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はじめての『プリキュア』4

◆『GO!プリンセスプリキュア』#6◆
OPが映画宣伝モードに。
編集の関係で、
〔美形と踊っていい雰囲気になる赤い髪の子→「ちょっと待ったー」と壁をぶちやぶって他のプリキュアが乱入しバトルに→それを観戦してやんやと喝采を浴びせる不思議生物たち〕
という、少女達のキャットファイトを娯楽にする異世界のごろつきども、という地獄絵図のような構成になっていますが、それでいいのでしょうか。
それともこれは、痛烈な風刺なのか?!(^^;
新たな不思議生物、マジカルティーチャー、ミス・シャムールが登場。
「強さ・優しさ・美しさを兼ね備えた究極のプリンセス、グランプリンセスを目指せ」という目標が提示されたのは良いのですが、どうしてゼツボーグとの戦闘と並行してグランプリンセスを目指さなくてはいけないのか、グランプリンセスになると何かいい事があるのか、という理由の紐付けが一切されない為、はるかが「プリンセス」という単語に騙されている感じだけが加速していきます(笑)
この子このままだと、将来間違いなく、ネズミ講とかに引っかかる!
みなみときららにとって「グランプリンセス修行」が完全にはるかの付き合いになってしまって、これは「プリキュアの戦い」と関連付けてくれないと困るな……と思っていたら、Bパートで王子と通信が繋がり、王国の秘宝である12のドレスアップキーがはるか達の世界に飛んだ事、それを集めてグランプリンセスが用いる事で、悪の女王が絶望の門に封じた王国の人々の夢が解放されるであろう事、という目的と繋がり、ほっと一安心。
……はいいとして、はるかが持っていたドレスアップキーは、10年以上前に単独で王国を飛び出していった物(カナタが幼いはるかと出会ったのは、ドレスアップキーを回収しようとしたその時)であると判明し、王子、キーとはるかが出会う運命だったノリではるかに渡して帰ってきてしまったとの事なのですが…………王国が侵略されたの、それが原因では。
まあ王子、どうやらひとりレジスタンス遂行中のようなので、〔《統率》80/《武勇》95/《政治》10/《知略》5〕ぐらいのステータスの人なのかもしれない。
戦って、勝てばいいのだ!
王国におけるプリンセス像が肉弾系ヒーローなのも、これで辻褄が合いました。
そう、人の上に立つ者に必要なのは、全てを超える圧倒的パワァーーーーー!!
この世には、支配する者とされる者、どちらかしかないのだ!
新たな幹部ロックに、今回も汗臭い野球男子が大雑把に怪人の素体とされ、プリンセスプリキュア初めての3人揃い踏み。2人の時もやっていましたが、単体バンクを順々に流すのではなく、小刻みに混ぜて使うというのは、面白い。そしてやっぱり「強さ」担当だったキュアフローラは、窮地をジャイアントスイングで逆転。
黄「うちのフローラを、甘く見ないでよねっ」
青「遅咲きの花ほど、大輪なものなのよっ」
持てる者達の残酷な余裕……!
野球ボーグを撃破したプリキュア達はナイター照明の上でヒーロー立ちし、ドレスアップキーの探索とグランプリンセスを目指す、という二つの目標の為に励む事を誓うのであった。
ドレスアップキーは12種類、OPも考えると、これから追加戦士が加わって、4人×3フォームになるのかしら。3人揃った所で「プリンセスプリキュアとして戦う理由」が明示され、設定面がスッキリ。そして王国が戦う集団だと判明し、プリンセスの定義付けもスッキリ(え?)
今後はいつ、「何あのちんくしゃ、みなみ様に取り入った上にきららさんとまで親しくしてるなんて、上手いことやったわねむきー」から始まる寮での陰湿な嫌がらせという展開が発生するのか、楽しみです(わくわく)。