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『仮面ライダーW』感想3

◆第3話「Mに手を出すな/天国への行き方」◆ (監督:諸田敏 脚本:三条陸
園咲家の妹・若菜は、フィリップも気にいっているラジオのパーソナリティ。
セクシーな姉と、裏表の激しい小悪魔系の妹の姉妹とか、いったい誰の趣味による陰謀なのか。
そんな若菜姫のラジオでも度々投降コーナーで話題になる、幻のカジノ・ミリオンコロッセオ。一夜にして莫大な金を稼ぐ事が出来るという天国のカジノは果たして実在するのか……翔太郎は和菓子屋の夫婦から、「豹変してしまった娘がミリオンコロッセオに関わっているらしいので調べてほしい」と依頼を受ける――。
ハードボイルドに決めたい翔太郎と何かとやかましい亜樹子の凸凹コンビは娘の尾行に失敗、情報屋の仲介で“天国のカジノから帰ってきた男”と接触するが、豪邸に住んでいた男は落ちぶれており、フィリップと連絡を取っていた隙にマネードーパントによる取り立てを受けて倒れてしまう。天国のカジノ・ミリオンコロッセオは、ドーパントの運営する悪魔のカジノだったのだ。
「家族……我が家……」というキーワードにフィリップがフリーズするなどあったものの、変身してマネードーパントを捕まえるダブル。
「おまえはいったい、何者だ」
「俺はダブル! 街の涙をぬぐう、二色のハンカチさ」
変なポーズで格好つけて、手を放す。
「はっ、くだらん。私は馬鹿と金にならないやつは相手にしない主義でね」
謎のドーパントの横槍もありマネーに逃げられてしまう翔太郎。更に実家の通帳を持ち出そうとした和菓子屋娘に怒った亜樹子が突撃し、身辺を探っていたのがバレてしまう。
「お金と家族、どっちが大切なのよ!」
ここで「家族」をキーに、顔芸担当だった亜樹子が、物語へ絡む事に。……多分。父親とのあれこれとかありそうですし、ここで怒りを見せたのは、単なる義侠心だけではないと思われる所ですが。
肝心要の秘密は、“ミリオンコロッセオへの行き方”にある――翔太郎はラジオ局へ赴くと、ミリオンコロッセオ絡みの投稿に出てくる地名をチェック。ついでに若菜姫からサイン付きブロマイドを貰って、ひゃっほーーーい♪
……翔太郎の、“残念な二枚目”路線は、とてもいいと思います(笑)
その後、サイン付きブロマイドをフィリップに渡して、相棒へのお土産とはいい所あるなぁ、と思ったら、自分の分もしっかり確保していました。
なまじ顔が格好いいだけに、この残念加減は、とてもいいと思います。
フィリップの“星の図書館”にチェックした地名を次々と入力した結果、路線バスに偽装したミリオンコロッセオ行きの闇のバスが運行されているという推測が浮かび上がる……とこれは非常に面白く流れました。フィリップがバスの運行ルートを導き出し、有力地点で張り込んでいた翔太郎はバイクでバスを追うが、途中で運転手に気付かれてチェイスシーンへ。派手な幅寄せで転倒した翔太郎はなんとかバスに張り付くが、その中には、着飾った亜樹子が乗り込んでいた。
亜樹子を見つける所まで含めて、ドタバタアクションとしてテンポよく展開。小道具の蜘蛛でマネードーパントの攻撃をかわした翔太郎は走行中のバスの上からヘルメットを投げ捨てると、帽子を被ってから変身。
ハードな男の……譲れないこだわりです。
バイクとヘルメットは多分、魚心水心な関係の刑事さんが、何とかしてくれるのでしょう。刑事役のなぎだ武は、芸人さん起用時にままある、やや過剰演技なのですが、作品として全体にオーバーアクション&芝居がかったキャラクターが多いので、その辺りも織り込み済みではありましょうか。2話で「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ」(お約束)突っ込んでいたけど、台本通りなのか、アドリブだったのか。
「今日をミリオンコロッセオとやらの、閉店日にしてやるぜ」
マネーの銭投げ攻撃に対しメタルサイクロンにチェンジしたダブルは金棒でコインを弾いて追い詰めるが、実はマネーの腹に詰まったコインは、客の生命力から作られていた! マネーを倒すとその客も死んでしまう、という事実に動揺した所に反撃を受け、更に「我が家……家族……」というキーワードに過去?を思い出したフィリップが動作不良に陥った所をスーパーコイン爆弾を受け、吹っ飛ぶダブル。
幾つか事情が重なったとはいえ、3話にして主人公が敗北、というのは結構珍しいよーな。
叩くだけ叩いて満足したマネードーパントは、馬鹿で貧乏なダブルを置いて悠々と去って行き……その頃、亜樹子はミリオンコロッセオへ客として潜入する事に、成功してしまっていた。