『真・女神転生4』は、現在LV42。プレイ時間は約50時間。
非常に面白くやっておりますが、LV20超えた辺りから面白さが増してきて、30とか35ぐらいから俄然面白くなってくるというゲームデザインは、正直、どうなのだろう(^^;
『ストレンジジャーニー』がそうだったし、そういう“らしさ”をデザインしているといえば、それは意図通りに出来ているのですが、中盤からぐっと面白いだけに、序盤もう少し軽快に出来なかったのかな、とは少々。
ターミナルの演出なども敢えて軽快にせず、シリーズの雰囲気を大事にしたい、という意図なのではありましょうが。
《ペルソナ》をはじめ、元来、外伝/異聞としての位置づけだったシリーズ作品が一定の支持を得ていることで、《真》は《真》として貫ける……というのはあるのでしょうが、『3』にしろ『ストレンジジャーニー』にしろ若干セルフパロディ的な空気はあって、しかしまあ、それが神話的といえば神話的なのか。
そういう点で、今作が、というよりもシリーズとして、究極の内輪受け、っぽい方向へ進んでいる感じはあるのですが、まあ、どうこう言いつつ、私も、それが好き、なので不満はない(笑)
今回、大きな特徴として、悪魔合体の際のスキル継承が完全にプレイヤー任意選択というのがあり、その為、金(マッカ)さえあれば悪魔全書との組み合わせで、そうとう強力な仲魔をこれまで程の手間なく揃える事が出来ます(いいスキルの揃った悪魔を合体に使う→登録した悪魔全書から召喚し直す、を繰り返す)。
一方で、お金を貯めるのがかなり大変、というのが面白いバランス。
戦闘ではお金を入手できず、換金アイテムを拾い集めるのが基本的なマッカ入手方法になる為、特に前半はかなり貧乏です。ただ、換金アイテムは時間をおいてこまめに回れば特定の場所で何度でも入手できるので、その気になれば小銭を少しずつ貯め込む事が出来る。
ここで、ひたすら戦って道を切り開くか、マッカの力で悪魔全書を有効活用していくか、の選択肢がプレイヤーに与えられている。こういった、プレイスタイルに合わせた方法選びがシステムの中に織り込まれている、というのは良い意味で《女神転生》“らしい”ところ。
まあ私は、廃品回収面倒くさいので、ざくざくざくざく毎度のように修羅の道を歩んでおりますが。
また、LVアップ時に手に入れるポイントで<アプリ>をダウンロードする事で様々な強化を行え、限られたポイントでどの<アプリ>を入れるかでも、プレイスタイルが出せる造りとなっています。
幾つかキーワードを置きつつ、謎めいたいストーリーも面白く、かなり良好な手応え。