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『烈車戦隊トッキュウジャー』感想44

◆第44駅「昴ヶ浜へ」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:小林靖子
注目は、
「あの人からの連絡で、いいニュースだった事ないでしょ」
と、総裁を疫病神扱いするヒカリさん。
……あまり、間違っていない。
総裁からの呼び出しを受けターミナルへ向かったトッキュウジャーは、ライトの体にゼットと同質の闇が染みついている事を知る。果たしてそれは何故なのか? 一方、モルクもまた、皇帝がキラキラを求めるようになった理由について考えていた……と、かなり尺を回想シーンに取って、こんな伏線がありました、と示しつつ進行。
そこへグリッタが現れ、トッキュウジャーへの協力を申し出る。
シュバルツのクライナーがあれば、キャッスルターミナルへの線路に張られた闇の結界を突き破る事が可能であり、昴ヶ浜へ辿り着く事が出来る。そしてグリッタは、これ以上“誰も消さない”為に、キャッスルターミナルを移動させ、闇の底深くへ沈めるという作戦を提案。ライトを縛り付けた5人は、グリッタと共にキャッスルターミナルへと向かう――!
そろそろ出番終了という事でか、烈車の動きが丹念に描かれ、特にハイパーターミナルからの出撃シーンは格好良くなりました。突入した所で巨大な城の門番が迎撃に現れ、残った6号がハイパー化してビルドダイオーで立ち向かう辺りなど、映画っぽい絵作りと展開。
4人はグリッタを守りながら、クローズを撃破していくが、そこへいつの間にやらロープをほどいて烈車に乗り込んでいたライトが闖入。ライトは秘密基地を見つめるゼットの元へと走り、2人は対面。あの日――昴ヶ浜が闇に呑み込まれた時の記憶が、互いにかすかに甦る。
やはり、ゼットが見たキラキラはライトであり、ライトが触れた闇はゼットなのか?
その場で変身するライトだが、何故かその体は闇に包まれ、黒ラメ1号に。
果たして光と闇の真実や如何に。そして、ライトはどうなってしまうのか?!
謎解き編、にして一気に最終決戦に。ただ、シャドーライン側があまり段取りを踏んでいない組織なので世界がピンチ的な盛り上がりは弱く、あくまでライトとゼットの謎解きが中心な為に、その前振りで終わってしまってエピソードとしては消化不良。前回の予告で見せていた暗黒1号が出てきた所で終わってしまいましたし(^^;
このまま、2人の関係に物語を集約してしまうとあまりに風呂敷が小さい気がしますが、さて、ここから何をどう繋げて、劇的な盛り上がりに持って行くのか、注目。