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『鳥人戦隊ジェットマン』感想26

◆第38話「いきなりハンマー!」◆ (監督:蓑輪雅夫 脚本:増田貴彦)
いきなりバイオ次元獣との戦闘シーンからスタート。バイオ次元獣(パラボラトカゲ?)を倒したジェットマンは、巨大化寸前の次元虫を冷凍する事で捕獲に成功し、その分析を行おうとする。
「次元虫の弱点を握られれば我らの最後だ。表次元侵略を諦めねばならん」
……けっこー、追い詰められているな、バイラム(笑)
怒りのトランザはマリアをお仕置きすると次元虫を取り戻しに出撃。その頃ジェットマンは、捕獲した次元虫を谷口遺伝子研究所に運び込んでいた……と、珍しく、外部の組織が登場。そこには共にラグビーで汗を流した仲であり、かつてはスカイフォースを目指していた竜の旧友・柳が働いていた。
「竜。俺はおまえが羨ましいよ。地球を護る英雄として、華々しく活躍している。それに比べ俺は……」
……そういう、認識なのか(笑)
ちなみに柳が無事にスカイフォースに入隊していた場合、第1話であぼーんしていた可能性が高いので、柳は今生きている幸いを素直に感謝した方が良い気がします。
(そうだ、この次元虫があれば、俺は……)「……名声を、手に出来る」
だが、劣等感から功名心に逸る柳は次元虫を持ち出して個人的に研究しようと、収めたカプセルをすり替えてしまう。ところがそこへ、姿を透明にできるハンマーカメレオンが侵入し、ジェットマンはカメレオンを倒すも、柳が密かに持ち出そうとしたカプセルは池に落ちてしまう。
友に疑念をぶつける竜だが、戦闘中に吹っ飛んだカメレオンの腕と池の中で冷凍状態から目覚めた次元虫が融合してハンマーカメレオンが復活。逃げ出した柳は竜に対し、自分がケースをすり替えた事を認める。
「おまえはいつも栄光に包まれていた。だが俺は……」
「次元虫を横取りして、それで栄光が掴めるとでも思ったのか!」
「軽蔑しろよ。おまえはいつもそうだ。何気ない顔して、心の底では他人を見下してるんだ!」
戦士としての狂気は抜きにしても、他者に対しても常に真っ直ぐである事を求めがちな竜に対して、能力に裏付けられた正論が腹立たしい時もあるんだよ! と言葉のタックルを浴びせる柳。
友の裏切りと残酷な言葉を突き付けられながら、それでも竜は襲いかかってきたハンマーカメレオンから柳をかばい、柳はその姿に歪んでしまった自分の姿を見つめ直す。
「こんな俺の為に……!」
柳はラグビーで培った脚力で大量の戦闘員をかきわけると、消火器の泡をカメレオンに浴びせて戦闘をフォロー。
「柳……見事なトライだったぜ」
変身したレッドホークは透明化能力を発揮できなくなったカメレオンを蹴散らし、そこにやってきたトランザと激突。ビークスマッシャーから放たれる謎の反射ビームもかわすトランザ、とスピード感のある格好いい戦闘。
「なかなかやるな、レッドホーク」
そしてトランザ、鮮やかなライバル強奪(笑)
鳩に負けた裏次元伯爵は、今頃一生懸命、玉座を磨いています。
トランザの指令で巨大化したカメレオンはガルーダで撃破。教授に自分の行為を告白しようとした柳田が竜がそれを止め、2人の青春ラグビーシーンでエンド。
90〜92年のメタルヒーロー、いわゆる《レスキューポリス》シリーズ3部作に数話ずつ参加していた増田貴彦の脚本ですが、旧友の葛藤、劣等感からの心の歪み、明日があるからやり直せばいいのさ的なオチ、と凄く《レスキューポリス》ぽい1本(笑)