はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2019〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

『天装戦隊ゴセイジャー』感想2

ヒカリ(トッキュウ4号)とヒカル(セクハラ家庭教師)の時もちょっと困ったけど、エリ(ゴセイピンク)とリエ(『ジェットマン』)は本気で混ざるので、間違えていたら適当にツッコむか流すかして下さい(笑)
◆epic3「ランディックパワー、分裂」◆ (監督:諸田敏 脚本:横手美智子
スカイック兄妹、天知家に居候する事に。
……あ、他の3人には紹介しないのか(笑)
この兄妹はベタベタしすぎてちょっと気持ち悪いなぁ今の所(^^;
子供の視点を入れる事で、見た目普通の人間だけどちょっとズレている天使達、というのを見せる意図だと思われますが、望少年はレギュラーになるようで、少年レギュラーは久々でしょうか?
一方、もう一組の兄妹、アグリとモネはテントで野宿しながら、特訓に励んでいた。今回は堅実派の黒と、やや自信過剰の黄の兄妹喧嘩を交えつつ、5人が一致団結するまで。…………といっても個人同士では全く仲が悪いように見えないのに、何故か種族の差にこだわって変に張り合うのが、正直、分かりづらい(^^;
特徴は出したいけど本格的に面倒くさくはしたくない、という辺りがちょっと中途半端に感じます。まあ前年が面倒くさいの極北を目指す戦隊だったので、方向性はわかるのですが。
色々あってアグリがアラタにほだされ、アグリの半人前発言に意地になって1人で冷凍ユスリカ星人に立ち向かっていたモネと合流。あくまで1人で戦おうとするモネだが、
「おまえが強いのはわかってる!」
「え?」
「でもこいつは俺たち2人、いや、5人の敵だ!」
黒兄、妹の操縦方法を覚える。
5人は連係攻撃でユスリカを撃破し、メンバーの中で武器によって、前衛と後衛の役割分担が自覚的に行われている、というのは好き。
それにしても、演出の都合上、合体武器に最後に1人でカードを入れる青がリーダーに見えて仕方ありません。
前回謎だった虫は、ブレドランが、ありとあらゆる生き物の悪意や毒を練り上げて作った人造生物であると判明。巨大化したユリイカは、黒と黄のコンビネーション攻撃、ゴセイグレート鳳凰脚から必殺剣で天罰覿面。
赤の誘いに乗って、護星天使達は揃って天知天文研究所に居候する事になり、5人は何となく絆を深めるのであった。


◆epic4「響け、天使の歌」◆ (監督:諸田敏 脚本:横手美智子
エレキギターがガンガン鳴らされ、ヘッドホンで視聴していると耳によろしくない回(^^;
見所は、
妹の踏み台になるアラタの姿に、
「あいつ何か、変な性癖がないか?」
という顔になる3人。
小学生と同居しているのだから、気を付けろ、天使!
今回の怪人は頭が観葉植物っぽくて、ウォースターは宇宙昆虫軍団ではなかったのか……? と思ったらコオロギモチーフとの事。なるほど、終盤で胸部のギターを左右に動かしていたのは、羽根をこすり合わせて音を出すイメージか。
蛾様をパトロンにするヘビメタコオロギが地球でゲリラライブを行い、その凶悪な怪音波に苦しむ人々。迎撃に出るゴセイジャーだが、風を司るスカイック族は音に敏感で、アラタとエリが戦闘不能になってしまう。
コオロギは悠々と引き上げ、ゴセイジャーも一時撤退。戦力を欠いて思い悩む3人だが、その時、研究所の片隅で埃を被っていた謎のマシン(『ダイスオー』の筐体…………?)から手足が伸びてディスプレイにロボット8ちゃん的な目玉の映像が表示され、データスを名乗る。
マスターヘッドの命令で緊急時の為に眠っていた、との事ですが…………天知天文研究所に?
…………ま、まあ、護星天使は古来から地球を護っていたとの事なので、世界各地に緊急用のシステムが色々と仕込んであってもおかしくはないんですが。
というか今回、博士出てこなかったけど、中身、博士じゃ。
頭脳労働担当のデータスの分析によりヘビメタコオロギの次の出現場所が予測され、半信半疑ながらも出撃した3人は、そこで全地球ライブの準備をしていたコオロギを発見。それを阻止しようとするが、その前に、彗星のブレドランが立ちふさがる。
ゴセイジャーと初の相対となったブレドランは槍を振り回し、3人を叩きのめすかなりの強さを発揮。コオロギの怪音波は全地球に発信されてしまうが、立ち上がったエリが天使の歌でそれを相殺。ブレドランマネージャーの「地球壊滅! 俺の歌を聴きやがれ!」大作戦は失敗に終わるのであった。
アラタとエリの「なんとかなるなる」兄妹がマッド気味な前向きさでゴセイジャーを勝利に導くのですが、残り3人の「あいつら、ちょっと変」という評価が、最初から最後まで全く変わらなくて、それでいいのか(笑)


◆epic5「マジカル・ハイド」◆ (監督:竹本昇 脚本:荒川稔久
街では高熱が出る代わりに学力が飛躍的に向上するという、天才風邪が大流行。勿論これはウォースターの陰謀なのだが、流行の原因には、受験シーズンを前に多少苦しくても一時的に学力が上がればいい、と子供をわざと風邪にかからせようとする親のエゴがあった。と風刺を交えつつ、天才塾の亜流パターンになっているのは、上原大先生を好きな荒川さんなので恐らく意識的。
それにしてもウォースターはホント、地味に下調べしているなぁ(笑)
今の所、蛾様は飯塚昭三ボイスの一点突破で、ウォースターの組織としての特性はそれほど出ていないのですが、侵略対象を侮らずに傾向と対策を立てている所には非常に好感が持てます(笑)
買い出しに出ていたアグリとハイドは宇宙カメムシに襲われていた女性を助け、天才風邪にかかった子供が、やがてビービ(ウォースターの戦闘員)に変身してしまうという事を知る。
「買い物を馬鹿にするな。日々の生活の基本だ。そもそもおまえは、一直線すぎる」
買い出しのシーンは、冷静だが細かすぎるハイドが店を梯子して超吟味し、直情径行のアグリがそれに不満を漏らし、ちょっとギャグをやりつついまいち反りが合わないという2人のキャラ立て。……ていうかアグリは、誰となら反りが合うのか(笑) あとランディック族は大地の力で野菜の質とか見分けられないのか。
ちゃんとエコバッグ持っていたり、5話にして随分と生活感の滲み出ている天使達ですが、地上任務の際に人間社会に紛れ込むノウハウは必須項目なのです。
いいかい坊や? 天使はね、天使は、愛と希望と自由を謳う存在なんだ! 決して、決して、夢ばかり見ている無職じゃないんだよ!!
特効薬の開発に必要なカメムシの体液を手に入れる為、天装術による変装を用いて囮作戦を行うハイド。
「人間界のことわざで云えば、飛んで火に入る夏の虫だ」
カメムシとの戦いで、黒が取り落とした斧を、青は筋力不足で持てない、というのは面白かったです。が、
「任せておけ。怒濤のシーイックパワーを、見せてやる!」
結局、両手持ちで使用(笑) 挿入歌まで入ってえらく贔屓された青の怒濤の攻撃でカメムシの体液は入手され、5人揃って合体攻撃でパニッシュ。巨大化したカメムシにドラゴンソードを奪われて苦戦するゴセイグレートだが、ハイドの怒りに応えて新たなゴセイヘッダー、鮫頭3兄弟(と思ったら一匹マンタだった)が召喚され、合体。シーイックゴセイグレートの連続攻撃によりカメムシの装甲を打ち破り、天罰執行するのであった。
というわけでハイドさん無双回。しかも最後に、さして役に立たなかったアグリを立てる、という男前ぶり。
頭脳プレイ→パワープレイ→仲間を立てる気遣い、とあまりにも出来が良すぎると思ったのか、0.2ミリの調整こだわって皆に引かれる、でオチ。いやしかし、戦場ではその0.2ミリの誤差が生死を分ける場合があるので、むしろ戦士としてはハイドが正しいと思います!
妄想フィルターかかっているかもしれませんが、顔立ちがちょっと似ていたり、ハイドにはどうも大五さん(『五星戦隊ダイレンジャー』)の匂いを感じて、現状けっこうお気に入りで見るモチベーションになってくれそう。
今回気付いたけど、各人のヘルメットに横向きのシンボル生物の意匠があしらわれているのが格好いい。変身時のエフェクトも、そこから来ていたのか。


◆epic6「ブレイクアウトゴセイジャー」◆ (監督:竹本昇 脚本:荒川稔久
何やら落ち込んだ様子の望。
「馬鹿にされたんだ……」
家に得体の知れない無職(自称・天使)を5人も住まわせてるからですか?!
と思ったら、逆上がりが出来ない、との事。
「逆上がり……てなに?」
…………うーん、前回やたらに生活感出して、今回は天使の人間界知識ギャップネタで来られると、フォローのしようがががが(笑) 話の転がしやすさ優先でその辺りのラインをあまり考えてなさそうな気配はあったのですが、やはり考えていないのか(^^;
望に逆上がりを教えようとするアラタだが、カマキリ星人にやられた負傷の影響で失敗。それを見た望は、「逆上がりなんて人生に無駄な事なんだ。僕はいっぱい勉強していい大学に入ってあいつらを顎で使うホワイトカラーになってやるんだ」と人生の暗黒面に堕ちてしまう。
そんな時、街に快傑韋駄天ドラゴンフライが出現。
「はははは、すかっと参上! すかっと蹂躙! 人呼んで、韋駄天のヒドゥ!」
序盤から、中尾隆聖とか高木渉とか、高性能怪人声優をがんがん使ってくるなぁ。
ドラゴンフライの高速移動攻撃と流星カマキリの再登場に、完敗するゴセイジャー。4人はアラタが用いた風の動きを感じて高速移動を耳で読む戦法を習得する為に訓練を行い、左手の傷が癒えないアラタはそれを乗り越えてカマキリに立ち向かう為、望に教えると約束した逆上がりの訓練に励む。
傷を癒すのではなく、精神力と根性で怪我そのものを無かった事にして乗り越えるとか、往事の広島カープか最近のヤクルトスワローズみたいな(待て)
再びドラゴンフライとカマキリが現れ、地球人を無駄な存在扱いするカマキリに怒りを燃やすアラタ。
「無駄って言ったな……クズって言ったな……。そんなわけないっ。どんな小さなものだって、この世に無駄な存在なんかないんだ!」
ゴセイレッドは咄嗟の逆上がりアクションでカマキリに痛烈な一撃を浴びせ、ドラゴンフライは4人が海産物ラッシュで撃破。巨大化したドラゴンフライとは何故か全力の追いかけっこが始まり、黒と黄の根性に応え新たなゴセイヘッダー、ランディックブラザーズが登場。
まだしも関連性の見えたシーイックですが(色彩も統一されているし)、ランディックはティラノ・クワガタ・モグラと、潔く統一感皆無。
降臨したランディックゴセイグレード(蛇頭と虎頭が移動して膝につく辺りのギミックは好き)は強化された走力でドラゴンフライに追いつくと、ドリルモグラキックで天罰執行するのであった。
「この世の中に無駄な事は無いもん。やってみるのが大事なんだ」
ラストは、アラタ達の戦いに胸を打たれ、フォースの暗黒面から解き放たれた望が逆上がりの練習をする姿を見守る5人、でオチ。
ところでアラタと望の鉄棒を握る手の向きが逆なのですが、どちらが正しいか調べたら順手(アラタの握り方)が正しいそうなので、5人はせめて、望に握り方を教えた方がいい。


◆epic7「大地を護れ!」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:大和屋暁
街で出会った爺さんにアグリが相撲に負けて景品としてエリが連れて行かれ、エリを取り返す為にアグリは爺さんの家で農業に従事する事に。奥さんを亡くして身寄りのない老人だと思って親身になる2人だが、実は奥さんは元気で旅行中なだけだった……と、アクの強いゲストキャラが出てきて、いい話パターンからそうはさせじとドタバタにして落とす、という如何にもな大和屋脚本。
頭脳派シロアリに攻撃パターンを研究されて苦戦するゴセイジャーだが、《ファーマー》スキルを手に入れたアグリの奮闘で大逆転。
「あの爺さんの農家でこきつかわれたぐらいで強くなれるなら、全国の農業従事者のみなさん全員が、格闘家として大成してる!」
……確かに一番シロアリにダメージを与えたのは、可愛い可愛いくすぐり攻撃でした。
……早く護星界と連絡がつくようにならないと、ゴセイジャーの男性陣が人間界でどんどん未知の性癖に目覚めていくのを止められません。
ロボ戦の時、背景で黒煙が噴き上がるのは格好良かったです。
しかしこの話、景品役はエリでなくてモネでも成立したと思うのですが、エルフもドワーフも兄妹で絡みすぎなので、敢えてエリにしたのでしょうか。ここまでエリがやたらヒロイン扱いなのに対して、モネの扱いがちょっと粗雑なような(^^;
ところで、望とゴセイジャーが食卓を囲むシーンがあって、農家から帰ってこないエリとアグリの席の前には空席を強調する為の食事が用意されているのに、そもそも天知博士の席がないのですが、博士はやはりデータスの中に入っているのか、或いは博士の正体がデータスだったのか、それともそもそも天知博士は存在していなかったのか。そこはかとなくホラー。