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『魔法戦隊マジレンジャー』感想25

◆Stage.37「狙い撃ち〜ゴル・マージ〜」◆ (監督:竹本昇 脚本:大和屋暁
誰にしようか、誰にしようか、サイクロプス、君に決めた!
という事で、新たな神罰担当として、冷静沈着な狙撃の名手・サイクロプス(CV:置鮎龍太郎)、出陣。
前回、闇の戒律の厳正さを見せた一方で、なんかもー面倒くさいから戦いたいという人、ン・マとか甦らなくてもいいんじゃないかという人など、冥府10神それぞれの思惑の違いが入ってきたのは面白い。
その頃、蒔人と翼は2人でボクシング観戦に出かけていた。久々のボクシングの試合に盛り上がり、インフェルシアとの戦いが終わったらリングに復帰してみせる、と拳を握る翼。
「おまえの夢は世界チャンピオンなんだもんな」
「ああ。……そういえば、兄貴の夢って聞いた事無かったな」
しいて言えば弟妹達の面倒を見る事が夢かな、と微妙な表情になる兄者は、外国人観光客の質問に流暢な英語で答え、「なに?!」と翼を驚愕させる。
俺の、インテリポジションが……!!
翼、昔、英語の呪文書をすらすら読んでいた記憶があるのですが、あれは何か魔法の作用だったのか。
実は兄者は昔、より先進的な農業を学んでブラジルに大アニキ農場を作りたいと、留学を考えていた事があったのだった。だがそれよりも長男としての責任の方が大事だ、と言う蒔人に納得行かない表情になる翼だったが、その時、地上にサイクロプスが降臨する。
わざわざスナイパーライフルに弾丸を込めた上で手近のビルを撃つサイクロプスに切りかかるマジキングだが、勿論敗北。余裕綽々のサイクロプスマジレンジャーに、日没まで狙撃から逃げ切れれば5人の勝ち、というゲームを持ちかける。
勿論、前のめりなマジレンジャーはルール無用でサイクロプスに突撃するがあしらわれ、煙幕を張って姿を消すサイクロプス。まあここは、直接戦闘の実力差を見せておかないと逃げ回るゲームが盛り上がらないので、一旦突撃してみせるのはやむを得ない所。ゲームのルールが大枠で前回と変わらないのは、もう一ひねり欲しかったですが。
一方その頃、マルデヨーナ世界でスモーキーと訓練していたマジシャインは、ケンカ大好きな冥府10神ドレイク(CV:矢尾一樹)に絡まれて戦闘に。トラベリオンで立ち向かうが火炎放射が通用せず、直接戦闘でも、完敗を喫してしまう。
最近、立場の無くなりつつあったヒカル先生、相手が悪すぎたとはいえ、遂に完封負け。1人でこっそり訓練しているのはとても良かったのですが、果たして、教師としての威厳を取り戻せる日は来るのか。それが無いと、単なる変態だ!
地上の5人は、姿を消したサイクロプスの見えない狙撃に魁が負傷し、追い詰められていた。サイクロプスの狙撃位置を探る為、一か八か囮になろうとする翼を止める蒔人。すぐに「長男だ」「責任だ」と持ち出すのは、それを言い訳にして何でも諦めているからではないか、と反抗する翼に、蒔人は2年前の出来事を持ち出す。
それは母と蒔人が数日家を空けたある時……帰宅した兄者が目にしたのは、大けがをして救急車で運ばれる魁の姿だった。
熊が! 魁を! 襲ったのだ!
なぜ熊
……動物園から脱けだした熊だそうなのですが、他に、何かなかったのか(^^; 人間の強盗などだと生々しくなりすぎるので、敢えて突飛に熊になったのかもしれませんが、突飛すぎて、目が点になってしまいました。
「俺が居ない時は次男のおまえが長男だって、あれほど言っただろうが!」と、タイミング悪く朝帰りした翼(ちょっと不良ポーズ)を責めた兄者はその時から、より深く、父親不在の一家において、長男の責任を感じる事になったのだった。
「今考えれば、おまえを責めるのは筋違いだったと思う」
そうだね、だしね……たぶん、流星パンチで倒せないし。
結局、蒔人が夢を諦めたのは自分のせいなのか……この局面でもしかして念の入った嫌味を言われているのだろうか……悩む翼だったがその時、5人が潜んでいた倉庫の中に煙幕弾が撃ち込まれる。
「おまえの成長した姿を見せてくれ。後は任せたぞ、翼」
レジェンド変身した兄者は罠だとわかって敢えて外に飛び出し、迫り来る狙撃。だがその凶弾が心臓を貫く寸前、兄者は大地の硬化魔法を発動し、スーパーアーマーによって弾丸を弾き返す! ……展開としては盛り上がり所なのですが、これ、どうして予告で見せてしまったのか(^^;
そのまま無敵状態でサイクロプスの狙撃を受け続け、4人が逃げる時間を稼ぐと同時にサイクロプスの居場所を探ろうとする緑。だが、クールダウン機能の発動したサイクロプスは狙撃を乱射からピンポイント射撃に切り替えると、同じ一点への連続精密射撃により、緑のアーマーを撃ち貫く。サイクロプスの隠れ場所を発見して攻撃を仕掛けるも一瞬遅く、狙撃を受けて倒れるマジグリーン
「あにきぃぃぃぃぃ!!」
変なエフェクトで消滅したので、どうやら即死ではなく何らかの魔法的効果のようですが、兄者、リタイア。
2人の年長者が倒れるという最大級のピンチを、果たしてマジレンジャーは逆転できるのか。先生が倒れた事はスモーキーしか知らないけど!
出落ち展開に定評のある今作ですが、冥府10神の二番手は続けて1エピソードで簡単に片付けない事により、これまでとは桁違いの敵である、という事を改めて強調でき、非常に良かったと思います。1回大ピンチを煽っておく事で、今後の展開にも幅が出来ました。ただ、物語の要素も完全に引いてしまった為、翼と兄者のもやもやがそのまま残るという構造になってしまいましたが(^^;