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『機動刑事ジバン』感想29

◆第43話「ジバンを刺した洋子……!」◆ (監督:小西通雄 脚本:藤井邦夫)
何故か背広姿のギバ様、クイーンコスモと外部で接触。基本、恰幅のいい西洋人のおじさまなので、無駄に似合うスーツ姿(笑)
コスモがギバに渡したのは、どんな金属でもサビつかせる宇宙ビールス。ジバンにそのビールスを打ち込む為、バイオロンは洋子を襲撃する。
「不便なものね。非番の日には拳銃も持てないなんて」
あ、一応その一線、守られていたのか(笑)
これまでになく追い詰められた洋子を守るべく参上するジバンだったが、コブラノイドの笛に操られた洋子が、ジバンの腰にビールスを注入。本人もコブラノイドに打ち込まれたビールスにより、高熱を出して倒れてしまう。内部メカの不調で撤退したジバンは、通常の手段では除去不能な細菌が自身の体内に打ち込まれた事を知り、ハリーボーイにワクチンの開発を急がせる。
……と、この時点でオチまで判明してしまうという困った構成。
何の前振りもなく最後に唐突に出てきたワクチンで治るよりは幾分マシかもしれませんが、結局ハリーボーイの超科学で治るのでは、どうにも盛り上がりようがありません。
わざわざギバ様が、「人類の科学力を越えたもの」としてコスモからビールスを手に入れたのも、台無しです(^^;
悪印象に輪を掛ける要素として、ハリーボーイが便利なのは仕方ないのですが、ハリーボーイは便利な時しか出てこないのは作品全体でもう少し是正して欲しかった所(要するに、愛嬌が足りない)。
ハリーとボーイを悪魔合体させた結果、人類の科学力を越えた存在になっているというのは、そこはかとない説得力はありますが(笑)
この後、ジバン用のワクチンは人間には強すぎて洋子先輩には使えないという事が判明するのですが、そこでジバンと洋子のどちらを優先するのかという「選択」を迫る展開にでもなるのかと思いきや、洋子先輩のワクチンは「コブラノイドの毒を奪ってそこから血清を作ろう」→つまりジバンが元気になってコブラを倒せばいいんだ! で解決してしまう為、やはり盛り上がりなし。
提示された「問題」に対して、如何にして「解決」するかでドラマが生じるわけですが、その辺り、全面的に杜撰。
そして1人、悲壮なヒロインモードに酔う洋子先輩はマッドガルボとコブラノイドに突撃。今回、マッドガルボが久々にアクションを見せるのですが、何故かコブラノイドと一緒に戦う為、盛り上がらない事、甚だしい(^^; マッドガルボは本当に、何がどうしたくてこうなったのか。ギバ様のヨイショ係が増えただけで全くテコ入れになっていないのが凄まじいのですが、テコ入れに失敗した時点でリタイアして盛り上げるわけでもなく、かといって存在意義を作られるわけでもなく、むしろ秘書ズの方が前線で出張ったり、本気で意味がわかりません。
……凄く、着ぐるみにお金かけてしまって、引くに引けないのか。
「警視庁秘密捜査官警視正・機動刑事ジバン。対バイオロン法第5条。人間の信じる心を利用し、悪の為に操るバイオロンと認めた場合、自らの判断で処罰する事ができる!」
いきなり第5条が発動し、ジバンはコブラノイドの毒袋を奪った上で抹殺。先輩は勢いでジバンに抱き付いてみるが、果たして、ヒロイン最終決戦の勝者は誰になるのか。


◆第44話「子供になった天才科学者」◆ (監督:小西通雄 脚本:鷺山京子)
不思議な蝶の鱗粉を浴び、眠る人々。それは、宇宙バイオを組み込んだ蝶を用いた、クイーンコスモによる陰謀であった。さすがのハリーボーイも宇宙バイオの資料が足らず、宇宙バイオについて詳しい、NASAの科学者ドクター・イハラの名前がピックアップされる。
「よし、警視庁のメインコンピュータにアクセスして、ドクター・イハラを日本に呼び寄せるんだ」
……凄いな、警視庁のメインコンピュータ(笑)
そんなこんなで、一体いかなる不祥事をでっちあげられたのか、凄く不満げに来日した博士は、村松と洋子の警護に厳しく注文をつけ、自分に憧れてサインを求めるヒロキ少年も冷たくあしらう。
うん何というか、厳重に警戒されるべき博士に身元不明の少年が至近距離まで近づいて接触している時点で、もうダメだ。
宇宙バイオによる眠り病がバイオノイドにまで影響を及ぼす事を知ったギバ様は、コスモに対抗する為、博士を襲撃。
「だから防弾ガラスにしろと!」
博士のおっしゃる通りです。
スイトルノイドによって記憶を吸われそうになる博士だったが、色々あって、逃亡中に偶然再会したヒロキ少年と記憶が入れ替わる事に。ジバンの活躍もあって救出される2人だが、それぞれの記憶(人格)が入れ替わってしまった事で病院と家から逃げだし、真相に気付かない周囲の人々は大混乱。
いちはやく真実に気付いたジバンは、コスモの襲撃から博士(少年)を救い出し、一方、事情をわからぬまま、バイオロンに追われる少年(博士)を助ける洋子先輩。
(あの人は、私の為に命を投げだそうとしている。私が天才科学者だからではない。1人の人間だからだ)
洋子の覚悟に打たれた少年博士は、傲慢になっていた自分を恥じ、囮になった洋子を助けるため、記憶をやろう、と自ら飛び出す。記憶を吸われている所にジバンが登場し、少年博士を助けると、一同勢揃い。
「警視庁秘密捜査官警視正・機動刑事ジバン!」
ああなんか、久々に綺麗に収まったなぁ。
ジバンはスイトルに強制アクセスすると、ハリーボーイの助けを借り、2人の記憶を元に戻す事に成功。後は用無し、とオートデリンガーによってあっさりと滅却する。
博士の開発した薬で人々は無事に目覚め、ヒロキ少年にサイン本を贈る博士。
「頑張れよ。待ってるぞ」
ねじれてしまった中年男性と、純粋な少年との交流話としても綺麗にまとまり、文法の綺麗な鷺山さんらしい、比較的好エピソード。
……バイオロン基地で、秘書ズが眠ったままな気がするのは、ご愛敬(笑)
この後ギバ様が! 凄く頑張って! 治療しました!!