はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2023〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

ミステリ2本

◇『すべてがFになる』
かなり身構えていたのですが、思ったより悪くなかったです。
というか、この頃の原作はやっぱり面白いのだよなぁ……としみじみ。
犀川先生が喋り出すとどうしても長いですが、西之園さんを細々と動かす事で出来る限り画面の硬直を回避しつつ、一つ一つの感情表現が細やかで、きちんと小説を動く絵に置き換えられているのは秀逸。。
クレジットを見る限りどうやら、後に書かれた(原作者の真賀田四季への愛で噎せ返る)『四季』の内容を交えながら再構成し、長編小説1作プラスアルファをじっくりやってくれるようですが、原作の刊行から約20年が経っているという事を思うと、一つの長編を細密にアニメ化する、という取り組みには面白みがあると思われ、2話以降も丁寧な造りに期待したい。


◇『櫻子さんの足下には死体が埋まっている
基本的な人間関係の8割をモノローグで説明するってTVアニメとしてはちょっと恥ずかしいと思うのですが、全体の雰囲気は嫌いではありません。勿論モノローグも、突き詰めればモノローグ芸として成立するわけではありますが、今の所、実に安易な印象。
そのくせ主人公の、甘エビにエキサイトする男子高校生、というのは台詞と動きで見せようとするのですがこれがあまり上手く行っておらず、むしろ主人公(語り手)とかぞんざいでいいから、ヒロイン(探偵)をこそ丹念に描写すべきだと思うのですが、どうもその辺りのバランスが悪い。
と文句を言いつつキャラ絵を見て凄い伊藤静感(謎)だなぁと思ったら本当に伊藤静だったので、先日まで『ヨルムンガンド』見ていた流れで何となく見ないといけない気がしているわけでありますが、素直に原作読んだ方がいいのかもしれないと思いつつ、とりあえず継続。