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『機動刑事ジバン』感想23

◆第32話「パールの涙は金色の海に」◆ (監督:三ツ村鐵治 脚本:藤井邦夫)
久々に登板したと思ったらファンタジックな悲恋ネタを突っ込んでくる、安定の藤井邦夫。
「いつか海に行けるように、貴女の名前、真珠にしよう」
直人は不思議な力を持ち、バイオロンに追われる女性を保護し、イケメンモードを発動。
女の正体は、ドクターギバがバイオノイドを作成する際に不必要と切り捨てた、善と美と優しさの遺伝子が未知の反応を起こし、バイオロンの廃棄物処理場で自然発生した善と美と優しさのバイオノイドであった。
体の周囲を舞うシャボン玉により、花を咲かせたり怪我を治療したり闘争心を奪ったりするのですが、ビジュアル的には、新手のスタンド使い
「二度とあのようなバイオノイドが生まれぬように、廃棄物処理場を破壊せよ」とギバ様が勢いで自分の家の廃棄物処理場を破壊し始め、その影響で苦しむ真珠に迫る、デイストノイドと、マッドガルボ。
デイストノイドは、青緑色のタコ+脳みそみたいな外見なのですが、何のバイオ怪人なのかよくわからず。「デイスト」ってなんでしょう。
ギバ様の改造によりシャボン玉を無効化するデイストノイド、真珠を守りながらの2対1の戦いで苦戦するジバンは、メカ軍団の援護でからくも退却……と、久々に太陽の下に出たマッドガルボと、メカが活躍。直人の時に名付けた「真珠」の名前を呼んでしまうという「最後にもう一つ……」的なミスにより真珠にジバンである事を悟られた直人は、イケメンモードであっさりとそれを認めると、自分の命が残り少ない事を悟った真珠を、海へと連れて行く。
「マッドガルボ、真珠はあとわずかな命。残り少ない時間を、そっとしておいてくれ」
迫り来るバイオロンに対し、ジバン、まさかの交渉。だがマッドガルボは廃棄物の運命を不良品と嘲笑い、怒りのジバンは鋼鉄の拳を固める。
「マッドガルボ……許せん。命を弄ぶお前達が!」
本日はひたすらイケメンモードのジバンだが、マッドガルボとデイストノイドとの2対1で大苦戦。……それにしても、マッドガルボは海に居るとますますフジツボ(^^;
ジバン危うしのその時、宙明節と共に、白いドレス姿になってデイストノイドへと突撃する真珠。……ああ、ここでやっとわかりましたが、美とか泡とか貝とか、ヴィーナスのイメージだったのか。
真珠がデイストノイドを押さえ込んでいる間にジバンはダイダロスファイヤーでマッドガルボを撃退。
……学習、していなかった。
「さよなら、ジバン。さよなら、直人……」
真珠の命をかけたシャボン攻撃はデイストノイドの処理容量を上回り、真珠は消滅するも、デイストノイドはその戦闘力を失う。
対バイオロン法第9条。機動刑事ジバンはあらゆる生命体の、平和を破壊するものを自らの判断で抹殺できる」
法の拡大解釈によりその場の気分で誰でも抹殺できそうな事を口走ったジバンは、闘争心を失ったバイオノイドを、ダイダロスファイヤーで滅殺(笑) デイストノイドは恐らく、ダイダロスファイヤーで直接トドメを刺された、初めてのバイオノイドになりました。
真珠の命を懸けた優しさに救われた直人は、改めてバイオロン誅滅を誓い、磯で見つけた真珠を握りしめるのだった……。
次回予告と、脚本:藤井邦夫の時点で、オチまであらかた読めてしまうのはそれはそれで見ている側が歪んでいるのかとも思いつつ、期待に応えてくれる藤井先生。いい悪い以前に、あまりにも話の流れが読めてしまい、物語にノる事が出来ませんでした(^^;
藤井邦夫は、80年代東映ヒーロー物の中では、実に趣味的というか、かなりフリーハンドを与えられて書いている感じなのですが、割とこの時点で実績のある人だったのかなぁ。
なお今回、月野力さんは、街のチンピラを洗脳して直人と先輩を襲わせるという、新たな能力を発揮。……というか、チンピラ達が洗脳される前からナイフを振り回して鉄パイプを握っていたのですが、思いの外、治安悪いぞセントラル・シティ。それは、先輩のトリガーも軽くなる筈です。
セントラル・シティに、銃声の響かぬ夜はないのだ!
そして今更、役名表記が「クイーンコスモ」→「謎の美女」に変わったのですが、どうして。
真珠役の滝川理恵は見覚えのある顔だなぁと思ったら、『特警ウインスペクター』第25話で、バイクルに恋をされる女性の役でした。プロデューサー・吉川進の娘だそうで、他にも何作かゲスト出演。
――次回、祝・ギバ様復活!!!
しかし、何やらまたわけのわからない展開に。
そしてナレーション、
「だが、そこには何かが、得体の知れない何かが隠されていた」
これ以上まだ、得体の知れないものが出てくるのか……!