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はじめての『プリキュア』感想14

◆『GO!プリンセスプリキュア』#19◆
梅雨時の寮は娯楽が無くて退屈ね。……そうだわ、愚民どもの鼻先にニンジンをぶら下げて右往左往する様を楽しみましょう ほほほほほ。
というわけで開催される、寮内宝探し大会。
まず今回良かったのは、3人一組のチーム分けで、はるか、きらら、みなみをバラバラにした事。
きららは、同級生から「思ったより打ち解けやすかった」と言われ、みなみは生徒会女子から「前より笑うようになった」と言われ、自分達の変化を感じ取る。
この変化を、3人+1の身内だけではなく、外側のキャラクターから言わせた事で客観性が出ました。
(私、少しは、頑張ってこられたのかな)
そしてはるかもまた、自分の歩んできたノーブル学園での日々を、成長として感じ取れるようになる。
自分では気づけない変化や成長に、他人からの言葉で気付けるようになる、という構成で、ここに寮生のサブキャラを加える事で、学園の意味を出した上で手前味噌にしなかったのが良かった。
宝探し大会、最後の問いは、「見る人によって違うものとなり、毎日少しずつ変わっていくもの」。
――その答えは、“鏡に映る私”
「みなさん、宝物を見つけましたね。人は自分でも気付かない内に、少しずつ変わっていくものです。みなさん、鏡に映る自分は、どうでしたか」
白金さんが綺麗にまとめたのも、今回のテーマが寮(学園)という事で、良かったと思います。
だがその時、トワイライトの意趣返しに自発的に出撃してきたシャットが食堂のおばさんからゼツボーグを生み出し、巨大な炊飯器が寮を襲う。プリキュアは炊飯器の凄まじいパワーに苦戦するが、傷だらけになりながらも決して諦めない!
「守って……みせる!」
「私達の、この寮を!」
「私達が、一歩一歩成長できる、大切な場所だから!」
リリーの一撃が炊飯器を転ばせ、プリキュアは逆転勝利。雨上がりの空の下、はるかはバイオリンを手に夢への思いを馳せるのだった。
(大丈夫。少しずつ、少しずつ、プリンセスに近づいている……)
前回が、「夢とプリンセス」に関するこれまでのまとめと発展だったとすると、今回は今作のもう一つの軸である「学園と寮」の意味を、綺麗にまとめたエピソード。正直ここまで、全寮制という設定は持てあまし気味で巧く使えていませんでしたが、成長途上の少女達、に対して、その成長の学びと同時に気付きの場、と置く事で物語の中にうまく収めました。
“誰か”がそこに居なければ、人は己の変化に気付く事が出来ない、だからこそ、そういう場が大切なんだ、と持ってきたのは今回お見事。
……男子は多分、男子寮の中でボール遊びとかして挙げ句に窓ガラスを割って反省文を提出とかいう事になっているけど、男子だから仕方ない。
一方その頃、1人レジスタンスに勤しむカナタ様は悪を成敗すると白馬にまたがり、 鳥取砂丘を駈けていた 湖畔でバイオリンを奏でていた。
久々に尺のある登場という事もあってか、今日のカナタ様はイケメン度が2割増しぐらいのような。
そして――何かに呼ばれるようにとある城の中に入り込んだトワイライトは、そこでプリンセスパフュームを見つける。闇の力とプリンセスパフュームが出会う時、果たして何が起こるのか?!
予告から、前回盛り上げた所で1本軽い話を挟むのかと思いきや、軽めは軽めながら、予想外にしっかりと足場固め。
トワイライト様がまたがる馬が、顔が鍵になっているゼツボー馬だったり、梅雨時にやってきたシャットが傘を差していたりと、小技もお洒落。
また、ミス・シャムールの口からバイオリンをきっかけにカナタ妹の存在が語られました。以前に推測した通り、シャムールの表情がしっかり伏線になっていたようですが、リトル・プリンセスの髪の色、ピンク……? ちょっと捻りを入れてきましたが、そろそろ、人間関係が色々と絡み合いそうなのは楽しみです。
次回、革命勢力、侵攻。