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『百獣戦隊ガオレンジャー』感想30

◆Quest43「獅子、灼熱する」◆ (監督:諸田敏 脚本:赤星政尚)

「こんな時テトムの手料理を食べれたら、不思議と力が、湧くんだけどなぁっ!」
「テトムの手料理って、なんかこう……殺る気満々にさせてくれるからな!」

ここまで堂々と公式に発言されると、こちらとしても少々怯む所がありますが……TVの前の良い子のみんなは、
クスリ、ダメ、ゼッタイ
ガオレンジャーとの約束だ!
専属シェフとしての引き抜きを拒否するテトムを脅す為、ガオレンジャーを呼び出したラセツは、ドロドロのオルグ忍法により生み出した影ガオレンジャー(全身黒タイツにメット)とガオレンジャーを戦わせる。ガオレンジャーと全く同じ力を持つ上に、攻撃すると本体にダメージが跳ね返る影に追い詰められるガオレンジャー
だが戦闘中、ツエツエの事を認めさせようとしたヤバイバが、ツエツエの残したレシピによる料理をラセツに食べさせようとした事で状況が混乱。ラセツの命令で抹殺されそうになるヤバイバだが、たまたま持っていた鏡(ウラの魔鏡?)がドロドロの影分身の術を跳ね返し、自ら影を生んでしまったドロドロはファルコンアローを受けて死亡。
影による窮地から脱するガオレンジャーだが、巨大化したドロドロにより、オルグの邪悪な衝動が澱む冥界・鬼霊界に連れ込まれてしまう。アニマル召喚も不能でまたも追い詰められるガオレンジャーだが、外では掟破りのダイレクトアタックにより、パワーアニマルがラセツからテトムを救い出していた。
そしてテトムの祈りとガオライオンの咆吼が重なったその時、スーパー卵焼きの力により巨大化したガオラインはガオイカロスの上半身と合体し、偉大なる勇者・ガオケンタウロスが誕生する!
巫女と戦士とパワーアニマルというのが本来、今作において中心を成すべき三角形だったと思うのですが、先にその高位存在であるガオゴッド中心の話を展開してしまった為、流れが綺麗になりませんでした。一応構造としては、ゴッドが去った後だからこそ巫女が自分の力で戦士達を守ろうとする、と組んでいるのですが、そもそもゴッドの存在が、「巫女と戦士とパワーアニマル」の関係が積み重ねられてこそ意味を持つ――戦士視点でいえば、巫女とアニマルへの信頼の先にゴッドへの信頼が存在する――ものなので、それを逆にしたのは構成として大失敗だったと思います。
言うなれば、整地もしなければ土台の補強もせずに塔を建てたらやっぱり崩れて、その瓦礫の山の中に「定礎」を設置した感じ。
今回は百歩譲って、巫女とパワーアニマルに意味を持たせたのは評価するとしても、「信じられない事が起こりました」の一言で緊張感を粉微塵に破壊する毎度お馴染みナレーション爆弾、蓄積皆無なのに説明無き圧倒的暴力で全てを解決する新兵器、ケンタウロス強行突入後のガオレンジャー置き去りの戦闘、と例の如く例のようにの展開で全て台無しに。
次回、ラセツ、本気。


◆Quest44「亀岩(ガオズロック)、落ちる」◆ (監督:諸田敏 脚本:武上純希
「「ガオレンジャーの夢、この星を食らい尽くす。いよいよオルグの時代がやってくる!! ふふふはははははは……」」
消耗した体でガオズロックを緊急退避させるテトムだが、そこにもラセツが姿を現す。実はレッドがクリスマスオルグにGフォンを渡した際に、ラセツは自分の分身をそれに憑依させる事で、ガオレンジャーの動向を完全に把握していたのだった。更に分身体の魔力によりGフォンが破壊されてしまい、変身不能になる5人……と、リーダーの軽い行いで、窮地に立たされるガオレンジャー
この後の損害も考えると、リーダー、切腹もの。
ガオラオガオラオと唱えていればアニマルパラダイスに往生できるから怖いものなし生身突撃を敢行するもラセツにあしらわれ、駆けつけたシルバーもラセツビームであっさりやられると、Gフォンを踏み砕かれてしまう。
更にラセツは念動力でガオズロックを墜落させ、分身体と融合する事で巨大化すると、ガオズロックを完全破壊。怒りのレッドが突撃するもあっさりおやつにされようとしたその時、すんでの所で動物園に退避したテトムが、パワーアニマルと共に駆けつけ、窮地を救う。
……と、前回とほぼ同じパターン。
Gフォンは鹿の力であっさり修復され、復活したガオレンジャーはマッスルとハンターを召喚。ラセツを適度に痛めつけ、トドメはケンタウロスの連続斬りでガオラオ。
「敗北の味もまた……」「まったりとして美味」
「「ぐぁぁぁぁぁぁ!!」」
かくしてガオレンジャーは、ガオズロックを失いつつも、3体目のハイネスデュークオルグの滅殺に成功するのであった。
…………えー、43話の感想とほぼ同じ事を書きますが、どうして44話にもなって、テトムとガオの戦士の関係強化エピソードなのか。パワーアニマルとの関係含め、2クール目の内にやっておくような内容なのですが、2クール目に困った狼の人が、俺は誰だー、とぎゃーすか続けていたのが、やはり良くなかった。
ラセツは、前回今回とパワーアニマルのダイレクトアタックにダメージを受けまくり、結局、初登場時が一番強かった、という実に駄目幹部でした。……どうしてドンドン、幹部が駄目になっていくのでせう。
次回、宿無しになったパワーアニマル教団は、無事に年を越す事ができるのか?! こいつはヤバイバ!