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『手裏剣戦隊ニンニンジャー』感想・第33話

◆忍びの33「八雲を愛したくノ一」◆ (監督:竹本昇 脚本:毛利亘宏)
「思えば、惜しい狐を亡くしたものよ。名はなんであったか」
十六夜……Q太郎にございます」
久々の名前ネタですが、これはやるならホント、徹底してやって欲しかったなぁ。途中で御家老が普通に呼ぶようになってしまったので、ネタとしてもう一押し足りず。
小槌は、前回カラクリ狐ロボと共に星になった九衛門の遺品としてイカ軍師が使う事になり、本人よりも巨大化アイテムが重要になるというこの展開は、誰かを思い出します。ブ……ブ……ううっ、ノイズが。
イカ軍師は忍び招聘の術で牙鬼家御庭番最後の刺客、極妻系くノ一・スズメバチを召喚。スズメバチの毒針は、受けたが最後、18時間以内に解毒剤を飲まないと必ず死ぬという恐るべきものであり、高空からの狙撃により、アカニンジャーが倒されてしまう。続けて仲間達に迫る毒針を、次々と弾き飛ばすアオニンジャー。
メイン回とはいえ、天晴が戦線離脱したと思ったらやたらに八雲が無双するという、このバランス(^^; せめて魔法を使ってくれれば色が出るのですが、剣術と体術で防いでしまうので、物語都合で八雲がドーピングされているだけになってしまっています。勿論、物語都合ドーピングも、そこに至る流れを組んだ上でなら構わないのですが、それが無いのでただ急に無双しているだけに。
「忍びたるもの、目的の為に仲間でさえ犠牲にするのは、当たり前や!」
命の危険を冒してまで仲間を守る青に苛立つスズメバチは下忍に組み付かせてその動きを封じるが、アオはかろうじて毒針を回避し、その攻撃は下忍に命中。
「貴様!」
話と会話の流れからすると、部下の命を何とも思わないスズメバチに対する怒りの叫びなのでしょうが、盾にしたの八雲。
「ウチは忍び、目的の為なら手段は選ばん!」
鎬を削る両者だが、もつれあった拍子に、八雲のミラクルマジック・床ドンが発動。精神判定に失敗したスズメバチは、アオニンジャーと恋に落ちてしまう。
ここから、スズメバチがアオ及び八雲の言動を全て一方的に恋愛に結びつける勘違い言葉遊びは、コミカルでそれなりに面白かったです。
色恋ネタに弱いニンニンジャーは、動揺した霞とキンジが次々と毒針を受けてリタイア。戦力半減したニンニンジャーは、八雲が自らを囮にした『ロミオとジュリエット』作戦を展開。伊賀崎流を抜けると宣言した八雲が凪と風花と剣を交え、スズメバチの毒針を故意に受ける事で自らに解毒剤を使わせ、それを奪い取る事に成功する。
敵とは言え純粋な恋心を利用するのはどうなのか という点については
「この人でなし!」
「人ではない――俺はニンジャだ。ニンジャなら目的の為には手段を選ばない。お前が言った事だ」
と、前半のスズメバチ自身の言動に責任を取らせる、というのはくるっと収まって良かった所。ここで収まったので、この後、毒針を受ける際にどうして変わり身の術を使わなかったのかと問われ、
「おまえの想いは本気だった。だから騙す以上、命を賭けるべきだと思った」
はむしろ、言い訳がましくなってしまい、いらなかったような。
フィーバータイムのアオニンジャーは単身でスズメバチを撃破し、巨大化したスズメバチは激熱で瞬殺。天晴の影に隠れがちだが、いざという時は八雲の決断力もかなりのものなのだ、と最近下がりっぱなしだった八雲を持ち上げて、大団円。
…………八雲が、もう少し、演技、良ければなぁ。3クール目なのでそろそろ、役者の演技で脚本や演出以上のものを出して欲しい所なのですが。
次回、ジライヤ参上!
予告の「みんな、見るでやんす!」でポイント+1。