第7話――アフリカ編後編は、バルメ祭。二丁銃剣使いとのクロスコンバットで、改めて超人的な戦闘能力を披露。偉い人達がお食事しながら隠した爪を向け合い、部下は雪山で凄惨な殺し合いをしている、というのは如何にも今作らしい構図。
それにしてもバルメは他のキャラと比べて、随分と人間を超え気味。まあ、テンガロンハットの子も割と踏み越え気味だったので、この辺りが今作の超人扱いという事なのか(その内、もっと凄いのが出てくるかもしれませんが)。
そーいえば、今作ここまで、近接戦のマスタークラスは皆女性キャラばかりですが、作者の趣味なのか編集の差し金なのか(笑)
また、スケアクロウの部下でCIAの女性キャラが登場。見るからに劇薬系が多い今作の女性キャラの中では比較的のほほんとしていますが、今作の登場人物なので本性はどうなのか。
女性キャラよりも、マオとか運転手とかの方が、癒やし系というのは、落ち着いて考えると凄い世界(笑)
そんな癒やし系キャラ達もドンパチ参加しているけど、今作の銃撃戦シーンは概ね、“日常の一部”というスタンスなので、殺伐感があんまり無いからなぁ……。
マンガ的ギャグ部分も含め、今作は基本的にココ側主観の戦闘シーンは割と陽性のものとして描かれているのですが、それを貫くのか、それとも後々、それはどうなのか? という逆転があるのかは興味深いところ。
第8話――今作にしては長めのアバンタイトルで、ヨナとルツの模擬戦からスタートし、ルツが元警察の対テロ班メンバーであった事が独白で判明。5話で部隊メンバーの色付けがされた事で横の関係がわかりやすくなり、ルツがやや若年の弄られキャラっぽい事、バルメがやはり別格扱いで戦闘訓練の指導役である事などが描写されつつ、面白いシーンとなりました。
ストーリーの中心は、元有名女優のやり手ブローカーとココの売り込み合戦。相変わらず、武器商人の駆け引きに関しては結構端折っているのか正直わかりにくいのですが、今作に関しては、そこをじっくり描いて2話使うよりも、1話にまとまってドンドン話が転がっていくのが見やすい所なので、これで良い気がします。
セクシー系でなしに、可愛い年配女性の魅力でおじ様達を転がすという、元女優のキャラクターは面白かったですし。