◆kanataさん
>そしてダブルX対テラーは見れば見るほど老人虐待ですよね、あれ。
本来は巨悪に対するヒーローの爽快な反撃シーンの筈なのですけど、琉兵衛の弱みを描いた直後だっただけに、思いの外、酷い事になりましたね(^^;
>(失格だからこそ逆説的に格好いいのが翔太郎、という解釈も有りですが)
個人的にはもうちょっと翔太郎は格好良く捉えていたのですが、作り手の側からだと、最終的にそういう位置づけみたいでしたねー。フィリップとの絆を強調するという流れもあったのでしょうが。
>そして何より泥臭く足掻き立ちあがってくる人間・翔太郎、それを支える超人フィリップのコンビネーションが最高でした。
各人各様の見せ場がきちんとあり、いいクライマックスでありました。『W』はエンタメ的なこだわりというか、見せるものを見せる、という事を最後まで貫いたのはとても良かったですね。
>できることなら対比として、途中で会話を打ち切られてしまう下っ端キャラが欲しかったところではありますね。
出番の少ないキャラを小技で印象づけようとした結果、かえって半端になってしまいましたねあれは(^^;
>……必然的に、照井さん、すごく気の毒な役回りと化していますけど。
47−48話の照井は、可哀想すぎます……(笑)
>てか黒幕の施設が玩具会社って、微妙にメタっぽい設定ですね?!
あれは狙ったメタな気がします(笑)
>駄目な男を引きつける(あるいは男を駄目にする?)のが、「タブー」の真の力だったんじゃないかなとか。
うわー、うわー、思えば、冴子さんの為に《超高速》を習得した途端に霧彦さんに限界が来たり、冴子さんが女性として気になりだした途端に井坂先生は死んだり、「男を駄目にする能力」は覚えがありすぎてリアルで怖すぎます(笑)
◆哲斗さん
>47話の翔太郎のシュラウドへの言葉は、たぶん「一番でっかい依頼」ではないかなと。
あ、なるほど。もう一度聞いてみたら「でっ」は何となく聞き取れました。翔太郎のべらんめえ気味な台詞回しは、やり過ぎない範囲で個性が出ていて面白かったです。
>そこで仮面ライダースカルのロストドライバーを開発していたことなどが明かされます。
TV本編中では描かれませんでしたが、一応その辺りも、きちっと決めていたのですね−。リボルキャリーはある意味で本編最大の謎だったので、納得できるところです(笑)
>「フィリップの相棒として荘吉をダブルにする」というのが当初のシュラウドの計画だったのではないかなと。
それは確かにありそうですね。そう考えると、荘吉の死が、シュラウドの復讐計画をより苛烈なものにした……と本来そこまで過激でもなさそうなシュラウドが歪んでいく流れとして納得もいきますし。
>友人が死んでその代わりにぽんこつが息子の相棒をやっていたら、そりゃシュラウドが翔太郎をやたらと罵るのも当然でしょうし。
シュラウドの罵倒には個人的感情が入っている節がありましたが、なるほど、「翔太郎と関わると不幸になる」という発言も、半人前の弟子を抱えたせいで荘吉が死んだ、と思っているとすれば、綺麗に繋がりますね。
◆aaさん
>自分を騙した相手を破滅させる橘さんみたいだ、イニシャルもTですし
全ての事象を裏目に変換させる橘のメモリ……な、なんて恐ろしい。
>翔太郎の師匠は「探偵業にメモリとドライバーは使わない ※ただしドーパント相手を除く」と言う信念を持っていました
>なので好意的にとらえるなら、相棒からの、師匠を超えたことへの賛辞のセリフじゃないかな―と
なるほど、あそこは翔太郎が瞬間的ながら師匠を超えた、というシーンでもあったのですね。
◆通りすがりのメロンさん
>初めて書き込みます。シュラウドが死んだのはネット上では熱中症じゃないかとよく言われています 笑 (真夏の中あの格好で外にいるから…)
ああ……!(笑) いつものライダーや戦隊だとクライマックスが冬ですけど、『W』はズレて夏になっている、というのをよく忘れます(笑)
>Wは今後もvシネマやMovie大戦(coreとmegamax)、小説版等と展開していますのでもしよろしければどうぞ
おお、色々と展開していたのですね。機会があったら、触れてみたいと思います。
◆橘まことさん
>『平成ライダー第二期』として原点回帰した本作、テーマをとても大事に作ってくれたなあと改めて感じます。
持ち込んだテーマを適当に放り投げないで、最後まで責任持って丁寧に向き合ってくれたのが、とても良い作品でしたね。内輪のオマージュっぽくなってしまいそうな要素も、きちんと再構成していたのも良かったです。
>最終話は松田優作主演の『探偵物語』最終話オマージュになっています。
そういう感じなのかなーとは思いましたが、もう完全に、狙ったオマージュだったのですね。
>タブードーパントの中の人だったらしく、若過ぎて顔を出せなかったらしいと知り納得でしたが。
ああ、シュラウドはどういう感じでやっているのかなぁと思っていたのですが、スーツアクターさんが演じて、別の人が声をあてる、という形だったのですね。タブーとシュラウドとはまた、複雑な組み合わせな(笑)
◆gariさん
>W完走、お疲れ様でした。毎回の感想を楽しく読ませて頂きました。
ありがとうございます。平成ライダーの新しいスタートを目指しつつ、バディものシティアドベンチャーという、物語のある種の古典的構造を取り込んだのが巧く噛み合った所が、非常に魅力的な作品でした。
>放映当時は「夏にあんな格好してたから日射病で死んだんだろう」とも言われていました。特に、2010年は異常気象で猛暑だったし……。
暑い真っ盛りにリアルタイムで見ていると、確かにそれはよぎりそうです(笑)
>「不思議な力を持ったヒロインが主人公に力を与えてくれる」とか「ちょっと変わった性格で主人公が振り回される」とか
>「悲劇的な運命を背負っていたが主人公に救われる」とか。ラスト3話の扱いはそれが強調された感じだったと思います。
ラスト3話は確かに、バディものというよりも、ヒーロー/ヒロインの構造が強かったですね。ちょっぴりへたれの主人公が愛の為に一発逆転したりとか、そう捉えると凄く腑に落ちます(笑)
>あと、もしフィリップが女性ならきっと若菜姫の双子の妹とかで、そうすると身体を貰うと言うのが凄いかっちりとハマる。
あ、成る程、園咲三姉妹になったり、若菜とフィリップの地球の御子としての対応(代替え)関係がわかりやすかったり、物語構造として凄く綺麗に。
>「探偵物なので、最後は叙述トリックを使ったんだな」と言われてました。
最終話は、後日談ともちょっと違うエピローグ形式ながら、きちっと1話単独の事件として成立しているのが素晴らしく、探偵ものというフォーマットを抑えたのもお見事であったな、と。
>初登場シーンの台詞と対比された台詞です。そこらへん、やっぱり細かく拘ってる作品でした。
あ、照井の説教はやや唐突に感じたのですが、あれもフィリップの台詞も対比していたのですねー。フィリップの台詞は最初のもと比べると、変化が沁みますね。