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『烈車戦隊トッキュウジャー』感想20

◆第20話「笑顔は危険」◆ (監督:加藤弘之 脚本:小林靖子
笑うと体を吹っ飛ばされる為に人間から笑いを奪う、というジャックインザボックスシャドーと遭遇するトッキュウジャー。明曰く「大して面白くないから大丈夫だ」との事だったが、割とナンセンスギャグに弱いトッキュウジャーはこの奇妙な敵の術中にはまってしまう。
「俺たち笑いのツボ浅すぎじゃない?」という台詞はズルいけど、上手い(笑)
苦しむ5人を救ったのは、無愛想で笑顔を見せる事のない明。
「俺が笑うのは死ぬ時だけだ」
今回も炸裂ロールプレイ防御!!
自分の世界にひたる明に、他人の世界の笑いが入り込む余地は無いのだ!
相手の能力に対抗する為、ギャグに慣れて笑わない特訓をしようとするトッキュウジャーだが、ライトはそれでは収まらない。
「いや……防御なんて面白くない。攻撃だ。あの怪人……ついでに明も笑わせてやる! 特訓だ!」
かくて5人は車掌の指導で、コケやツッコミなど、肉体からギャグを学ぶ事に。
どうにもはまらない車掌は、何とか面白く使おうと試行錯誤を重ねられ、ここ数回は物真似路線なのですが、やればやるほど浮くので、もう、余計な事はしない方がいい気がして仕方ありません(^^; 半分近くまで進んでここまではまらないと、もはや2クールのラストで吹っ飛ばすしかないような。
特訓を終え、再びジャックインザボックスシャドーに立ち向かう5人。
赤「俺たちはもう、笑いを捨てた」
青「笑うんじゃなくて、笑わせる為にね」
「なに? まさか俺を、笑わせるっていうのか?」
緑「そのまさかだよ」
黄「吹っ飛ぶのはおまえだ!」
桃「……おまえだ!」
無駄に格好良く決める5人だが……ギャグは無残に滑るのだった。
ライトが真っ白になったりしつつ、縦笛吹いてやってきた明を交え、真っ当な戦闘でジャックインザボックスシャドーを撃破。落ち込むライトは大好きな爺ちゃんを呼び出し、ディーゼルオー、トッキュウオー、ビルドダイオーが揃い踏み。が、突然ビルドダイオーのコックピットで笑い声をあげる明。時間差で笑いが来た……のではなく、操縦席に預かっていた猫にくすぐられていたのだった。無愛想な明は実は猫好きだったのである。
……というオーソドックスなオチなのですが、笑いながら大暴れするビルドダイオーの姿が、実にマッド。
また、割とどうでもいいジャンルとはいえ、ライトの敗北をかなり強調して描いているのは、(前年との対比という要素も含め)それなりに意図的なものでしょうか。ギャグ回……というかバカ回でしたが、久々にライトの爺ちゃん好き描写など、継続的な小ネタへのこだわりは、小林脚本らしい所。
闇を生み出すシーンさえ描かれず、かつてなく何をしに来たのかわからなかったジャックインザボックスシャドーですが、グリッタ嬢から「さっさと出かけて適当に暴れなさい」という非常にぞんざいな扱いを受けていたので、次の展開への布石か。
「俺が動けば、そこは地獄に変わる――そう、笑いと言う名の地獄」など、やたら芝居がかった台詞や仕草は、明の対照的存在ないし一周回って似たもの同士として置かれたようですが、キャスティングも良く、面白いシャドーではありました。
そのシャドーライン側では、シュバルツとグリッタの密会を察知しながらも陛下がそれを泳がせ、婚礼を急ぐノア夫人をネロ男爵が訝しむと、蠢く陰謀劇。そして次回、急展開?!