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『仮面ライダーキバ』感想28

◆第42話「パワー・オブ・ラブ#王の怒り」◆ (監督:舞原賢三 脚本:井上敏樹
今作の二重構造はメリットとデメリットが色々あったのですが、ここに来て、イクサに変身しない回の名護さんは概ね空気、というデメリットが重くなってきてしまったなぁ。後半に入ってそこに、ルーク倒してからの恵さんは空気が加わってしまい、現代編における渡と周囲の関係性に、渡の帰属意識を強める説得力が今ひとつ足りていない。
その上で、渡の「僕が正しいと思った生き方」が結局、「人間を襲うファンガイアはぶち殺してもOK」になってしまっているのが、個人的にどうも納得がいかない所です。前回のクラゲはサガに始末させる事で回避したのですが、本当は渡は、痛めつけたファンガイアと対話しようとしたりするべきだと思うのですが、太牙の誘いもただ断っているだけで、渡の求める共存への方向性が見えてこない。
まあ、“自分の生き方”に一歩を踏み出し、ここからそのビジョンを求めていくのかもしれませんが、全体としてやはり、渡の動きが物語の中で遅すぎるという気がします。
1986年――音イクサキックはキングにあっさり防がれ、旦那の制裁を受けた音也は、連れ去られてしまう。音也を助ける為に力を貸して欲しいと、真夜に頭を下げるゆり。
「これはあたしの思いだ。音也に対する愛、あたしはそれを裏切らない」
「愛……」
長らくネジの緩みっぱなしだったゆりさん、久々にいい女ぶりを発揮。
2008年――
「ファンガイアも人間も関係ない。僕は、僕が正しいと思った生き方をするんだ」
太牙のファンガイア株式会社への勧誘を断った渡は名護、恵、健吾らに暖かく迎え入れられ、渋々ながら首領Sも、人間・紅渡を認める事を承諾。渡を精神的に追い詰めようとする太牙からの共闘の持ちかけを断る首領Sだが、アルマジロファンガイアの強襲を受け、瀕死の重傷を負ってしまう。
「渡くん、太牙を助けてやってくれ……」
太牙が人間を恨んでいるとしたら責任は自分にある、と渡に告白し、意識の途切れる首領S。そこに現れた太牙は自分なら嶋を助けられるかもしれない、と嶋の身柄を預かる事を申し出、勝手に預けてしまう渡。
名護と恵が、嶋が病院から行方不明だ、と狼狽している所に、超元気に復活してくる嶋、怪しすぎて涙が出ます。
今回の段階ではハッキリしないのですが、どうやらアルマジロファンガイアと融合か何かしてしまったらしい首領S、ひたすら身から出たサビの匂いしかしないけど、いよいよ大ピンチ。
1986年――囚われの音也は、キャッスルドランにその生命力を吸い尽くされそうになっていた。
真夜はゆりを連れてキャッスルドランの眠る迷いの森へ向かうが……自分の庭みたいな場所の筈なのに、迷っていた。そして2人の前に、凄い蛾ファンガイアが姿を見せる。
駄目な男(達)に変わって女2人がタッグを組んで戦う、というのは過去に『超力戦隊オーレンジャー』や『超光戦士シャンゼリオン』でもやっていますが、地味に井上敏樹の好きなネタなのか。
2008年――暴れ回るアルマジロを撃退したキバの前に現れる太牙。最後の勧誘を断ったキバに対して太牙はサガへと変身し、力尽くでキバを従わせようという、兄弟の戦いが始まる……!
真面目にクイーンの仕事をこなす深央は、渡が新たなキングになった時にふさわしいクイーンになる為だ、と真夜に宣言。そんな事を言いながら太牙のプロポーズを承諾、とサイコ路線まっしぐら。……渡そろそろ、常にお腹に雑誌巻き付けていないと、選択肢次第で、心中END一直線だから気を付けて!
愛と狂気の交錯する22年、果たして、最後に勝つのはどの愛の力なのか。混沌としつつ、いよいよ物語はクライマックスへ――。