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『手裏剣戦隊ニンニンジャー』感想・第25話

◆忍びの25「夏休みスペシャル  夏だ!ドラキュラにご用心」◆ (監督:竹本昇 脚本:毛利亘宏)
お友達とショッピング中に芸能事務所にスカウトされた風花は、人気俳優シルバーと共演する映画のヒロイン、ミス・ドラキュラを選ぶオーディションを受ける事に。ところがそのオーディションは、美女を集めて生命エネルギーをいただこうとする、西洋妖怪ドラキュラの罠であった……。
キンジ、意外と活躍(主にコスプレで)し、八雲とコンビ決裂の危機(笑)
前回までの流れで女装担当は八雲とキンジだと思ったのですが、さすがにキンジは背がありすぎるという事になったのか、八雲と凪がオーディションの参加者として会場に紛れ込む事に。……まあ、霞が普通に参加しているので、この2人が女装する必然性は極めて低いのですが。下手すると、煽るだけ煽って、霞は最後に参加を決めた。
…………そういえば、まだ凪に、前々回のお仕置きをしていませんでしたからね(ガタガタ)。
そんなわけで、八雲に比べて今ひとつノリが悪かったのか、脇の処理を怠る凪。
覚悟が足りません。
肝心のドラキュラは、オーディションに集まった一般女性と区別なく、八雲と凪を普通に襲い、戦闘シーンではライオンハオーからもちゅーちゅーしているので、ドラキュラ界の中でも名うての変態だったと思われますが。
キンジは山荘の使用人になりすまし、そしてただ1人、何の変装もしないまま、正面から乗り込もうとするタカ兄。
段々、作り手の方で天晴のバカさの加減が掴めてきたのか、最近の天晴は、好感の持てるバカになってきたのは良い所。また今回は、風花に迫るシルバーに随所で苛立ちと怒りを見せており、いつも以上の正面突破に説得力を増しています。
サブライターで入っている毛利さんが『ニンニンジャー』の家族テーマを真っ当にやろうとしているようで、父の日回に続いて、今回の天晴は風花にやたら優しく、いいお兄ちゃんぶりを発揮。
むしろ若干、父さんの変装を疑いたくなるレベル。
野球回を受ける形で、「夢ってなんだろ?」と惑う風花に、天晴が自分なりの「夢」を語るシーンは、今作にしては珍しく、過去のエピソードと意識的な関連付けで流れを作ったのは良かった所。
姿を現したドラキュラにより、一般参加者のみならず、八雲、凪、霞が次々と倒れてしまうが、キンジの餃子作戦により、ドラキュラの正体がシルバーのマネージャーであった事が判明。
太陽の光は大丈夫だけどニンニクは駄目、というドラキュラの設定は物語都合もいい所ですが、妖怪ハンターに「今時のドラキュラは……」と解説させる事で、強引に理屈をつけました。強引ですが、キンジが久々に妖怪ハンターらしい使われ方をしたのは評価したい(笑)
白・赤・金が連携攻撃でドラキュラを撃破して吸い取られた生命エネルギーは無事に戻り、巨大ドラキュラはライオン&ドラゴン・ダンプ・リニアで撃破。夏休み編はロボ戦は変則パターンという事で、各オトモ忍を使ってきたのも良かったです。
クライマックス前に、カーテンを閉め切って怪しげな棺が置かれたシルバーの部屋が映るのですが、この作り込みを見る限り、撮影段階ではシルバーがもっと胡散臭くてドラキュラの正体っぽく匂わせるシーンがあったけど、尺の都合でカットされたのでしょうか。お陰で、シルバーはただの空気を読まない変態紳士になりました(笑)
あと、シルバーがカーテンをあっさり開くのと、棺の中から本物のマネージャーが飛び出してくるのがギャグとして成立しなかったのは、ちょっと残念。
ところで霞のシルバーに向ける視線が終始厳しいのですが、そもそもミス・ドラキュラコンテストを疑ってかかった所に始まり「(私ならともかく)風ちゃんに積極的にアプローチするなんて、この男は絶対に怪しい」と考えていたようにしか見えません。
家族愛と、女のプライドは別カテゴリなのです。
次回、愛と憎しみは裏表、ラストニンジャ中間発表で再び殺伐の予感。