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『百獣戦隊ガオレンジャー』感想18

◆Quest24「銀狼、閃く!!」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:酒井直行)
OPの表記はどうして、GAO SILVER(笑)
遂に邪気から解放され、人間の姿を取り戻した百獣忍・シロガネ。平安戦士の服装に悩んだのでしょうが、どう見てもニンジャです。困ったらニンジャです。ニンジャは平安時代から日本の平和を守っていたんだよ!
先代巫女へのストーカー疑惑の晴れた先輩を教団に暖かく迎え入れようとする5人だが、ロウキ時代の事を気にしたシロガネは走り去ってしまう。
ガオレンジャーを殺そうとした事を気に病むシロガネですが、街で大暴れした件については一切触れないので、人間性にやや疑問を感じます。……平安時代には自動車とかビルとか無かったからシカタナイ、かもしれない。
「勘違いするな。俺は今でもお前達の仲間だ」
ウルニンジャーは嘘をついてウラに近づくと宝珠を奪い返そうとするが、失敗。ウラは泥人形に4つの宝珠の力を与え、ゾウ、キリン、クマ×2、という4体のパワーアニマルの力を持ったキマイラオルグを誕生させる。駆けつけるガオレンジャーだがキマイラは破邪百獣剣を弾き返し、獣の力で5人を追い詰める。
5人を助けようと生身でキマイラに立ち向かうも敵うべくなくあしらわれるウルニンジャ−。だがその時、前回ガオキングの必殺シュートを受け、SGGK(スーパー頑張りゴールキーパー)ばりに吹き飛んで宝珠の姿に戻っていたオオカミ、ワニ、ハンマーヘッドの3体のパワーアニマルが、復讐や憎悪を乗り越えた不屈の正義の魂に応え、シロガネの元に集うとGブレスフォンへと姿を変える!
……例えばここで、シロガネの再起にテトムが絡むなりすればテトムのヒロイン力も上昇するわけですが、実況席からコメントの一つも無いままシロガネが1人で盛り上がって再起動してしまうので、とにかく何もかもが連動しません(^^;
ウルニンジャーはGブレスフォンによりガオアクセスし、銀色のスーツに身を包んだガオの戦士が誕生する……その名を、閃烈の銀狼・ガオシルバー!
シルバーは、ソード(剣)、スナイパー(銃)、ブレイク(打杖)の3形態を持つガオハスラーロッドを用いてキマイラを滅多切りにすると、トドメはブレイクモードで標的をフィールドに捉え、ガオの宝珠をビリヤードの要領で打ち込む破邪聖獣球で、邪気玉砕。後輩達に対して、格好良さの格差社会を見せつけました。
巨大化したキマイラに対しては百獣召喚し、オオカミの角が引っ込んで口を開くと中から人面タイプの顔が現れる、綺麗なガオハンターことガオハンター・ジャスティスが降臨。ガオレンジャーもガオキング<ストライカー>を召喚し、力を合わせた必殺技連打でキマイラをガオラオ。
その勢いでシルバーは逃げるウラに躍りかかると、まさかの瞬殺(笑)
確かにもう2クールも終わりなのですが、ロウキを復活させる→放置していたら記憶が戻りそうになる→慌てて洗脳しようとするがゴッドに台無しされる→シルバーにさっくり殺される、と約1クールを使って立派すぎる踏み台だったという、無残なリタイア。
策士キャラという扱いだったのかもしれませんが、ロウキを巧く使ったというより終始ロウキに振り回されていた為、良い印象がありません。とにかくロウキ編は肝心の要素である「ロウキ(シロガネ)の記憶」について、敵も味方も関わらない所でロウキが1人で混乱していた為、記憶を取り戻すとかそれを邪魔して利用する、とかいった部分で全く盛り上がりませんでした。
ガオレンジャー側がロウキの記憶の回復に関わる事で、ロウキに対する疑問と葛藤が生じ、それを妨害しようとするウラの存在感も増し、ウラを倒すカタルシスも生じ、と物語に繋がりと厚みが生まれていくわけなのですが……てんでばらばらの状態のまま、ゴッドが書類にサインして終了、てどうしてそうなった。
ツエツエとヤバイバは吹き飛んできたウラの部品(どこだ?)を拾って逃亡し、シルバーは取り戻した宝珠をガオレンジャーへと手渡す。
「確かに返したぜ」
「どこに行く?」
「さあな、風に聞いてくれ」
つい先程まで、超ノリノリで「俺と!」「おまえの!」「Wタイフーン!」みたいな感じでロボットに乗っていたのに、いきなり豹変(^^;
やはりパワーアニマルとシンクロすると、徐々に精神が獣に冒されてオルグ殲滅しか考えられなくなっていくようです……。
宗教、怖い。
カルトによるマインドコントールを脱し、平安ハードボイルドを発動したシルバーに、ニンジャが素性を明かしてはならぬ、とイエローがガオジャケットを渡し、それを受け取った銀はいずこへか歩み去るのであった……。
果たして平安ハードボイルドニンジャは、2001年に対応する事が出来るのか。明日から、新聞の三面記事を欠かさずチェックだガオレンジャー
追加戦士の登場と活躍編という事でテンポ良く進み、アクション回としては楽しめる出来だったのですが、テトムは話に絡まない、ゴッドに至っては一切出てこない、と前回まで都合良く使ったキャラクターを全くシルバーに繋げない、という無責任なシナリオ。使った要素は責任持って始末してほしいのですが、とにかくその辺りが大雑把です。完全な仲間入りの時に絡むのかもしれませんが、もう少し丁寧さが欲しい。
次回、「ビリヤード――これぞまさにハードボイルドな男に似合う、大人の競技だ」(by左翔太郎)