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『機動刑事ジバン』感想7

◆第8話「デコボコ!東京モグラ地図」◆ (監督:小西通雄 脚本:扇澤延男)
配信『ジバン』視聴のモチベーションにしている扇澤脚本回ですが、今回は特に面白くはありませんでした。面白くない、というか、まだ“らしさ”が無い。実際、デビュー作(『超人機メタルダー』第11話)を除くと、『メタルダー』『ジライヤ』での担当回は『ウインスペクター』以降に比べるとそれほどあくが強くはなかったのですが、果たして一体、どの辺りから濃くなるのか。まあ『ジバン』の間はそれ程ではない可能性もあるけど(^^;
今回のギバ様の目的は、ズバリ、地上げ。
食べた者に永遠の命をもたらすエタナルの果実、しかしその樹木を育てる為には莫大な地殻エネルギーが必要。そこでギバ様は、地殻エネルギーが日本で一番集まっている地点を探し出し、その周辺一帯の土地を不動産会社を隠れ蓑に次々と買収していたのであった。
ギバ様脳内イメージにおけるエタナルの樹を中心にした俺の楽園、でバルコニーでデッキチェアに揺られているという相変わらずのデカダンぶりですが、ギバ様だから仕方ない。
ところが、不動産会社の社長にすり替わったモグラノイドが、その社長に強い恩義を感じている社員に怪しまれた事から、計画に支障が生じてしまう。男の話を聞いて事態に疑いを持ち、捜査を始めた直人は社長室で獣の毛を拾ったふりをしてかまをかけるなど、8話にして、首の上に乗っかっているのが飾りではない事を証明しました。
正直、改造の副作用で、バイオロンと殴り合う時しか脳が機能しないのかと疑っていました、ええ。
直人のハッタリに乗せられて襲撃してきたモグラノイドは、モグラモチーフとしては珍しく、鼻が前に突き出ておらず顔が横に広い、という面白いデザイン。そして、物凄く華麗に飛びまくる。モグラなのに。
吊りを多用してくるくる回してみたり、戦闘シーンは結構力入っている今作なのですが、肝心のジバンが無言でデストロイ系なので、今ひとつ、盛り上がりに欠けるのが惜しいところ。しかもデストロイ系の割にはそんなに強そうに描写されないですし。アクション的にはこの進化形が、圧倒的デストロイのジャンパーソンになるのかもですが(笑)
不動産会社が買収している土地を調べた直人は地殻エネルギーの蓄積に気付くが、その頃、社長を疑う社員親子が会社に潜入。社長(モグラノイド)が隠し通路に入っていくのを目撃して後をつけるが、バイオロンに捕まってしまう。親子を探す直人もその隠し通路に気付き、地下でエタナル生育の為の装置を操っていた社長と遭遇。詰め寄るが、落とし穴に落とされる(笑)
更に、手榴弾を投げ込まれる(笑)
が、ジバンになって浮上し、サーチバスター。親子と本物の社長を人質にした秘書ズが現れ、一度は危機に陥るが、強引に突破。なんか人質を気にせず攻撃したように見えましたが、頭が(以下略)だから仕方ない。
今回、秘書ズが空中攻撃や謎の光輪などを使い、初の直接戦闘。そしてモグラは、ドリルとパワーアームで追加武装に、胸部が開いてビームまで発射と、無駄に盛りだくさん。何故、モグラがこんなに贔屓されているのか(笑)
穴掘り攻撃などでジバンを苦しめたモグラだったが、地中移動をサーチして射撃され、ジバンエンド。
「限りがあるからこそ人は愛し合い、命はまばゆく輝くのだ」
と、急にためになる事を言う機能を発動したジバンは、エタナル生育施設を破壊し、かくてギバ様の、永遠の命と俺の楽園でうはうは別荘ライフ計画は、阻止されるのであった。
何故かすり替わり後も生かされていた社長も助け出されて大団円になるのですが(この辺りに、整合性をつけようとしていないのは、後の扇澤脚本から考えると粗すぎる)、バイオロンがけっこう無茶な土地購入や立ち退きの為の嫌がらせなどしていそうで、明日からの経営が大変そうです。
DEKOBOKO不動産の明日はどっちだ!
前回に続き、作戦と怪人の能力がわかる範囲で繋がっている他、家族愛などの軸は放り投げられずに最後まで使われ(5話までが放り投げすぎでおかしかったんですが)、コメディ部分のバランスも取れてきて、方向性としては落ち着いてきました。今回のエピソードが特に面白かったわけではないですが、7−8話でようやく、作品として一定の基準が出来た感じ。
ギバ様の、基本その日の思いつきで、自分の欲求の赴くままに何となく作戦を開始するが、科学力は超凄いので何となく作戦の初動は成功してしまうのは、段々面白くなってきました(笑)
ギバ様はあれです、組織のトップに立っているのが最大の弱点のタイプ。
今回の特色として、直人が急に頭を使いだしましたが、一応刑事ものなので、今後はこういう要素も入れていこうという感じでしょうか。むしろこれまでが脳が動いてなさすぎだったので、これは歓迎したい方向性です。次回を見ないと、「扇澤脚本回でだけ頭を使う」という可能性もありそうで怖いですが(笑) 逆に、こういう積み重ねがあれば、6話のオチの卵すり替えも納得できる範囲に収まったわけなのですけど、順番が逆で惜しい(^^;