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『百獣戦隊ガオレンジャー』感想8

◆Quest9「双子が微笑む」◆ (監督:竹本昇 脚本:武上純希
束の間の休息に訓練と買い出しに励むガオレンジャー。ホワイトが父に武芸十八般を叩き込まれていた事、ブラックが相撲を辞めた後に花屋で働いていた事がそれぞれの台詞で判明。
黒はもう、何だかよくわかりませんが、白はやっぱり、教団の精鋭騎士として育てられたという事でいいのか。
そして黄色は、懐かしい警察署を見て感慨にふけっていた。
やたらと主導権を握りたがるのは元警察官の正義感? と思ったら、署の前でどうやら昔お世話になっていた刑事と出会い、本当にヤンキーだったようです。
パイロットになるなんて言ってたが、空、飛んでんのか?」
「……ああ、時々な」
という会話はちょっと良かったのですけど、残念ながらこの刑事に、この後特に役割は無し。
街で携帯電話オルグが暴れだし、携帯から放たれる超音波に苦しむ人々。一足早く駆けつけるイエローだが、携帯電話をコレクトするオルグがGフォンに目を付け、猛攻を受けて負傷。オルグの超電磁波結界による通信妨害で仲間とも連絡が取れず孤立した黄色は、オルゲットに囲まれた所を白黒の謎めいたサイキック双子に助けられる。
見るからにチンピラのイエローが、口元から血を流していたり、腹に包帯を巻いて倒れていたりすると、迸るVシネマ感。
双子への恩返しで黄色は警察署に潜入して双子が欲しがる花を入手し、その礼として双子からドングリの種を受け取る。ガオキングが携帯電話オルグとの戦いで危機に陥ったその時、ドングリはガオの宝珠へと姿を変える――双子の正体は、二頭の子熊のパワーアニマル、ガオベアー&ガオポーラーだったのだ!
冒頭で黄色が警察署を見て「立派になったなぁ」みたいな事を言っており、おそらく、警察署の増改築で裏の山なり森なりが崩されて双子クマの力の源が地下に埋まってしまい、双子が力を発揮するにはその現場まで行ってイニシエーションを行わなければならなかった……とかなんとかそういう事だとは思うのですが、尺に収めるにはややこしくなりすぎるのでカットという判断でもあったのか、一切説明が無い為、ただただ謎の展開に。
まあもしかすると、黄色は警察署の中に潜入すらしておらず、全ては朦朧とした意識の中での神秘体験だったという可能性もありますが!
基本設定として、最初のライオンと赤のように、“パワーアニマルとガオレンジャーは引かれ合う”という事なのでしょうが、初の追加パワーアニマルだったゾウを白ではなくテトムと繋げてしまった為、その要素が物語の中で強調されるどころかぼんやりとしてしまい、青とキリン、黄色とクマ、の交信と話の成り行きがひたすら都合が良いだけになってしまったのは残念。
まだしも最初のゾウと白から、“パワーアニマルとの交信”という形で話を進めておけば、そういう関係なのだ、という事である程度の説得力が生じたのですが。
ガオベアーとガオポーラーは炎と冷気のブレス攻撃を携帯電話オルグに浴びせると、ガオキングの両手に百獣武装し、ガオキング<ダブルナックル>が誕生。
「なに?!」
「「「「「すげぇ!」」」」」
と、誰も理屈がよくわからないまま、オルグの超電磁波を無効化すると、両手からの光線同時発射でオルグを退治するのであった。……ところが、快勝も束の間、突然ガオラインが腹痛を訴え、ガオキングが強制分離してしまう。果たして、何が?!
「これは面白い事になりそうだぞ。ふははははは」
それを見て笑うシュテン様の出番は、今回ここだけであった。