゼント」◆ (監督:鈴村展弘 脚本:横手美智子
年末特別取り締まり中で大忙し、と『デカ』らしさを出した、年末風景。
そこへ、宛名のない怪しい郵便物が届くが、ホージーの制止も空しく、何も確認せずにフタを開けてしまうバン。中に入っていたのは……白と黒に塗り分けられ、ぎょろっとした目玉の不気味な人形。
ジャスミンが人形に触れてみると、
「俺を、忘れたとは言わせない。いつも、おまえを見ている。必ず、おまえに会いに行く」
という、強烈な念が感じ取られる。
これは何者かの復讐のメッセージではないか……恨まれているとしたら、色々派手にやってるバン? と、バンの活躍シーン回想で、年末進行総集編風味。
続いて、本人の知らない所で恨みを買っているのでは……と候補に挙がるセンちゃん。デカミドリさんの活躍シーンは、回転が多い。
時間の無駄なのでトレーニングに行くという発言から、次の候補に挙がったのはホージー。イリーガルファイトで打ち倒したジーバが仮釈放されて地球に居るという事で念のためバンとホージーが様子を窺いに行くと、
「僕は、生まれ変わったんですー」
と、すっかり更正したジーバは変なテンションでTV制作のADをしていた。ジーバはわざわざ、声までつけての再登場。……そもそもデカレンジャーと向き合って、生き残っているアリエナイザーが少ないので、探したら何故かこうなったのか。
どうやらジーバは無関係なようだったが……帰路、2人は謎のサナギに「彼女に近づくなーーー」という叫びとともに襲われる。
シンキングの結果センちゃんが辿り着いた結論は、
「これはラブレターなんだよ」
人形に込められた強烈な念は悪意ある怨念ではなく、強すぎる好意……?
急にテンションの上がる、女性陣2人(笑)
ウメコだとすると、送ってきたのは、アルパチ? エイミー?
ジャスミンだとすると、可能性があるのは、ニワンデかチョウさん?
「んー、すねに傷を持つオヤジばかりですね」
これは面白かった(笑)
余計な事を言ってテツが正拳突きの餌食になり、2人の属性が判明した所で、デカレンジャーは囮作戦を敢行。お洒落した2人が街に繰り出してみるが、空振り。そこでテツは、真相に辿り着く。ジャスミンでもウメコでもないデカベースの女性……すなわち、狙われているのはスワンさん?! それならと囮に立候補しようとするスワンをボスとテツが止め、代わりにテツがスワンさんの仮装をする事に。
……やはり、癖になっていたか。
「誰がスワンに……」
と、部下5人と一緒に尾行するボスは、無駄に本気モード。
そして、白鳥テツの前に現れる巨大なサナギ、を割って姿を見せたのは、昆虫ぽいエイリアン・アモーレ星人バーチョ。ハイテンションで混乱したやり取りの末に、バーチョの本命は、テツその人であった事が判明する。かつてイリーガルファイトの会場に潜入する為に女装したテツに一目惚れしてナンパするも袖にされたバーチョは、テツが地球署のデカである事を突き止めるもサナギの時期に入ってしまい、監視カメラ付きの人形をデカベースへ送ったのであった。そして今、羽化したバーチョはテツの前で愛を叫びまくる。
「いいか、おまえは勘違いしている。見ろ!」
バーチョに熱烈に迫られ、かつらを放り投げるテツ。
「俺は男だ!」
「男……それはなんだ?」
アモーレ星人は恋に生まれ恋に死す、雌雄同体で男とか女とか関係ない宇宙人であった。
ボス「スワンでなくて良かった。テツならなんとかするだろ」
寒くなってきたので皆、冷たく帰還。テツはブレイクに変身して次々と必殺技を放つが通用せず、ラブストリングスに絡め取られて助けを求める姿を見ながら、皆で大笑い、という酷いオチ(笑)
オチ、というか、落ちてないのが酷い(笑)
一応ジーバが伏線になっていたり、回想シーンの入れ方とかは少し凝っているのですが、最後は思い切り放り投げました(笑)
5人の活躍シーンがほんの少し回想されるだけで、総集編というほどでもない、総集編風味のギャグ回。おまけコーナーでは、テツが延々と戦っている内に除夜の鐘が鳴り出すのですが、次回登場しなかったら、テツは遠い世界へ行ってしまったという事で。


◆Episode.46「プロポーズ・パニック」◆ (監督:中澤祥次郎 脚本:荒川稔久
トロール中のセンちゃんとウメコだが、夜勤明けだというのにウメコは不気味なぐらいのハイテンション。
「実はこの後、デートなんだ! もしかするとあたし、近々、寿退社するかも」
寿退社について解説するナレーション(笑)
ウメコ、いつの間にやらIT系に勤める5個上の彼氏と交際中。仕事が忙しくていつも1時間しか会えない彼氏・ヒロノブだが、ウメコの気持ちを常に理解してくれるイケメンなのだという。
比べられたセンちゃん、「地味で変」扱い。
勤務が終わったらデートだ、と張り切るウメコだったが、そんなタイミングで、大気圏を突破した密輸犯が発見され、デカウイングロボで緊急出動する事に。デカバイクロボ(テツ、無事だった!)が追っていた怪重機・ハンタージェット2号を補足したデカウロボ、デートに急ぐピンクの恋の魔法により、機動力で上回る筈の怪重機を撃墜。
「また見てしまった……理論を越えた戦い」
チーフ、テツはもう、特凶に帰っても使い物にならないかもしれません……。
操縦しているのはメカ人間だと判明し、ウメコ、怒濤のロケットキック。5号機のコックピットを怪重機のコックピットにぶつけて、直接、内部に突入。怪重機を確保すると、急いでお洒落してデートへと向かうのであった。
今日もきっかり1時間限定、というウルトラマンみたいな彼氏と、歌までつけて水族館デート。ウメコは本当に、最初のメイン回から延々、スタッフに愛されすぎています(笑) ヒロインポジションという扱いが多めなピンクですが、それにしても年間通してメイン回がここまで「ウメコ可愛いよウメコ」で貫かれているというピンクも、なかなか居ないような。
まあその、ウメコジャスミンへの愛のしわ寄せが、中盤ぐらいまでバンとホージーに行っているのが今作の特徴ですが(^^;
「君と結婚したいんだ。受けてくれる?」
バラの花の中に潜ませて、とキザに指輪を渡されるウメコだが、さすがに即答を躊躇う。
「少しだけ、待って……まさか本当に、結婚なんて」
ウルトラ彼氏はそこで時間切れ。お別れは抱きしめておでこにキス、とスタッフ、やや暴走気味(笑)
一方デカベースでは、どうやらウメコに結婚を意識する彼氏が出来たらしい、と口を滑らせたセンちゃんが、何故かバンにヘッドロックを受けていた。
バン、男とか女とか関係なく、とにかく他人に恋人が居るのがねたましくて仕方がないらしい(笑)
よーし、そこで余裕で構えている犬に、無制限一本勝負を挑むのはどうだろう。
そこへ鹵獲した怪重機の中に積まれていた密輸品の分析を終え、スワンが入ってくる。地球へ密輸されそうになっていたのは、怪しげな青いキノコ、通称・サイコマッシュ。食べると1時間だけ、他人の心を見通して理想の姿に変身できるという特性を持ち、それを利用した詐欺事件が多発した事から、宇宙法で栽培禁止になっているキノコであった。
このサイコマッシュを、とある宇宙人の為に密輸していたのは、エージェント・アブレラ。宇宙警察に復讐する為のビッグプロジェクトに着手しているから、こんな細かい仕事どうでもいいなー、と、最終章への伏線を張りに、ちらっとだけ登場。
サイコマッシュの輸入者を探し出そうと、匂いを追うべく久々にマーフィーに役割が振られるが、そのマーフィーは、指輪をはめて出勤してきたウメコに飛びかかる。
「サイコマッシュの効き目は1時間……」
1時間だけの王子様、地球産ではない宝石のついた指輪、マーフィーの行動……噛み合っていく符号に、待機組となったセンちゃんは、ウメコに敢えて厳しい問いをぶつける。
「三ヶ月前に知り合うなり、まるで魔法みたいに君の気持ちがわかる、1時間だけの王子様。悪いけど、そんな話、上手すぎる気がするんだ」
「私が騙されてるっていうの!?」
一瞬、おでこに妙な痣が浮かび上がったウメコはセンを振り払って走り去ってしまい、センはその痣について署のデータベースで調査。そこで関係が判明したのは、騙した女性のピュアなハートを吸い取る宇宙の結婚詐欺師、スケコ星人マシュー(笑)
名前、名前が酷すぎる!
女性を食い物にするマシューだが、その最悪の性質は、マシューから贈られた指輪を受け取り結婚にOKすると、被害者はピュアハートを吸い尽くされ、体が砂となって死亡してしまう事であった。
…………えー、結婚詐欺では済まないような(^^;
やむを得ない種族の性質ではなく(さすがにそんな食性の宇宙人は、この世界観では容赦なく滅ぼされる気がする)趣味でやっているのだとしたら、かなり猟奇的なシリアルキラーだと思うのですが、どうして犯罪ファイルの登録、結婚詐欺師なのか(笑)
慌ててウメコに連絡を取るセンちゃんだったが一足遅く、ウメコはヒロノブから呼び出しを受け、センちゃんからの着信を拒否。ウメコより先にマシューの元へ辿り着かなければならないが、頼りになりそうなマーフィーと4人の仲間達は、サイコマッシュの探索中にメカ人間の襲撃を受けて囲まれていた。
ここではマーフィーにも戦闘シーンが入り、ウメコ回に合わせてか今回は大活躍。撮影の手間というのが最大のネックだったのかとは思いますが、ブレイク登場以降、しばらく消えていた存在をこの最終盤、帳尻を合わせてきました。
シンキングに入ったセンちゃんは、サイコマッシュを押収されてマシューが焦っているに違いないと一計を案じ、デカベースから捕獲した怪重機で出撃。それを目にして、アブレラが再びサイコマッシュを手配してくれたのだと思いこんだマシューは怪重機のもとにまんまと誘き出されるが、その前に立ったのは、センちゃん。
「スケコ星人マシュー、結婚詐欺及びピュアハート吸引における、273の殺人の罪で、ジャッジメント
かなりデカゲージが溜まってきているようで、ここで静かに言うのが格好いい。
「待てよ。俺は悪い事なんかしちゃいねえ。あいつら、俺に騙されている間、いい思いしてんだ。ピュアハートはその料金代わりさ」
デカにはめられた事を悟るマシューだが、テンプレートな台詞で全く悪びれない。ここはストレートによくある台詞を持ってくる事で、マシューの性格の悪さと、デリートへの期待を高めるという構成。
ヒロノブの元へと向かっていたウメコは、怪重機の姿に不審を抱いてその後を追っていた所、2人が向き合う姿を目撃してしまう。
「ヒロノブさん……センさん?」
「デリート許可」
よくわからない状況にウメコが思わず身を隠した柱で、左側にヒロノブ、右側にセンちゃんと分割して見せるのは、細かく上手い演出です。
「おまえのターゲットの中に、ポニーテールで、背の低いデカが居ただろう?」
銃を抜いたセンちゃんがウメコの事を聞くのはセンちゃんの優しさからなのだけど、これにより、自分が詐欺師に騙されていたという真相をはっきり知ってしまうウメコ
しかしまあこの局面で凄くどうでもいい事なんですけど、ウメコアイデンティティはやはり「背の低い」所にあるのか。
「どうしてわざわざ、三ヶ月も付き合ったんだ?」
マシューが時間をかけて標的と付き合うのは、自分に本気で惚れさせないと、質の良いピュアハートを吸い取れないから。……なんかちょっと、某黒岩都知事閣下を思い出します(笑)
「それが裏切られた時、どれだけ傷つくか、わかってるのか?」
「どうせプロポーズを受けたが最後、砂になって消えちまうんだ。どんだけ傷つこうが問題ねえだろ。つーか、傷つくようなたまか? こんなもんいそいそ作ってきやがって。この星の言葉でいやぁ……うぜーんだよ」
マシューはウメコにプレゼントされた手作りの人形を踏みにじり、蹴り飛ばす。
一度は構えていた銃をホルスターに収め、人形を拾うセンちゃん。
ウメコはなぁ…………ウメコはなぁ……いつも元気で、ひたすら明るいけど、だからっていつも強いわけじゃないんだ。繊細で、傷つきやすいとこだって、あるんだ。――その気持ちを土足で踏みにじるなんて、許さない。俺は絶対に! 許さない!!」
コンピューター少女から宇宙漢方医まで、女が絡むと格好良さ7割増しのセンちゃん。
というかこんなの聞かされたら、物陰のウメコが撃墜されませんか?!
怒れるセンちゃんは突撃、素手でマシューを殴り飛ばし、マウントから打撃のラッシュ。
どうせデリートしたが最後、細胞一つ残さず消えちまうので、どれだけ傷つけようが無問題。
珍しく犯人との生身での殴り合いを交え、ボディ一発から顎に蹴りを浴びせるが、倒れたマシューはアリエナイザーの正体を現し、ビーム攻撃。
しかしとうとう、素でビームを受けても耐えました(笑)
途中だが言っておく! バーニングセンちゃんは、無敵だ!!
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
変身したデカミドリはマシューに飛び蹴りを食らわせ、更に連続バック転からの脳転かかと落とし。相変わらず、キレるとよく回ります。
ウメコが何も知らない内に、おまえには消えてもらう」
緑はSWATモードでDリボルバーを構えるが、その銃口の前に立つウメコ
ウメコ……」
「エマージェンシー」
顔を見せぬまま変身したウメコは、切りかかってくるマシューを蹴り飛ばし「さよなら」と、自らDリボルバーで滅殺。
これウメコでやるから「愛/哀」という感じだけど、ジャスミンでやると多分「憎/怒」という感じになるので、ウメコの話だったな、と(おぃ)
ここでメカ人間を撃破した仲間達がやってくるが、終わってみればクライマックスバトルは2人で処理、というかなり変則パターン。考えてみるとロボ戦は前半でやって、4人も途中で軽く戦って、と一応ノルマは消化している、というのも細かく上手い(本当に、消化、という感じではありますが、やるとやらないでは大違い)。
ウメコ……」
「とゆーわけで、あたし、寿退社しませんから! 残念!」
「いいよ……無理しなくて」
ここで、後ろのジャスミンの方に飛び込んだらどうしよう、とちらっと思いましたが、センちゃんの胸で泣くウメコ。バンとかホージーさんとは、持って生まれたモテエネルギーの違いを見せつけます。
数日後…………
雑誌による今月の運勢は「新しい恋の予感」に、はしゃぐウメコ
ボス「ふぅ……ウメコも、すっかり元通りだな」
ウメコー、そろそろパトロール行くよ?」
声をかけられたウメコは、妙にセンちゃんを意識する自分に気付く。
「どうしたんだウメコ?」
「いやーーーーー」
飛び出していくウメコ、慌てて追いかけるセンちゃん、微笑ましいといった感じに視線を送るジャスミンとホージー、よくわかっていない様子のバンとテツ、笑顔を向け合うボスとスワン。
占いのラッキーナンバーは……3。
「ん。あれは……あれ、かな」
「あれは、あれね?」
この夫婦、ある意味で最終回だった36話の公開カミングアウト以来、すっかり部下にかこつけてのろけるようになりました。
そろそろ、ヌマ・O長官がキレそうです。
というか、キレていいと思う。
喰らえ必殺! 大回転・辞令アタック!!
「クルーガーおまえ、いい加減にしないと本部資料室に配属して朝から晩まで書類整理させるよ?」
おまけコーナーは、着物姿でのお正月の挨拶。
宇宙警察ものにそぐわないという判断だったのか、年末年始もあまり本編に季節ネタは組み込んできませんでした。クリスマスも全く意味なくアリエナイザーが「メリークリスマス!」と叫んでいるだけでしたし(序盤はプレゼントと引っかけて洒落た感じだったけど、途中から何の意味も無くなった上に、怪人の性格が別に洒落ていないというまとまりの悪さ)。夏場も男衆が立て続けに半裸を見せつけただけで、特に海が出てくるわけでもなく、年間通して季節感は薄め。
定例のウメコ可愛いよウメコ回と、センちゃんバーニング回を融合した結果、急に進行するフラグ(笑)
センちゃんは、モテアクションが常にナチュラルで恐ろしい。
結婚詐欺師に騙されて……という大筋は、刑事ものなどのテンプレートな筋を持ち込んで『デカレンジャー』として調理したエピソード、という意味で34話「セレブ・ゲーム」(監督:鈴村展弘 脚本:武上純希)、35話「アンソルブド・ケース」(同じ)、と大枠で同じカテゴリなのですが、34話がくしくもバーニングセンちゃん回だった事も含め、ちょうど対照的。
34・35話は結果として『デカレンジャー』として暗黙のタブーになっているデリート周りに無駄に触れた上に、犯人の描写や、デリートのカタルシス不足など、全体が中途半端になってしまい、率直に言って王道フォーマットを『デカレンジャー』として調理するのに失敗していました。
それに対し今回は、ウメコは徹底的に騙されている、犯人はどうしようもない悪党(ここで結婚詐欺だけだとデリートに繋げるのが弱いので、猟奇殺人鬼要素を加えているのがポイント)、バーニングセンちゃんによる容赦ない制裁、とそれぞれの要素を描ききる事で、本当は人権とか人命とか色々あるけど『デカレン』世界だからデリート一発ですっきり! という構造で綺麗なカタルシスを生みました。
ここで例えば34話のように、悪側の悪っぷりの描写が不足していると、逆にセンちゃんが鬼畜に見えてしまうのですが、マシューを徹底的に酷い奴として描く(そしてウメコには可哀想な目にあってもらう)事で、『デカレンジャー』としての構造を成立させています。
前半のデートシーンを暴走気味にいっそ「阿呆か」みたいな勢いでやる事で、実は騙されていた事に対する酷さが増し、視聴者の感情とシンクロしてセンちゃんのバーニングに繋がる。“自分の事を何でもわかってくれる王子様”に夢中だったウメコが、普段は口には出さないけど自分の事をよく見てくれている人の事を知ったら、それは転がっても仕方ない。またオチをそうする事により、冒頭でウメコがセンちゃんに、「地味に変」と、かつてなくストレートに酷い発言をぶつけていた事ともバランスが取れ、物語全体が収まる。
とまあ、荒川稔久はさすがの技量だし、中澤監督もよく脚本を汲んでいて、全体が噛み合っている。“この話を成立させるには何をどう描写すればいいか”という部分が外れていない。
思うに大破綻していた44話も、鈴村×武上という組み合わせでしたが、そこが読めてない、と思わざるを得ない所はあるなーと。鈴村監督は前回45話は、普段と毛色の違う総集編風味を何とか映像で面白くしようと頑張っていましたが。